バズソイヤー

今年、各レスラー関係からバズソイヤーの話が出てきました。
最新ではライガーチャンネル、ラジオで小杉俊二。
ムーンライダースの鈴木氏、そして生前のケンドーナガサキ。
若いけど、禿げているからか老けて思えたのですが
実際はそんなに歳では無い。
立ち読みするプロレス雑誌でアメリカでの金網デスマッチ等
血だるまで「狂犬！」と取り上げられていましたが
来日は全日本では無く新日本だったんですよね。
大型外人選手が揃っている全日本ではお呼びがかからなかったのか？
新日本にブロディーが上がっていた頃と同時期。

「クレイジー」というプロレスラーのギミックというか
例えが有りますよね。新日本ではまず、初期新日本に
大きな貢献をしたタイガージェットシン。
プロフェッショナル過ぎて、控え室近辺ではスタッフ
新人レスラーも暴力振られ、田中ケロリングアナは2度オイシイ流血
若手のヒロ斎藤は毎回蹴飛ばされ、ホントに怖かったと。
挙句の果てには鹿児島でまさかの売り興行で
プロモーターを蹴飛ばし大塚営業部長が東京から鹿児島迄飛び
謝りまくったと。24時間タイガージェットシンで居ようとした
なんて柴田惣一氏は言ってましたが、ホントは真面目な男。

と、シンの話に行ってしまいましたが、
ガチで「狂犬」だった、というのがバズソイヤー。
前、猪木とのシングルマッチが上がっていましたが
新日本は新日本ワールドの影響で全部消されてしまいますので
新日本関係は早くUPしないと。

武藤敬司　バズソイヤー　８７年７月


レスリング出身、身長は無くとも分厚い身体に
しっかりしたプロレステクニックにスキル。
必殺のパワースラム。
そして「イーッヒッヒッヒ！」と奇声を上げて笑うと思えば
襲いかかる、ガチ狂犬。
初代ヤングライオン杯でライガーを破り、優勝した小杉俊二さんは
外国人との対戦の機会が与えられ、バズソイヤーと対戦するも
コテンパにやられ、長州に
「お前は自分に一番有っていない職業を選んだな！」と毒のある言葉で
コレまたコテンパに怒られたという。

そして、「日本人喧嘩最強」との意号を持つケンドーナガサキ事、
故・桜田一男。アメリカでのロードが長過ぎるた人。
とことんキレたら、一番ヤバい男とミスターヒトなんかも書いていましたが
そのナガサキが、ソイヤーと一緒行動するのが嫌だったと。
プロレスの仕事もしっかりしている実力者、喧嘩も強い、
しかし、ガチでヤバい男だからサーキット中、次の会場に移動する車に
レスラー仲間が乗せたがらず、武藤と一緒に回っていたナガサキと3人道中。
ドクターに処方箋書いて貰い、痛み止め10錠とビールを同時に飲み
そして大麻を吸いイってしまっていると。
ロード中、誰かと、又は一般人とトラブル起こしたか？は
本でもインタビューでも語られてませんが、
強いナガサキが、レスラーとして凄く強いとリスペクトするも
ヤバい奴だったと回想する。
意外とデビューは遅いのですよね。上の動画で対戦している武藤と
同じくフロリダでヒロマツダ道場の言わば同門対決。
日本では中堅外人の域だったのに当時、私は驚いた記憶があるのですが
ライガー曰く、絶対に喧嘩しちゃダメな人と。

こういうライフワークが原因か？そしてステロイドの使用等で
早世してしまいましたが、
このレスラーらしさが、昭和末期のプロレスファンとして
興味をそそる、ある意味ガチなプロレスラー。
「マッド・ドッグ」と言われたバズソイヤー、私には
とても魅力のあるプロレスラーでした。