叔父主導、4人がかりで暴行か 6歳男児殺害容疑で再逮捕
(2023/7/23 産経新聞)
神戸市西区の草むらで近くに住む保育園児、穂坂修(なお)ちゃん(6)の遺体が見つかり、母親の沙喜容疑者(34)や叔父の大地容疑者(32)ら4人が死体遺棄容疑などで逮捕された事件で、兵庫県警は23日、修ちゃんに鉄パイプのようなもので暴行を加えて殺害したとして、殺人容疑で4人を再逮捕した。県警は4人の認否を明らかにしていない。県警は大地容疑者が主導し、4人がいずれも修ちゃんに暴行を加えたとみている。
県警によると、再逮捕されたのは沙喜、大地両容疑者のほか、双子でいずれも叔母の朝美(30)、朝華(30)の両容疑者。再逮捕容疑は共謀し、先月17日午後8時ごろから同19日午後4時55分ごろまでの間、修ちゃんの背中などを鉄パイプのようなものなどで多数回殴るなどし、殺害したとしている。
県警によると、大地容疑者はうつぶせ状態の修ちゃんの背中を複数回足で踏みつけたこともあるという。県警は、凶器を使って6歳の子供を多数回殴打していることから、4人に殺意があったと判断。鉄パイプのようなものなどを自宅から押収しており、凶器の特定を進めている。
修ちゃんの遺体は同22日、草むらでキャリーバッグに入れられた状態で見つかった。県警は同日、修ちゃんの祖母(57)への監禁と傷害の疑いで4人を逮捕し、今月13日に修ちゃんの遺体を遺棄したとする死体遺棄容疑で再逮捕。これらの容疑について、神戸地検は処分保留とした。
神戸市西区の草むらで穂坂修ちゃんの遺体が見つかった事件は、母親や叔父ら4人が殺人容疑で逮捕され、今後は犯行状況などの立証が焦点となる。自宅という「密室」での犯行のため、鍵を握るのは容疑者らの供述だが、複数の容疑者が知的障害者向けの療育手帳を持っており、他者に迎合しやすい「供述弱者」の可能性もある。捜査では、供述内容を客観証拠で丁寧に裏付ける必要がある。
神戸6歳児殺害事件 叔父など4人を傷害致死で起訴 神戸地検
(2024年04月09日 NHK 兵庫)
去年、神戸市で当時6歳の男の子に暴行を加えて殺害したなどとして叔父や母親など4人が逮捕された事件で、神戸地方検察庁は4人を傷害致死と死体遺棄の罪で起訴しました。
起訴されたのはいずれも神戸市西区の無職で、死亡した男の子の叔父の穂坂大地被告(32)と、母親の穂坂沙喜被告(35)、それに、31歳の叔母2人の合わせて4人です。
起訴状などによりますと、4人は去年6月、同居する沙喜被告の息子の修くん(当時6)に鉄パイプで殴るなどの暴行を加えて死亡させ、遺体をスーツケースに入れて草むらに遺棄したとして、傷害致死と死体遺棄の罪に問われています。
警察は去年7月、4人を殺人の疑いで逮捕していましたが、神戸地方検察庁は捜査の結果、傷害致死にあたると判断しました。
殺意を立証するだけの証拠がなかったものとみられます。
検察は、4人について今月2日までのおよそ8か月間にわたって鑑定留置を行い、専門家による精神鑑定などの結果、刑事責任を問えると判断しました。
4人の認否については明らかにしていません。
捜査関係者によりますとこれまでの調べに対し、4人のうちの1人は「修くんを押し入れに監禁したり暴行したりしたことがあった」などと供述していたということです。
一方、4人は、修くんの祖母に対する監禁と傷害の疑いでも逮捕されていましたが、検察は不起訴にしました。
理由については明らかにしていません。
起訴されたのはいずれも神戸市西区の無職で、死亡した男の子の叔父の穂坂大地被告(32)と、母親の穂坂沙喜被告(35)、それに、31歳の叔母2人の合わせて4人です。
起訴状などによりますと、4人は去年6月、同居する沙喜被告の息子の修くん(当時6)に鉄パイプで殴るなどの暴行を加えて死亡させ、遺体をスーツケースに入れて草むらに遺棄したとして、傷害致死と死体遺棄の罪に問われています。
警察は去年7月、4人を殺人の疑いで逮捕していましたが、神戸地方検察庁は捜査の結果、傷害致死にあたると判断しました。
殺意を立証するだけの証拠がなかったものとみられます。
検察は、4人について今月2日までのおよそ8か月間にわたって鑑定留置を行い、専門家による精神鑑定などの結果、刑事責任を問えると判断しました。
4人の認否については明らかにしていません。
捜査関係者によりますとこれまでの調べに対し、4人のうちの1人は「修くんを押し入れに監禁したり暴行したりしたことがあった」などと供述していたということです。
一方、4人は、修くんの祖母に対する監禁と傷害の疑いでも逮捕されていましたが、検察は不起訴にしました。
理由については明らかにしていません。
6歳男児遺体スーツケースに入れ遺棄
母親や叔父ら4人を傷害致死などの罪で起訴 神戸市
2023年6月、神戸市西区で当時6歳の男の子の遺体が自宅近くの草むらでスーツケースに入れられた状態で見つかった事件で、神戸地検は男の子の母親らきょうだい4人を傷害致死などの罪で起訴しました。
傷害致死と死体遺棄の罪で起訴されたのは、死亡した穂坂修くん(当時6)の母親で4人きょうだいの長女の穂坂沙喜被告(35)、二男の大地被告(32)、二女の朝美被告(31)、三女の朝華被告(31)の4人です。 起訴状によりますと、沙喜被告らきょうだい4人は、2023年6月、神戸市西区の自宅で、沙喜被告の息子の修くんに対し、床にうつぶせにした状態で背中を鉄パイプで何度も殴ったり、背中の上に乗って繰り返し飛び跳ねたり踏みつけたりする暴行を加え死亡させたほか、遺体をスーツケースに入れて近くの草むらに遺棄しました。
この事件は、4人きょうだいの母親(当時57)が、神戸市内で保護されたことがきっかけで発覚しました。 警察は母親を自宅で監禁・暴行しケガをさせたとして、沙喜被告ら4人を逮捕。その後の捜査で自宅近くの草むらから、スーツケースに入った修くんの遺体が見つかりました。
自宅付近の防犯カメラには、4人が大きなスーツケースを運びながら外出する姿が映っていました。その後、4人は大阪市中心部の商店街や京都市のインターネットカフェなどを転々とし、神戸市内で確保されました。 一方、検察は母親への監禁・傷害事件については、4人とも不起訴としました。
これまでの捜査関係者への取材によりますと、4人の母親が「大地被告が修くんの遺体をスーツケースに隠すよう3姉妹に指示していた」という趣旨の話をしていることなどから、警察は、大地被告が一家を支配する立場で犯行に及んでいた可能性があるとみて捜査を進めてきました。 検察は、4人の刑事責任能力を調べる必要があると判断し、2023年8月から約8か月間の鑑定留置を行いました。その結果、きょうだい全員について、刑事責任が問えると判断したとみられます。
(2024.4.9.読売テレビ)
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