すそ洗い 

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2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

あおい こと  石井陽子被告(55)

2024年02月14日 | ヒトゴロシ
 
埼玉・本庄の5歳児虐待死、母親に懲役10年判決…同居の男は懲役12年

埼玉県本庄市で2022年3月、住宅の床下から柿本歩夢ちゃん(当時5歳)の遺体が見つかり、母親らが傷害致死や死体遺棄などの罪に問われた裁判員裁判で、さいたま地裁(北村和裁判長)は8日、母親の柿本知香被告(32)に懲役10年(求刑・懲役12年)、同居していた無職丹羽洋樹被告(36)に同12年(同15年)の判決を言い渡した。

判決によると、両被告は丹羽被告の内縁の妻、石井陽子被告(55)(傷害致死罪などで起訴)と共謀し、22年1月18日に本庄市の自宅で歩夢ちゃんを床に複数回投げ飛ばすなどして死亡させ、19日頃に遺体を床下に埋めた。柿本被告と歩夢ちゃんは21年1月頃から石井、丹羽両被告と同居。暴行はこの時期からで、逆さづりで振りまわしたり猫用ケージに監禁したりした。

 北村裁判長は石井被告が「しつけのため」に暴行を指示したと認定したが、柿本被告について「母親として我が子を守るべき立場なのに、犯行に加担し続けた」と非難。同種事件の中でも「特に重い部類だ」と断罪した。



2022年3月、埼玉県本庄市の借家の床下から虐待死した柿本歩夢くん(当時5)の遺体が発見された事件。傷害致死、死体遺棄などの罪に問われた実母の柿本知香(31)、無職の丹羽洋樹(36)と石井陽子(55)――3被告のうち、8月28日から知香と丹羽の裁判が始まっている。
 
丹羽の内縁の妻だった石井は「中村葵」、「丹羽葵」と本名を偽り、年齢を21歳もサバ読んでいた主犯格。裁判は、2人と分離して行われることになる。




歩夢ちゃん虐待死事件には続きがあった 
床下にあった「もう一つの遺体」は一体、誰なのか? 
主犯とされた「あおい」の奇妙な人生

法廷に現れた女は、髪が腰の辺りまで伸びていた。毛先は茶髪だが、根元に近い部分は白い。逮捕後に伸びたからだろう。マスクを着け、緑や赤のボーダー柄のセーターに黒いズボン姿だ。 

女の名は「あおい」。偽名だ。起訴状には本名が記されている。56歳。被告人用の席にとぼとぼとした足取りで向かい、伏し目がちに腰を下ろす。誘導していた女性警官と比べ、小柄だった。  

埼玉県本庄市で2022年1月、5歳の男児・歩夢ちゃんが床に投げ倒されるなどの激しい虐待を受けて死亡する事件があった。逮捕されたのは、歩夢ちゃんの母親(32)、あおいと、あおいの交際相手の男。3人と歩夢ちゃんは同居しており、歩夢ちゃんの遺体はこの家の床下に埋められていた。  警察は3月になって捜索し、歩夢ちゃんの遺体を発見した。ただ、警察はこの家でさらに、もう一つの遺体を見つけていた。白骨化した女性だ。一体誰なのか。警察は極秘に捜査を進めた。  実は、あおいは以前にもこの住宅で別の3人と同居していた。後になって、女性はこのうちの1人と判明する。あおいはなぜ、この1人の死を隠したのだろうか。 

過去は、公判で明らかになっている。あおいは2児の母だった。中学を卒業後、ベビーシッターや保育園のアルバイト、家政婦などをしながら子育てをした。後に歩夢ちゃんに対する虐待死の罪に問われたが、自身の子ども2人に対する暴行はなかったという。  

