ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

EXUMER 「Possessed By Fire」

2021年04月28日 | 音楽
先日頂いたEXUMERという86年作アンダーグラウンドスラッシュメタルバンドの作品。
これまた強烈なアルバムジャケット、
当時のレコードではスプラッター映画好きな方がジャケ買いしそうな
アルバムジャケットですね。中学生の私だったらビビって恐れをなすかと。
当時、ホラー映画人気でしたし。13日の金曜日、ポルターガイスト、
死霊のはらわた、エクソシスト、エルム街の悪夢等々‥。

どんなおどろおどろしいオカルト作品か?と聴いてみると
カミソリの様な若くて勢いの有るギターリフが飛び込み
ヒステリックに声が裏返ってもシャウトするボーカルに
ツインギター。
AやEキーの超、直線的なギターリフにリズムギター
勢い一発のギターソロ、2ビートドラムを連発していると思ったら
コレが耳を深く傾けて聴くとかなり凝っている。


Exumer - A Mortal In Black



変拍子を結構多用し、直線的ながらも
それ以外のアプローチから組み立てる曲もある。
勿論、デスエンジェルの1stアルバム的な直線的路線と
急激な転調も含まれておりますが
何というか、初期ジャーマンスラッシュメタル的な直線一発の
バンドとは一味違うのでした。
基本的にスピーディーなスラッシュメタル路線ではあるのですが
当時多くのバンドが多々、急激な転調を繰り返してきましたが
ここに変拍子を入れてくる直情的なスラッシュメタルの中にも
複雑では無いプログレッシブな路線も入れた一捻り入ったバンドでした。

米独混合のバンドの様で、2作程アルバムを出し解散したそうですが
特別な色では無くとも、B級のアンダーグランドで愛され続けられる
何とも若さ溢れる勢いを感じる作品なのですが、
モンスターバンドとなったメタリカの1stの一曲目
「HIT THE LIGHT」や同時期デビューの
デスエンジェルの「ULTRA VIOLENCE」に似た
斬れ味を感じました。
そして2019年に復活、新作をリリースしていた様ですな。
エクストリームメタルの人気の高いヨーロッパでは特に
アンダーグラウンドの人気を維持して来たのでしょう。

しかし、このバンドの呼び方‥
「エクサマー」?「エクスマー」??「エキスマー」???




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2 コメント

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イグジュマーで良いんじゃナイすか? (ぶりぶりざえもん)
2021-04-29 19:17:52
余りのやかましさでサジを投げてしまったと思っていました(苦笑)
でもよく考えたら、CelticFrostやSlayer等を何だかんだで
試聴してる太郎さんだから耐性はあったようですね?(笑)

実は大昔、このアルバムを持っていましたが、
余りなじめず一度手放した事があります。
第一印象はExodusとSlayerの美味しいところを
融合させようとして見事に破綻してしまった感があります(苦笑)
実際、バンドリーダーだったメム(Vo/B)は
ドイツのバンドマンによるUSスラッシュ再現を目指していたそうです(苦笑)
その後、中心人物のメムは今回のアルバム一枚で脱退、
2ndには別のアラカイ(日系人?)なる人物迎えて
解散とい短命なバンド活動でしたが、数年後、再結成されるとは
思いもしませんでした。

ただ、安定した演奏を聴かせるようになってしまったことに
あの破綻した演奏を期待してる自分は、どうしてもこっちに軍配が上がります。
返信する
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2021-04-30 00:04:36
イグジュマーと呼ぶんですか。

いやいや、色々有りブログを書く元気が無かっただけでして。
ネタは色々頭に有るのですがね。
耐久性的には全然キャパシティありますよー。

USスラッシュ路線というのも頷けますね。
複雑な転調や変拍子では無い分、ストレートな
スピードスラッシュメタルバンドとのイメージでした。
前回頂いたヴァイオレントフォースの様に若いキレが有る感じで。
あれま、ボーカルベースが早々と脱退したのですか。
若いとまあサウンドの様に尖っていたのかな?
と、そうなのですか、年齢を重ね安定感のプレイより
破綻した(?)サウンドの方がお好きなんですね。
後、今のレコーディング技術、機材の向上も大きく影響あるかな?
そう言われて考えてみると初期クリーターと現在のクリーターでは
当然の事ながら、大違いですね。
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