金子貴一公式ブログ Taka Kaneko's Official Blog

秘境添乗員として国内外を飛び回り、フリーライターとして執筆と講演会を行う日々。

立川市主催第三回講演会終了

2015年02月07日 | 講演会
東京都立川市生涯学習推進センター「たちかわ市民交流大学•多文化共生・国際理解講座」

『世界の誰とでも仲良くなる法~秘境添乗員に学ぶ異文化交流術~』

第3回「異文化間交流~プチ実践編~」

2/7(土)14:00-16:00 無事終了!






 40名以上の方々にご参加頂きまして、誠にありがとうございました。

 今回はプチ実践編。私自身が遭遇した異文化間の問題を、参加者全員を約10名ずつ4つのグループに分けて、考えて頂きました。

 皆、真剣白刃で悩んで考えてくださいました。終了後、あるご婦人は嬉しそうに、「こんなに真剣に考えたのは久しぶり。本当に楽しかった!」と仰ってました!

 やはり、様々な人生の山を乗り越えて来られた高齢者が中心だったので、この実践編が楽しく充実したものになったのですね。

 以前、同じ事を大学生を対象に行いましたが、盛り上がりませんでした。

事例1)
「ミクロネシア連邦ナン•マドール遺跡保護プロジェクトに関わるワークショップ」


•ナン•マドール遺跡とは?

•ナン•マドール遺跡をユネスコ世界遺産にするための国際会議。
参加者は、ユネスコ、日本政府代表団(考古学者、植物学者、観光専門家)、ミクロネシア政府、地権者(国王、神官家)。

•2011年、日本政府系代表団の観光専門家として参加。
 
《問題》
 所有権を主張する国王に会いに行くと、「私は日本人と共に、ミクロネシア政府と戦争をする!」と叫び、今までの国際会議には参加を拒否していたことが判明。それに対して、日本代表は、「所有権問題は、当事者の皆様で解決してください」と突き放した。

 遺跡の所有権を巡って、政府、王家、神官家が対立していたのだ。

 さて、あなたならこの事態をどう乗り越えますか?

事例2)
ボランティア団体「中国福建省残留邦人の帰国を支援する会」代表(1995-98)


•福建省残留邦人とは?

《問題》
 ボランティア代表団が福建省の村にやっと到着すると、村長や村の重役と会談。村長は方言で、「新たな蛇頭がやってきた」と重役たちに耳打ちした。

 帰国後、今度は蛇頭からコレクトコール電話があり、「すぐさま止めろ!」と怒鳴られ、在日華僑からは「あんたこんなことしていたら殺されるよ!」と言われた。

 さて、あなたならこの状況をどうやって乗り越えますか?

 これらの問題には、正解はありません。それぞれのグループがまとめた回答にコメントをさせて頂き、最後に私自身がとった行動と、どのように解決して行ったのかを話させて頂きました。
 
 全員が真剣に参加してくださった結果、会場は異様な歓びに包まれました!

 私自身は、この直後に成田空港に直行。アルジェリアの添乗に向かいましたが、最初の2~3日はこのセミナーの興奮状態からなかなか頭を切り替えることが出来ませんでした。


 
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「秘境添乗員に学ぶ異文化交流術」講座開催!

2015年02月05日 | 講演会
「秘境添乗員に学ぶ異文化交流術」講座開催!
お申し込みは閉め切らせて頂きました。
ご参加、誠にありがとうございました!





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立川市主催第ニ回講演会終了

2015年02月01日 | 講演会
東京都立川市生涯学習推進センター「たちかわ市民交流大学•多文化共生・国際理解講座」

『世界の誰とでも仲良くなる法~秘境添乗員に学ぶ異文化交流術~』


第2回「私の異文化体験~日本の不登校児が、アメリカ高校留学から、エジプト大学留学へ~」

1/31(土)14:00-16:00 無事終了!




 この日は、41名様もの受講者がお越し下さいました!

 今回は、中学•高校で不登校だった私が、教育問題から社会問題全般に興味を抱くようになり、ついには、問題解決のため、世界の諸文化を学びにアメリカ、エジプトへと留学した際の異文化体験の数々をお話させて頂きました。

 旅行とは違い、海外で生活するとは、入国当初の楽しい「ハネムーン期」、カルチャーショックで苦しむ「ショック期」、そして、その国の言動•振る舞いを身につけ、現地に溶け込む「回復期」と「安定期」。その後、日本に帰国した際に経験する「逆カルチャーショック」とそれからの「回復期」という過程を経ることです。

 前回の固い話とは打って変わって、柔らかい話が中心だったので、多くの参加者は楽しんでくださったようです。

 アンケートの回収率も高く、貴重なご意見も頂きましたので、次回の最終回に反映していきたいと思っています。

 嬉しかったのは、60-70歳代が中心のなか、高校2年生の男子生徒が、「海外に行ってみたい」と興味を持ってくださったことです。

 スタッフや一部の参加者と行った反省会では、今後、後半2回を行うことができたなら、若い方々にも多く参加して頂き、海外に羽ばたく切っ掛けとなればと話し会いました。

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