ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

ジャイアント馬場vsアレックススミルノフ

2024年05月22日 | プロレス
私が後楽園ホールでプロレス初観戦した時、セミセミファイナルで行われた試合で
試合内容を最も良く覚えている試合だったんです。
メインはテリーファンク、鶴田vsタイガージットシン、上田馬之助。
この試合はテリーさよならシリーズの最終戦で沸きにわきました。
以前何度も書きましたが、シン、上田、謎のマネージャーとの怖い出来事が有りましたし
テリーを名一杯応援しました。

しかし、そのアンダーカードで行われた馬場vsスミルノフ。
非常に分かり易い試合で、国際プロレスでエースクラスの看板外人選手なのに
全日本、そしてそれが総裁の馬場にかかると、こんなにコテンパンにやられるんだ‥と。
会場もこの試合から大きな声援が飛ぶ様になり
一緒に行った鳥取の従兄弟の兄ちゃんも馬場コールで「何で馬場の応援!?」なんて
小学生の私は思ったのですが
この試合のハイライトはスミルノフの体全部がコーナーに乗った時、
蹴り上げる馬場に大コールが。





ある程度プロレスのカラクリが分かる様になり
そういう見方になると、見せ場を作ったのはスミルノフのやられ方が上手い!でした。
全米各テリトリーでヒールとしてトップを取って来た自負の有る
スミルノフならではのやられ方、魅せ方。
大きいスミルノフと馬場が如何に効果的に盛り上げるか?
そこに脚の長い馬場が下から蹴り上げるのですから、館内は大盛り上がり。

ジプシージョーに嫉妬しつつ、エース外人としてやってきた人間が優し過ぎたと言われたスミルノフが
馬場にコテンパンにやられる姿。
今、国際プロレスをYouTubeで観ている私、今は複雑ですが
蹴り上げた時の大げさなスミルノフの跳ね上がり。ロープの揺れをホント活かしてますね。

鶴田とのUN戦や新間氏のリクエストでスミルノフvs猪木という幻の対決
猪木との試合が実現していたら、今観たいカードの一つです。

全日本ではエース外人の引き立て役としてパッとしなかったスミルノフですが
良い仕事をしていたんだなぁ、と改めて思いました。
国際崩壊で新日本は、国際勢との対戦ポスターを出しましたが
スミルノフはエース外人勢としてデカデカとポスターに写っていました。
あの時は誰に当てるんだったかな?
ハンセン?ホーガン?
もし、両者との試合が行われたら、ゆる〜い国際の試合では無く
オックスベーカーと仲間割れした様に、国際エース外人として
勝てなくとも、真っ向から張り合っていたかも知れません。
近年、私のスミルノフ株は爆上がりです。


こういうプライベートのゆるふわな映像も良いですな。





コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジャズマスタータイプ  | トップ | ジューダスプリースト「Invin... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
悲運のIWE♯4 (凸椪)
2024-05-23 20:41:01
国際プロレスでトップを取った外人レスラーが崩壊後に他団体のマットに上がった際に、大概は二番手以下のポジションに甘んじていたのは、全日・新日のメジャー2団体が国際に対しては優位性を示していたものなのかと(国際が敢え無く倒産して残党を引き受けたこともあるでしょうが…)??スミルノフ以外にも、オックス・ベイカー、ジプシー・ジョー、キラー・ブルックスといった国際では金網デスマッチにも出場するほどにトップを取ったレスラーもアメリカ本国ではローカルのメインエベンタークラス。全日だったらNWA、新日ならWWFあたりでトップは任されない選手だったのが実情で、ギャラや待遇もよい日本マット界で仕事をするために、彼らもその地位に甘んじていたかと… (?)。何れの団体でも(言い方は悪いけれど…)メインを務める日本人レスラーの負け役・やられ役を強いられていたように思いました。まぁ国際出身の日本人レスラーにも同様のことが言えますが、しかし必死にセミやメインで“ジョバー”を務めていた彼らの姿には哀感のようなものを覚えました。
凸樫さん (太郎)
2024-05-23 22:15:17
イメージ的に70年代後半に国際が呼んでいた北米でトップ取っていた常連外国人は
マッドドッグバション、モンゴリアンストンパー位でしょうか?
後、AWAのガニアとニック。AWA勢に払うギャラは高く国際は苦しかったと。
それに、現在と為替のレートや物価は日米差がまだまだ有ったでしょうし
貧しい国際のギャラより新日、全日のギャラの方が遥かに良いから
自分で運転もホテル予約も必要無い日本マットはオイシイ稼ぎ場所でしょう
スミルノフも各テリトリー周りで試合しても衰退を始めた米マットで家族を
食べさせていくのが相当キツかった様です。
ジョバーでもプロモーターの指示通り仕事をして総帥馬場にヤラれるシーンは
大きな体を活かした良いムーブに思います。
個人的には新間氏がリクエストしたけど叶わなかった猪木vsスミルノフ
新日本はシビアな使い捨てをしますが観て見たかったかもです。
しかし、改めて国際後半のパンフレットの裏に描かれた
大袈裟な正義の日本人vs悪党外国人のデザイン、昭和的な哀愁がたまりません。

コメントを投稿

プロレス」カテゴリの最新記事