風に吹かれて、気の向くまま

人生折り返し地点を過ぎた下町男の思いつき。

14 日暮里寺院の林泉

2007年01月23日 | 今昔 江戸名所百景 
14 日暮里寺院の林泉

日暮里は上野の山から飛鳥山まで、西北に伸びた上野台地の谷中と道灌山との間にあった。
この台地の東側は崖になって居て、浅草田圃や荒川、江戸川、筑波山や日光の山々まで見る事が出来た景勝地だった。

日暮里は、昔は新堀と呼ばれていたが、美しい風景を求め訪れた人々が
ここで日が暮れるのを惜しんで酒宴を楽しんだ事から、日暮の里と呼ぶようになったという。

この辺りは寛永寺のある東叡山の領地であった事から、
多くの寺院が台地の上や西側の傾斜地に建てられ
これらの寺院の中には、台地や崖の地形を上手く活かし、
境内に奇石を使い築山を作り、林泉を植え花木を植える寺が多かった。






周辺の寺で有名になった寺は、名松船繁松がある花見寺とも呼ばれた青雲寺、
きりしまツツジで名のある修性院と妙隆寺(修性院に合併)。
雪見寺といわれた淨光寺などが在る。

この辺りを回っていた時は、正月気分がまだ抜けきらない時期だったので
七福神巡りをしている人が居ました。
浮世絵の描かれている様な、華やいだ雰囲気は無かったが
春に来たら…?


青雲寺(青雲禅寺)荒川区西日暮里3丁目6−4



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