じょいフルデイズ

おいしいとか、いい匂いとか、手作りとか、覚悟とか

当たり前のお正月

2007-12-31 19:06:11 | じょいフルな日々
元はと言えばじょいフルとブリちゃんは
同じ中学の同級生なので、
3人で一緒に倉敷に帰れば
お正月の帰省が一度に済んでしまいます。
当時はお互い顔と名前しか知らなかったくらいだから、
同じ町が故郷でありながら
それぞれ全く違う思い出がある場所に
帰ってきたわけだけど。
 
ブリちゃんの実家で恒例の
お餅つきをするというので、
じょいフルと赤ちゃんも初参加しました。
ブリちゃんは小学生の男の子みたいに
首までコタツにもぐってくつろいでいます。
家に帰るとそんな表情になるんだね。
くつろいだというか、弛緩したというか。
お餅を切ったり丸めたりする分担が決まっていて、
搗きたてのお餅は大根おろしで食べるのがお約束で、
そういう、この家で当たり前のひとつひとつのことが
今のブリちゃんのルーツになってるんだなぁと
弛緩したブリちゃんを見ながら考えていました。
お餅つきが終わるとじょいフルと赤ちゃんは
実家に戻ってきました。
家族になったはずの3人が
初めてのお正月をバラバラに過ごすなんて
何とも寂しい話だけど、
すでに来年の試験に向けて
勉強の計画を立てているブリちゃんは
お正月休みも家で勉強をすることにしていて、
じょいフルや赤ちゃんがいなかったら
ブリちゃんも夫や父でいなくて済むし、
あの家で去年までと何も変わらないお正月を過ごすことが
ブリちゃんがストレスなく勉強するのに
必要なのだそうです。

そんなわけで、
結婚一年目の大晦日を
自分の実家でお節を作って過ごしたじょいフル。
そうは言っても母役は放棄できないので
赤ちゃんをおんぶしたりオムツを替えたりしながら
15人分の筑前煮を作りました。
善通寺で親戚が集まるのが
じょいフルが小さい頃から過ごしてきたお正月です。
今年は15人。
それに新参の赤ちゃんも2人います。
結婚して外れるのは残念だなぁと思っていたけど
どうやら今年も参加出来そうです。


何度も何度も繰り返して
変わりばえのしない当たり前のお正月こそ
みんなが大事にしたい時間なのだと思います。
ブリちゃんが首までコタツにもぐったり
じょいフルがまた善通寺でおうどんを食べたりする
そういうお正月こそ。







終業式

2007-12-28 10:10:48 | じょいフルの台所
こほん。
えー、おはようございます。
明日から楽しみにしていた冬休みですね。
お弁当も今年は今日が最後です。
通信簿はもらいましたか?
まだですか?
後で教室に帰ったらもらえると思います。
今年のお弁当はここがよかったとか
ここはもうちょっと頑張りましょうとかが書いてあると思いますから、
ブリちゃんからよく話を聞いて
今年一年を振り返りましょうね。

えー、初めてのお弁当作りはどうでしたか。
最初は加減が分からなくて
ご飯が少ないとか味が濃過ぎるとか
色々言われただろうと思います。
でも、最近何も言われなくなったからと言って
安心してはいけませんよ。
単に諦められただけの可能性もありますから、
日頃から努力を怠らないことが大切です。

えー、それでは
お弁当をもし作らなかったら、
どうなるか知っていますか。
ブリちゃんは職場の近くのお弁当屋で買うのだそうです。
独身の頃はいつもそこで買っていて、
手作りでおいしくてしかもたったの450円なんだそうです。
手作りでおいしいんじゃ、
頑張って作ったお弁当に分がありませんね。
それに450円では、材料代を差し引けば
前の晩に準備をして朝急いで仕上げる手間も
大した報酬にもならない気がしますね。
でもだからと言って、
お弁当なんか作らなくていいじゃんと思ってはいけません。
いいですか、お弁当には愛があります、愛が。
何だそんなことかと思ってはいけませんよ。
昨日の残り物を詰めるのも
味が馴染んでおいしいかもよ、という愛です。
安くて大量に買った水菜が毎日続くのも
今は水菜が旬だから、という愛です。
明日は帰省なのに冷蔵庫に油揚げが残っているという時に
突然お弁当に信田巻きが入るのも、これも愛です。
手作りのお弁当には愛が溢れています。
ですから、買ったお弁当が安くても、
パセリとかウインナーとかで多少彩りがよくても、
気にすることはありません。
ウインナーも冷凍コーンコロッケもない
地味なお弁当にも愛はあります。
また続けていきましょうね。