本庄市の住宅には2010年ごろから4人で住み始めた。同居したのは、当時交際していたAさん、その母親の高齢女性、あおいの養父だ。  あおいはその後、Aさんの暴力が原因でこの家を出て、SNS「ミクシィ」で知り合った男の社員寮へ転がり込む。ミクシィでは「なかむら・あおい」という偽名で登録。実年齢より20歳近く若いとうそをついていた。  この男は、その後もあおいと生活を共にし、後に歩夢ちゃん虐待死事件で逮捕されている。ただ、警察から聞くまであおいの本名も年齢も知らなかった。  あおいは2015年、本庄市の住宅に戻る。きっかけはAさんが亡くなったこと。養父から「助け」を求められた。Aさんの母親が認知症になり、世話が必要だったためだ。 

あおいはこの時、社員寮で同居していた男も本庄市の住宅に連れ帰った。こうして奇妙な4人暮らしが始まった。  Aさんの母親の介護は、主にあおいと養父が担った。ただ、その裏であおいはAさんの母親にこんな委任状を書かせていた。「口座の管理を(あおいに)任せる」  Aさんの母親は2017年に死亡したが、あおいは行政に死亡届を出さず、生存を装った。年金を受け取り続けるためだ。遺体は床下に埋めた。警察が見つけた「もう一つの遺体」は、Aさんの母親だった。  2018年にはあおいの養父も死亡するが、この時は行政に死亡届けが出されている。

いったん2人暮らしになった住宅。そこへ2021年1月、歩夢ちゃん親子が移ってきた。歩夢ちゃんの母親が自宅を出てあおいを頼った原因も、夫の暴力だった。  ところが、4人で暮らし始めてすぐに歩夢ちゃんへの虐待は始まる。殴るなどの暴行に加え、足を持って逆さづりにする、猫用ケージに閉じ込める、雨水タンクに入れてタンクをたたくなど、激しい虐待を受けた。
 
検察側によると、虐待はあおいの指示を受け、歩夢ちゃんの母親とあおいの交際相手の男が実行した。実行役となった2人は公判で虐待を認めている。母親は「従わなければ家を追い出されると思った」と説明。男は「(あおいを)愛していて、全幅の信頼を置いていた」と口にした。  しかし、あおいの言い分は大きく違った。公判では、自己正当化の主張を次々と展開している。  

まず、日常の虐待について。あおいは、「母親から『しつけ』を頼まれたからだ」と強調した。暴行を加えたのは「歩夢ちゃんが弱い者いじめをしないようにという思いが根底にあった」。逆さづりや猫用ケージへの監禁は「(直接体を)たたくより安全だと思った」。  

歩夢ちゃんが亡くなった際の暴行に関してはこう弁解した。  「男にマージャンを覚えるように言われていて、マージャンに必死で見ていない」  「突然のできごとで止める間もなかった」  歩夢ちゃんの遺体を床下に埋めたことも、自分の発案ではないと主張。母親から「遺骨を旦那に渡したくない。庭に埋めたい」と提案されたためだと訴えた。

公判では、「もう一つの遺体」についても審理された。Aさんの母親の死亡を隠したのは、年金の受給を続けるため。不正受給額は1154万円。あおいはこの点についてもこんな説明をし、正当化している。 
 「男の仕事が続かず、借金も抱えていた。主に生活費にあてていた」  「(既に亡くなった)養父が責任を取ると言っていた」  

ちなみに、遺体を隠した件そのものについては立件されていない。古すぎて時効が成立したためとみられている。  

公判の最後で、あおいは裁判官に向かってこう述べた。  「本当に申し訳ないことをした。深く反省している。(歩夢ちゃんの)好物を作ってお供えしたい」  さいたま地裁は昨年11月、あおいに懲役13年の判決を言い渡した。判決は「一連の事件で、男児への暴行を促すなど犯行を主導していた」と指摘し、あおいの指示を認定。さらにこう断じた。
 「一応の反省の弁を述べているが、不合理な弁解に終始し、自らの責任に真に向き合っているとは言い難い」  あおいは控訴せず、刑が確定している。






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