随分前から図書館に予約していたこの本、やっと順番が回ってきた。係員さんから「まだ多くの予約が入ってます」と云われたので、一気に読んでしまった。勇気と元気が湧き出る内容だが、いい時代だったよなと思わずにいられない。かっこいい生き方だが真似は出来ないね。
養子に入った武家の妻にへきえきしていた男が、初めて連れていかれた谷中の茶屋の女に魅せられ、武士の身分を捨ててしまう表題作。「夢中男」。そのほか「尊徳雲がくれ」「へそ五郎騒動」「舞台うらの男」「かたきうち」「伊勢屋の黒助」など、全11編を収める池波正太郎の短編集。
初めて使った色ですけど、なかなかいい感じです。
脚を取り付けて完成。
折り畳むとこんな感じ。
ちゃぶ台作りもいよいよ大詰め。松材で脚の制作に掛かります。95mm角材を65mmまでバンドソーで落とし、次にプレナーに掛けます。
テーブルソーで直角を出した後、バンドソーで斜めのカットをします。
脚の外側は丸みを持たせるので、テーブルの端面と同じビットでR加工しています。テーブル裏の補強板を図面通り作って、ピタッと合うかどうか確かめるために脚を仮組みします。
補強板は1×4のSPF材を加工してます。やはり補強材の端面角度の微調整が必要でした。
ヒノキそのままの色でフィニッシュしたかったけど、家内から色を付けて欲しいとリクエストが・・・。で、選んだ塗料はワトコオイルのチェリー。初めて使う色です。
正月連休も今日一日だけ。やっと正月気分も抜けて、ちゃぶ台の制作に取り掛かります。昨年接着した板を円形に加工するのですが、その前にコンパスで円を描いて寸法を確認です。
円形への切り取りはバンドソーを使います。以前、木馬作りで制作した治具の登場です。この治具の詳細は後ほどHPで紹介しよう。
切断面はトリマーで仕上げますが、ここでもバンドソーの治具を使います。テーブルの高さに合わせるように、脚を継ぎ足しています。使用するビットは半径52mmのRになっているころ付きです。
治具のスライダーを取り付けた中心のビス穴は黒檀で埋め木するので、フォスナービットで15mmの座グリをします。
抜討ちの達人関根半九郎は、許嫁を犯した上役を斬り、破牢して盗賊の群に落ちた。拾った女お民を連れて、殺人と強盗の凄惨な日々。やがて、最後の大仕事に失敗し、奉行所の追手、血みどろの仲間割れ、敵たちとの対決、とすべての結着をつける時が迫ってくる。苦い人生を急ぐ男を、鮮烈に描く池波正太郎の傑作他6編を収録。