えー、そういうことを心に留めながら
明日からのお休みをゆっくり過ごしてください。
新学期からは朝の台所も寒くなりますが、
来年も愛情いっぱいのお弁当作りを頑張りましょう。
それでは、よい冬休みを。






パティスリー・ブリ

2007-12-24 23:48:35 | 愛する人たち
「ボクこういうの上手いかも知れないよ」って
すっかりその気みたいです。

恋人から家族になったブリちゃんと
初めて迎えるクリスマス。
プレゼントはパティスリー・ブリのケーキです。
星型の口金で絞った生クリームが
ちょっといびつなところが
家族で過ごすクリスマスにふさわしい。





バースデーパエリア

2007-12-23 23:55:55 | 愛する人たち
お誕生日、何が食べたい?
「パエリア」
...何が食べたい?
「パエリア」
ハンバーグとかオムライスじゃないの。
困ったなぁ。
うちにはオーブンに入る鍋なんてないんだけど。
パエリアの他だったら何が食べたい?
「パエリア」
...。

そこまで言われたら
食べたいものを作ってあげたい。
で、フライパンパエリア。
他に作ったのは
生ハムと洋梨のサラダと
リンゴと焦がしバターソースのポークソテー。
赤ちゃんを寝かした後の
ささやかなお誕生日会でした。


お誕生日おめでとう。
いいことも残念なこともあった一年だったね。
ブリちゃんの31歳がいいことだらけでありますように。
とりあえず
内緒で用意しておいたプレゼントのセーターと
早起きして作ったマロンムースのバースデーケーキ。
最初のいいことになったかな。






味のしない鍋を食べた日

2007-12-22 11:49:04 | じょいフルな日々
「ダメだったらしい」と
仕事先のブリちゃんからメールが来ました。
まさかそんな、何かの間違いじゃないのと思いながら
急いで一級建築士試験の合格発表のサイトを開いたけど、
間違いじゃないらしいことを知って
呆然としました。

…だめだったんだって。
なんか信じられないよね。
キミがまだお腹の中にいた頃から
ずっと勉強してたんだよ。

抱っこをされて嬉しそうにキョロキョロする赤ちゃんを見ていると、
この子がまだお腹の中にいて
大きなお腹で夏を過ごした頃のことを思い出しました。
台所でおそうめんを茹でて
ふーふー言いながら階段を上がって、
2階の部屋で扇風機を回しながら勉強をしているブリちゃんに
ごはんだよ、と声を掛けた時のこととか、
二人で静かにおそうめんを食べて、
午後からは図書館で勉強をするというブリちゃんを
玄関で見送った時の後ろ姿とか、
お腹をさすりながら、赤ちゃんとブリちゃんの両方に
頑張れ頑張れと呟いていたこととかを思い出すと、
涙が出てきました。
みんなあんなに一所懸命だったのにね。
ブリちゃんは絶対受からないといけないんだと言って、
私は絶対それを見届けると思っていたのに、
それが叶わなかった。

ごはんを作る気も湧かなくて
その日は鍋をしてブリちゃんを待ちました。
帰ってきたブリちゃんを見て
ブリちゃんもとてもショックを受けていることが分かったけど、
私も元気に振舞う余裕もなくて、
二人でしょんぼりとテーブルに着きました。
もう周りの人には伝えたらしく
ブリちゃんの優しいお友達たちから
時々励ましのメールが入るのをぼんやり見ながら
味のしない鍋をもそもそと食べました。
「じょいちゃんまで一緒になって落ち込まなくても
 普通励ましてくれたりするんじゃないの」とブリちゃん。
何を言ってるんですか。
ブリちゃんが嬉しいことは私も便乗して嬉しい代わりに
ブリちゃんの悲しいこととかしんどいことは
私も同じだけ悲しくてしんどいのだよ。
励ますなんてそんな他人行儀なことは
今の私には出来ません。


これから一年、
ブリちゃんが不安とプレッシャーと闘いながら勉強をする姿を
また見ないといけないなんて、
気が遠くなることのような気がする。
後で考えたら、味のしない鍋を食べた今日のことも、
これからのもう一年のことも、
あれはあれでよかったねって思えるのかな。

