数分待ってエンジンをかけてみる
また、数分待ってかけてみる
この作業を
繰り返していたところに漁船が通りかかり、
「こがんとこで、何しょんなぁ」
ひどい言葉遣いですが、まさに天使の声です。
事情を話すと、早速
「港までは引っ張っちゃるけぇ、このロープぅ結べぇ」
船首に結んで曳航してもらいます。
助かりました。

しかし、まだ問題がありました。
港の中に入ってから。
「後は自力で何とかせえよぉ」

いつもの船の係留場所まで30m強。
どうやって???
手で漕ぐ?
どうする?
?
?

船の中にあった板をOさんに渡し、左サイドを
私は、いけすの蓋で、右サイドを漕ぎます。
少しずつですが進みます。
蛇行しながら
10分程度かかったと思いますが
何せ必死だったもので覚えておりません。
大変な釣行になってしまいました。
しかし、海の上ではみんな助けてくれますね。
ありがたいことで、海の男の情けに感謝です。
えっ何、Oさんとその後は?ですって、
そりゃあもちろん、
乗せてと言われれば
いつでも喜んで
お乗せするのですが、
それ以後
私の船にお乗りになりません。

次の大きい船になっても
お乗りになりませんでした。
今日はこれから仕事。
行って参ります。