金子貴一公式ブログ Taka Kaneko's Official Blog

秘境添乗員として国内外を飛び回り、フリーライターとして執筆と講演会を行う日々。

「隠れキリシタン紀行」のご感想

2007年11月09日 | 金子貴一同行シリーズ国内編
 皆様、大変お疲れ様でした。

 私(金子)は、鎮魂の旅と申し上げた「隠れキリシタン紀行」後も、西日本各地での慰霊の旅を続け、先程、帰宅致しました。長年させて頂きたかったことを、思い切って実行できて、本当に有難かったです。(フリーの仕事は暇なようで、実は、完全な休日はまずないのです)

 皆様をJR博多駅と福岡空港でお見送りすると、トンボ帰りで生月島に戻り、隠れキリシタンのご案内で主要殉教地を全てお参りさせて頂きました。最後に、「島の館」で行った学芸員氏へのインタビューは充実したものでした。

 一方、下関では、靖国神社の原型となった江戸末期に作られた日本最古の招魂社「桜山神社」や、発案者である高杉晋作の終焉の地と墓地がある「東行庵」に参拝。その後、兵庫県加古川市の鶴林寺で、「特攻隊慰霊碑」に手を合わせました。

 その足で移動した高知では、「高野山の旅」参加者のお二人がとても温かくして迎え入れて下さいました。ありがとうございます!ここでも、坂本竜馬が思い出されて、何か「維新から続く国に殉じた方々を慰霊する旅」になっておりました。

 高知を出発、松山を経由して帰京した今日は、朝から場所を変え、形を変えて美しくも荘厳な「彩雲」「光冠」「幻日」と言った「気象現象」が日没まで続き、一連の慰霊の旅に対する諸霊からの答えを頂いたようで、とても、尊いクライマックスとなりました!

 真青な大空に浮かぶあちこちの雲が、代わる代わるコバルトブルーや、エメラルドグリーン、そして、パステルピンクに光り輝き、とても、この世のものとは思えない光景でした。

 さて、参加者の方々から、早くも終了翌朝からご感想を頂きましたので、掲載させて頂きます。

 眠い今日が始まりましたが、いかがお過ごしですか?お疲れ様でした。皆様どうか心と身体を休ませてください。中身の濃~い旅行だったから。そうしてまた、次なるマニアック企画に参加しましょう。皆様ありがとうございました。

 毎回ですが今回も期間は短く内容の濃いふかーい旅でした!いろいろありがとうございましたm(__)m。今回も満喫させていただきました!旅は人との出会いが大切でみなさん本当にすばらしかったので良い旅ができました感謝です!充実した日々は明日への活力になりますね!またよろしくm(__)mお願いします!翌日の旅はいかがですか!お話聞かせていただくの楽しみにしています。

 長崎では、お世話になりました。体調不良気味で、ご心配おかけし、すみませんでした。
 今朝、目がさめたら、緑や赤や白の教会が、万華鏡を覗いた時のように、ぐるぐる回ってました。今も目の前では、生月島から見た、小さな島々の様子が、くっきりはっきり目の前にうかんできます。白い波のたつ様子さえひとつひとつ見えるようです。
 なんか・・・すごい旅行でしたね。
 はあ~~。(深いため息)


 お疲れ様でした。金子さん、企画&実行大変だったでしょうが、今回も充実しました。
 帰宅途中に寄った銀座の交差点で、昨日聞いたオラショが頭の中をぐるぐるし、どこにいるのかわからなくなりました。かなりインパクトが強かったようです。


 長崎旅行ではいろいろお世話になりました。元々なんとなくですが教会が好きなので高野山に行く前から、はやく長崎に行きたいな~と楽しみに思っていましたが、実際に行ってみると、今までの自分の長崎のイメージとは違い、とにかく深~い内容の旅行でした。
 どこでも寝るのが特技で阿字観でもぐっすり寝たのに、長崎は二晩とも寝れなくて辛かった。。。体調も不十分で大切なお話になると眠くなったりしてましたが・・・・東京に帰ったら体が軽やかになってました。
 そして今日はいつも通り仕事に行って、平凡な日常というものが幸せに思えて、なんだかいろんなことがありがたく感じられました。
 またの機会にお会いできるのを楽しみにしています。


 かくれキリシタン、素晴らしい世界をご案内有難うございました。
 参加の皆様満足に過ごされ、無事に帰着されたと思います。
 4日にお別れして以来、5日には佐世保泊、紹介されたシティホテルを都合で外し駅近くのホテルに泊まり、6日は朝立ちで長崎のソウ福寺だけを見学し、それのみで満足し、その日の最終便で帰浦しました。
 とりあえず安着の知らせと、お礼まで。


 内容充実、美食三昧の旅、ありがとうございました。
 おかげさまで、新幹線、寝台特急とのりつぎ、予定どおり帰京しました。月曜日は東京駅で昨日に変わる簡素な朝食をとり、定時に出勤、5日間はきとおしたジーンズで一日職場に迷惑をかけた?かもしれません。
 いろいろと印象に残ることの多い旅でしたが、わたしは外海がいちばんでしたね。お寺さんが、実情を知りながらわが寺の「檀家である」として、「隠れ」の人たちを守った・・・というのは、今までのわたしの常識を根本からひっくり返す事実でした。
 そしてまた、禁教が解けた明治期に、今までのお寺のご恩に報いるとして、カトリックには復帰せず、「隠れ」の信仰をつづけたり、あるいは仏教徒になって、本当の「お檀家」になった人もいたというのも、これまた驚きでした。なんだかとても日本的ですよね。
 加えて、ド・ロ神父という方のことを知ったのも、収穫でした。明治期に来日した外国人の方には、以前からちょっと興味を覚えておりましたので。いわゆる「お雇い」の方ばかりでなく、(失礼ながら)辺鄙な地域で、貧しい人々のために尽くした方も大勢いらしたのですね。古いオルガンの調べにあわせてみんなで合唱したのも楽しい体験でした。
 仕事中だというのに、長いメールを書いてしまいました。
 では、また楽しいマニアック企画を心待ちにしています。


 皆様、本当に有難う御座いました。心より御礼申し上げます!
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