そのうちいい励ましの言葉が見つかると思うから
今は一緒に落ち込んでるよ。
これから一緒に少しずつ立ち直って、
受かった時には一緒に同じくらい喜ぼう。






ポン酢

2007-12-19 17:41:51 | 手作りが好きなのよ
少し前に矢掛のママラッチさんから届いた柚子。
秋刀魚に添えたりシフォンケーキにしたり
色々使ってきたけどまだたくさんあります。
ちょうど家にはポン酢がないので
悪くならないうちに
残りでポン酢を作ってみました。

家にポン酢がない、と言うより
じょいフルはポン酢を買ったことがない。
レシピに「ポン酢」と出てくる度に
家にないからパス。
ミツカンの味ぽんを一本買えば済むことなんだけど、
なぜか何となく買う気がしなくて
今までポン酢なしの我が家でした。
先日里帰りをしていた時に、
じょいママがふと一言
「売ってるポン酢ってあんまり好きじゃないのよね」。
そういえばじょいフルの実家も
ポン酢って置いてなかったような。
鍋をする時も家にある柑橘の果汁を絞って
お醤油を混ぜて使っていたし。
私が何となくポン酢を買わなかったのも
そのせいかも知れません。
意識はしていなかったけど、
育った家で買わなかったものは
何となく買わなくなるものみたいです。

皮は剥いて別に冷凍して
また柚子クッキーでも焼きましょう。
皮を剥き始めた途端に台所中が柚子の匂い。
これを独り占めするのはもったいないので、
赤ちゃんを寝かしている部屋へ移動しました。
赤ちゃんの部屋を柚子の匂いでいっぱいにしながら
せっせと皮剥き。
果汁もいっぱい絞れました。
お醤油、煮きったお酒、みりんと合わせて
だし昆布たっぷりと厚削りの鰹節と一緒に冷蔵庫へ。
自家製ならではの
旭ポンズもびっくりの贅沢ポン酢です。
ブリちゃんからも「あ、うまい」の一言をもらいました。


買う習慣がなくても
作ればいいんだから大丈夫。
赤ちゃんも柚子の匂いで季節を感じたことだろうし。
ようやく我が家もこれから
ポン酢メニュー解禁です。






倉敷の味

2007-12-15 23:47:47 | じょいフルの台所
倉敷の「郷土料理 浜吉」から届いた
ままかりの酢漬け。
倉敷の味です。
嬉しいなぁ。
半分以上冷凍したのに
まだこんなにあるよ。
わさびまで付いてるってことは
自分で握れってことなのかな。

寿司飯は用意してみたんだけど。
とりあえず
ブリちゃんの帰りを待ってみよう。


ブリちゃん、お寿司握れるって言ってたっけ。





お値打ちです

2007-12-15 11:05:54 | 京都らぶ
四条河原町から歩いて7分の建仁寺
枯山水のお庭もあるし
風神雷神図(展示は複製)もあるし、
四条界隈とは思えないくらい
広い境内は静かだし。
これで拝観料500円とは
お値打ちです。

京都でランチしてお買い物もして、
ついでに京都っぽいところにも行きたいけど
清水寺とか八坂神社は行ったしなーという時に、ぜひ。




久しぶりかもー

2007-12-13 01:08:25 | じょいフルな日々
スタバって久しぶりかもー
前?って、
えー、まだ妊娠中だったんじゃないかなぁ
しかも四条のスタバって初めて
ブリちゃんとはいっつも御池のスタバに行ってたからねー
それにこっちって大抵人多いじゃん
これ?
コーヒーフラペチーノ
あれ、二人でスタバ来るの初めてだっけ
けっこうあっちこっち行ってるのにねー
私はこれかラテのどっちかしか飲んだことないよ
で、コーヒーフラペチーノのときはいっつも
ショートのをトールのカップに作ってもらうの
このままだとちょっと甘いからさ、
トールのカップにしといたら
上の空いたところに牛乳が足せるでしょ
いやいや、こうした方がおいしいんだってば
で、シナモンたっぷり
そうそう、このくらい
まっ茶色になるくらいたっぷり
いや本当においしいから
今度やってみてって
なんだ、この話するのも初めて?
私とスタバ行った人はみんな知ってるのになぁ

え、お腹空いた?
さっき飲んでたじゃん、
お乳
まだいいでしょー
飲んだばっかりなのに
え、泣くの?
その顔は、泣くの?
早く抱っこして歩けって?
分かった分かった、じゃぁ歩きながら飲みますよ
え、ボクの上にシナモンこぼすなよって?
まぁいいじゃん
帰ってお風呂入れるのは私なんだから
はいはい、行こ行こ