ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

セルティックフロスト 「Into The Pandemonium」

2020年10月12日 | 音楽
セルティックフロストの作品を沢山頂きました。
ステレオ故障、そして再故障で再修理に出す前に
聴いておきたいと思い。
セルティックフロストの作品は体調にも影響力あるので(笑)

で、いざ再生してみたら「!!!」「???」オンパレードでした。

Celtic Frost - One In Their Pride (Re-Entry Mix)


いやぁ、ジューダスプリーストの「ターボ テクノリミックス」かと思ってしまいました。
ニューウェーブのカバーからアルバムスタートし、えっ!?
早くもLAメタル路線に行ったの?と驚くも
決してそうではないし、女性ボーカルを入れた
「Rex Irea」等、その後トリプティコンの
メトロポールオーケストラとの共演で披露する楽曲、私好みです。
トムウォリアーが言う様に、当時スラッシュメタルというカテゴリーに
属するビッグネームバンドでここまで大改革、
大実験したバンドは思い浮かばないかも。
メタリカの「ブラックアルバム」を初めて聴いた時は後に世界的に大影響を与える
モンスターバンドとなり色々実験して、それが大成功するも、
その入り口となったブラックアルバムは悪い意味でショックでした。
クオリティーは確実に高かったのですが。
そのメタリカより早く大改革を行ったセルティックフロスト。
元々闇を抱えているトムウォリアー。ノイズレーベルとの悪契約で
後に精神神経かなりやられノイズレーベルとの裁判で
貧乏だった彼等にとって巨額の弁護士費用を払う苦しみも味わい
後にメンバーが抜け、まさかのLAメタル路線へ行く事になる様ですが、
この大胆な大改革に驚きました。
いつも通りドゥーミーな音が出てくるのかと思っておりましたが
いきなり長調のニューウェーブ曲から始まる衝撃。
トータル的に悪変化では無く、今迄コアなファン寄りなセルティックフロストサウンドが
他のハードロックメタルファンに入りやすい作風となっている感じはします。
女性ボーカル、アコースティックギター、バイオリン、チェロ、サンプリング。
売上は徐々にゆっくり上がって行ったそうですが、
スラッシュ本にも書かれていた通り、メタルと非メタルの要素が
交錯する作品である事は間違いないですね。

あまりに取っ付き易いサウンドに驚きました。
コレは、後にハウス路線も入れるコロナーの教科書にもなる
作品になるのかな?
良くも悪くも意表を突かれました。

コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« バズソイヤー | トップ | アニマルウォリアー死去 ロー... »
最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (KANA)
2020-10-12 15:27:27
打ち込みの導入を除けば元祖ゴシックメタルになるのかもですね。
英国のデスメタルバンド、Paradise Lostが2ndアルバム「Gothic」から
返信する
Unknown (KANA)
2020-10-12 15:54:54
すみません、続きです。
Paradise Lostの「Gothic」(アルバムタイトルが後にメタルのサブジャンルになってます。)はInto the pandemoniumが元ネタになっているといわれています。
返信する
KANAさん (太郎)
2020-10-12 20:53:56
元祖ゴシックメタルになるのですか。
あの当時、パラダイスロストは聴いてみるも厳しいモノが有り
しかし、やはりエクストリーム系の色んなバンド、ミュージシャンに
多々カテゴリーのアーティストに影響与えた作品となるのですね。
返信する
このアルバムではありません! (ぶりぶりざえもん)
2020-10-13 03:43:57
抑うつ状態で調子は良くないですが、
この記事を見て「エッ!?」と思い参上しました(苦笑)
トムが「嫌悪」と呼ぶ問題作は4thにあたる
「Cold Lake」です!
今作の「In To The Pandemonium」は
個人的には面白がって聴いてるクチなので余り抵抗はありません。

でも、ビックリしたでしょ(笑)
ゴリゴリ・サタニックスラッシュが
「耽美」「ロマンチズム(?)」路線に走ったのだから
当時のファンは「???」「!!!」になったと思います。
アルバムの擁護も兼ねて、
このアルバムでCeltic Frostに「アヴァンギャルド」の言葉が
ついて回るようになった(多分、良い意味で)と
トムが日本語盤の解説でコメントしています。
返信する
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2020-10-13 04:03:32
あれま、ぶりぶりざえもんさんも抑鬱ですか?
正直、おかしいとは思ったんです。このアルバムが「嫌悪」になるのは。
後で本文修正しておきますね。と、今回もありがとうございましたm(_ _)m

実際ビックリしましたね。
あのドゥーミーで陰鬱な世界観が出てくると思ったら
いきなりニューウェーブとは。そしてサンプリングも。
女性ボーカル起用はとても良い効果だと思います。
確かにこの作品でセルティックフロストがアバンギャルドと呼ばれる様になったのも
何ら不思議な事では無いですね。しかし、大実験作でしたね。
ここからLAメタル路線へシフトしていくとは。
LAメタル路線時代の他のメンバー写真見ても、これまでの
セルティックフロストとはとてもイメージ付かないメンツですもんね。
とにかく、このバンドは本当の意味でプログレッシブですな。
返信する
この時間、起きてるの? (ぶりぶりざえもん)
2020-10-13 04:40:26
Celtic Frostらしくない曲が
私にとってツボにハマってるんですね(苦笑)
1.Mexican Radio
2.Mesmerized
4.Tristesses De La Lune
8. I Won't Dance (The Elder's Orient)
9.Sorrows Of The Moon
10.Rex Irae (Requiem)
結構この辺を好んで聴いてます。
最近きづいたのですが、トムの作曲手法は
デヴィッド・ギルモアに通じるモノがあります。
返信する
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2020-10-13 19:57:18
はい、自分も家族も沢山問題抱えまして‥。
私もコレ迄のセルティックフロストでは無い曲が
結構ツボだったりしております。
メトロポールオーケストラ等のアレンジと、世界観がピンクフロイドとも繋がる所なんですが
プログッシブロックでは無くプログッシブ(進化、革新)という意味での
コメントでした。ややこしくてすみません。
返信する
それ、正解です (ぶりぶりざえもん)
2020-10-14 03:59:32
プログレッシブ=正解です。
SighのVoでメタルジャーナリストの
川島未来さんがブログでより詳しく分かり易い形で
記述しています。

自分がゴチャゴチャ書き込むよりも
プロの視点からの分析を読む方が納得出来ます(笑)
返信する
これの記事も参考に (ぶりぶりざえもん)
2020-10-14 05:25:19
後出しになってしまいましたが、
この記事も興味深い内容です。
返信する
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2020-10-14 19:54:26
見事に進化でしたね(笑)ドンピシャ賞でした。
その一方、トムの才能の欠如編で
「こんなギターソロ要る?」という指摘にはウケてしまいました。
ただ書かれている様に流暢なソロだったら、あの世界観では無かったかもですね。
後編のインタビューは後で読ませていただきますね。
返信する

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事