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老朽原発うごかすな!ニュース (第13号)2020.09.11

2020-09-13 19:47:36 | 老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか
9月6日を 老朽原発廃炉の日に(報告とお礼)→ コチラ

9.6記録映像は → コチラ

賛同いただいた団体・個人 → コチラ

■■老朽原発うごかすな!大阪集会 1600人 参加■■

コロナ、酷暑、台風接近を乗り越え、9月6日、
「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」が大阪市内うつぼ公園で開催された。



近畿・福井・名古屋や全国の原発現地から駆けつけた市民・労働者
1600名が参加し、34万円を超える会場カンパも寄せられた。

司会は、反原発自治体議員・市民連盟関西ブロックの二木洋子さん。

主催者を代表して福井件小浜市・明通寺住職の中嶌哲演さんが、
「40年超えの高浜原発1、2号機と美浜原発3号機を何としても延命阻止し、
福島の惨禍を繰り返さず、後から来る可愛い者たちのためにも、
老朽炉の廃炉と原発ゼロの社会をめざそう」と力のこもった挨拶をされた。

続いて木原壯林さん(9・6大集会実行委員会)が、
「老朽原発廃炉を突破口に原発全廃を勝ち取ろう」と提起。
「原発は、事故確率の高さ、事故被害の深刻さ、事故処理や使用済み核燃料処分の
困難さなど、現在科学技術で制御できる装置でないことを、福島原発事故が
大きな犠牲の上に教えています。その原発が老朽化すれば、危険度が急増します」
それなのに関電は美浜3号機を来年1月に、高浜1号機を同じく3月に再稼働強行しようと企んでいるとし、
相次ぐ不祥事を逆手に再稼働阻止、人の命と尊厳が大切にされる社会をめざそうと訴えた。

関電の原発マネー不正還流を告発する会・末田一秀さんは
「3371人の人が裁判を起こしている。原発はヤミの金がないと動かないということがハッキリした」と訴え。

40年廃炉訴訟市民の会・草地妙子さんは、
「原子炉容器片の原データについて規制委員会は、関電は品質保証があるから
大丈夫だと正式に評価せず合格を出していた」と告発。

福井原発訴訟(滋賀)井戸謙一弁護団長からは、
「原発安全神話は二つある。一つは、規制委員会は世界最高水準である。
もう一つは、甲状腺癌200人の発生や、全国に汚染土はばらまくという。
いかに杜撰で間違っているか」と報告された。

老朽原発の地元から、福井県高浜町住民、美浜町住民、東海第二原発の再稼働を止める会
が発言(前2者はメッセージ)。
カンパの訴えが9・6大集会実行委員会・会計の橋田秀美さんから力強くなされた。

7年続けている若狭での「アメーバデモ」で聞いた地元の声を木戸恵子さんが報告。
原発賠償関西訴訟原告団、全国の原発現地からの参加者自己紹介、関西各府県の市民団体の決意表明
が続き、「1450万人の命の水源・びわこを守ろう」と原発のない社会へ2020びわこ集会実行委員会の
畑明郎さんが発言した。400回を超える関金行動を継続する脱原発はりまアクションの菅野逸雄さんも報告した。

そして、フォーラム平和・人権・環境、全国労働組合総連合(全労連)近畿ブロック、
おおさかユニオンネットワークという労働3団体が勢ぞろいし、それぞれの
代表あいさつがあり、集会決議提案・採択の後、全参加者による「老朽原発うごかすな!」の
いっせいポテッカー掲示で集会を締めくくった。

ある参加者は、「活気と暖かさのある、良い集会でした。デモの最後に大雨に遭い、
電車に乗るのが申し訳ないくらいびしょびしょになりましたが、最後まで、元気に
コールして、町行く方々に思いを届けることができたと思います。発信の大切さ、
今日もいっぱい感じました」。「現在、実稼働中の原発は僅かに2~3基。
酷暑の中でも電気不足になっていないことは、原発が無くても電力は足りている
ことを証明しています。」と。


第1グループ(滋賀、福井、全国)のデモ / 先頭左が筆者

コロナ蔓延で1万人超参加の達成は今後の課題となったが、集会後の
大阪御堂筋1時間半のデモは、後半灼熱の太陽が一転して、台風の影響による
土砂降りに見舞われ、歴史に残る想いで深い取り組みとなった。

大弾圧と闘っている連帯ユニオン関生の沢山の旗が、ひときわ見事に風に
たなびいていたのが印象的だった。

この日、滋賀県内では
JR堅田駅前と彦根の繁華街で集会連帯のスタンディングアピールがおこなわれ、
10月7日には第89回脱原発市民ウォークイン滋賀と
10月24日の「老朽原発うごかすな!滋賀講演会」も、
9・6おおさかに連帯して開かれる。

(さいなら原発・びわこネットワーク 稲村守)
【「さいなら原発・びわこネットワーク」ニュース43号より転載。一部、省略。】


■■ 関西電力に原発を動かす資格はない ■■

「9・6老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」は、
数々の困難を跳ね返しての集会でした。

まず、当初準備していた「5・17集会」がコロナで変更を余儀なく
されるところからの再出発であり、よく言われる「集会は開催するより、
中止の方が難しい」だったと思います。
実行委員会の皆さんの努力に敬意を表します。

◇関電の政・財・官への現ナマ工作は常態化

昨年9月発覚の関電幹部の原発マネー疑惑は、内部告発でやっと表に出たもの。
関電設置の第3者委員会発表(今年3月)では、収賄は75人に計3億6千万円以上
にも上り、最高1億以上の現金から菓子箱の中に小判、一着50万円のスーツ等々。
地元自治体などへの金権癒着は、30年前からとも判明。

このような関電に原発を動かす資格はありません。

◇福島の子どもの命を守ることは、私たち大人の責任

兵庫の活動と今日の集会の事です。昨年11月初めから、12月8日の
関電包囲大集会に合わせて「姫路から関電大阪本店」への
「老朽原発うごかすなリレーデモ」は、9日間で延500名が94㎞を歩き通した。

このデモは、兵庫の「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO
(43の市民団体加入)」の力と共に、今日の集会にも参加してくれている、
社民党、共産党、緑の党、新社会党等の協力と思っています。この集会を機に、
更に市民運動と立憲政党のつながりが深まればと考えています。

私たちの活動です。2012年夏から始めた「関電姫路支店」への
毎週金曜日抗議行動400回、私の地元加古川での「福島原発事故を
忘れない毎月11日行動」も100回に。私たちは常に
「福島原発事故を忘れない」を胸に活動し、福島の子どものいのちと
健康を守る事は、私たちの責任と思い、街頭や集会での福島の子ども支援カンパを
訴えて来た。8月末計177万円となり、毎月福島の子どもキャンプ支援に送っている。

関電を追い詰めるためには、それぞれの地元で声を上げると共に、
まず新電力に変えることも関電への抗議です。
すべての原発を廃炉にするまで闘いを強めよう。
(脱原発はりまアクション 菅野逸雄)


9.6集会で発言する菅野さん(中央右)と兵庫のみなさん


★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 第13号』
 ダウンロードは → コチラ

『自治体あて要請ハガキ』は → コチラ
『関西電力あてハガキ』は → コチラ
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