ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

筋肉少女帯 「月光蟲」

2017年10月02日 | 音楽
家に知らない方から荷物が届いていたので
「!?」と思い開いたら、筋肉少女帯のCDが。
ぶりぶりざえもんさんが送って下さったとすぐ分かりました。

このアルバムを含め、テープで筋肉少女帯は4作位テープで持っているのですが
カセットテープ棚の奥に眠っているのですね。
まあ、ギタリストで「ジェットフィンガー」横関敦がメンバーになった時のシングル
「キノコパワー」のPVインパクトは大きかったですねぇ。
バンドは知っていたのですが、大槻ケンジのトークは面白かったですね。
そして、やたら「猫」という歌詞が良く出る。
「日本印度化計画」「高木ブー伝説」という一般リスナーにも
強烈なインパクトの曲が。
そういう強烈なインパクトの曲の間に大槻ワールドというか、
「不思議の魔法の森」系の曲も沢山入っているので
19歳頃に聴いた筋肉少女帯、所々眠くなり、好きな曲を単体で聴く
そういう感じでした。
でも、音楽学校のクラスメートのプレーヤー達には結構人気で。

で、その中で「イワンのばか」という強烈な題名
この曲が本格的にスタートする橘高氏のスイープ
「イワンのばかを誰が一番上手く弾けるか?勝手に選手権」なんて
半分冗談で学校のクラスの中でひっそりと開催されていたので
一応付き合いで参加したのですが、当時はスイープは超高等テクニックだったので
イングウェイ好き以外の奴等はどんなにロックギター上手くても
スイープではつまづくなんて事が多かったです。
私は当時、結構ネックが太かったグレコレスポールモデルを使用していたので
途中で投げ出してしまいました。

筋肉少女帯 - イワンのばか

"筋肉少女帯 - イワンのばか" を YouTube で見る


この「イワンのばか」、後にロシア文学の文豪、トルストイの小説の題名と知り
兵庫但馬の本家本棚にしっかりと、この本が置いてある事に気付きました。
(この曲の歌詞と実際の物語とは違うのかな?)

そしてこのアルバム全体を20年以上ぶりにちゃんと聞くと
とてもユニークでクオリティーの高いアルバムでした。
曲の配置、バランスもしっかり取れていて、
聴き所がかなりあり、面白い作品でした。
コレ、もうチト聞き込みたいです。
そして、このライブでも分かる通り、ドラム、ベースのリズム隊もしっかりしていて
バンドとしてクオリティー高いですよね。

その後、筋肉少女帯は色々とゴタゴタがあり
中心人物でバンドの顔の大槻ケンジが脱退して「特撮」とかやっていたの
10年位前に知りました。
その頃、既に病んでいたのでしょうね(入院治療で芸能界復帰したと)
私が営業マン時代にビルの守衛さんがセッションギタリストで仲良くなったのですが
当時ソロでやっていた大槻ケンジのレコーデングとライブのサポートギタリストやっていて
「コレからレコーディングなんだけど、大槻君の感性をギターで表現するのが大変で・・・」と
溜息ついておりました。

その大槻、橘高が居ない筋肉少女帯はオリジナルメンバーのベーシスト内田氏と
ギターの本城氏がしっかり守っていたそうで
ヤングギターの本城氏インタビューで橘高氏のパートもそのままデモで作って
同じ感覚でRECしておいたそうですね。
そして橘高氏が戻ってきた時にそのまま、レコーディングに入れる様な状態にしていた
そんな事が書かれていました。
ギタリストだけの目線で見たら、二人共、凄腕ですなぁ。
そして橘高氏のはヴィンテージのギブソンフライングV(チェリー色)が凄く似合いますね。
このギター、ロゴの「ギブソン」は消えてしまってますが
高校生メタルバンド、アリュージュ時代はグレコのアーム付きVモデルを使用していたけど
その後、「ホンモノ」を買いに楽器屋巡りした時、このギターに「呼ばれた」そうで。
当時ショートか?ロングか?ヴァイブラートアームが付いていたのを
「これからはアーミングに頼らないようにしよう」と縛りをしていたので
購入し、そしてそのお店でそのままアームブルッジを外しストップテールピース使用に
改造依頼して、購入ギターを持って帰らなかったそうな。
ネック周りとか滅茶苦茶、年季が入っていてチェリー色の塗装がボロボロ剥がれていますしね。
相当使い込んで、愛しているような発言していました。
それは「フライングV」本のインタビューで語られてたのですが、
その頃、キャパリソンから新たに橘高モデルを出して、そちらも使っていましたね。
美しいゴージャスな橘高氏のルックスにチェリーのフライングVがとても似合います。

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2 コメント

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やっぱり、ギターリスト目線で聴きますね (ぶりぶりざえもん)
2017-10-02 14:11:52
橘高さん(G)のギターが暴れ回る印象が
強い筋少ですが、大槻さん(Vo)の歌詞も
かなりイッちゃってる内容です。
昭和の幻想/猟奇的文学からの影響が
強いアルバムで、正直、夜一人で聴くのが
怖いくらいです。
もうすぐ、新作が発売されライヴもあるので
予習がてらアルバムを聴き直している今日です。
三柴さん(kye)、素直になればいいのにねぇ。
事実上、復帰してるのも一緒なのに(苦笑)

また気が向いたら送りたいと思います。
当分、筋少/大槻ケンヂ関連ですが(笑)
返信する
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2017-10-02 20:49:58
やはり大槻ケンジのインパクトは
かなりのモノでしたね。
その病みから色んな本を出していたそうで、
私も読みましたが、面白かったですね。
「森田療法」で大分メンタルが良くなったのは
20年前位に聞きました。強烈な治療法でもあって。
メンタルの病気の副産物でこの世界観が生まれたのでしょうね。

横関、三柴という凄腕メンバーが去った時
バラエティーでも大槻氏、凹んでましたね。」
橘高というギタリストは、音楽学校に入った事で知りました。
ライブ映像を見ると、ホント女子が圧倒的に多いですねぇ。
会場もデカイ。演奏も上手い。
CD有難う御座いましたm(__)m
ちと、聴き返したいと思います。
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