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【 蛸 グ ラ フ 】

八方手詰まり。

-PRINCESS CROWN

2005-11-06 09:19:50 | ■Culture
プリンセスクラウン
遅ればせながら祝PSP版発売。PSPを買ったのは、ほぼこのゲームのためでした(…GTも期待してるけどいつ出るやら…)。

ドットアニメといえば僕の中ではこれとメタルスラッグ、ヴァンパイアって感じです。もう8年になるけど今見てもセンスの良さに舌を巻くゲーム。ダンジョンが単調すぎたり、ゲームとしては微妙な部分も感じるけれどそれを上回る魅力が詰まってると思います。
右の絵は前垂れをエプロンにしてみたけどちっとも違和感のない悪食女王。
原寸1600*1200サイズ(219KB)

普通に再プレイしてもつまらないので清貧女王様プレイでちまちま遊んでます。

・物欲を慎み、また重い荷物は女王の負担にもなるのでバッグは一つのみ。
・装備品はすべて現地調達。庶民生活の厳しさに学び、在野的手法で己の帝王学を培うべし。
・ユグラドシルの実は女王の美容と健康維持のため新鮮なうちに入手したその場で頂く。
・地面に落ちた食べ物は拾い食いしない(煮炊きできる食材を除く)。
・姉君から貰った200Gとペンダントはお守りとして大事にとっておく。
・こまめに宿泊し旅の塵を落として清潔を保つ。

サターン版でクリアを諦めてたトロッコレースを今回目を三角にしてようやく上級クリアしたもののポケットティッシュレベルの景品に魂を抜かれました。ドワーフ王のあまりの吝嗇っぷりに腹がたったので、王宮に魚の骨や食いかけのトウモロコシなど残飯をまき散らして嫌がらせ。壊れない魔法のフライパンとかを期待してた自分は甘うございました。

-Jan Svankmajer

2005-11-01 00:23:10 | ■Culture
ヤン・シュヴァンクマイエルの世界に行ってきました。いくつかの短編はDVDで観てたんですが長編の「悦楽共犯者」をまだ観てなかったので。シュヴァンクマイエルはオブジェに肉体を与えて、生理的嫌悪感すら匂い立たせる映像作家として知られる人で作品どれをとっても鮮烈です。ある意味、真の「アニメーション」の求道者。
あと、タルコフスキーの映画なんかもそうですが、寂然とした美しい風景と孤独でちょっと気鬱入ってる文芸的な作風が共産圏作品には通底してる気がして興味深いです。笑えるポイントもたくさんあると思うんですが、検閲制度やら冷戦時代の背景からかずいぶんひねくれてるように感じますね。

漫画のキャラというのは所詮絵に過ぎないわけで、ペラな絵にいかに身体性を持たせナマっぽくできないか色々考えるわけですが、そういう演出手法を探るときシュヴァンクマイエルの作品はかなりの刺激になります。命をもたない物体が呼吸し、湯気を上げて贓物や体液を撒き散らし、暴力を持って他者を喰らい、殺される。肉体のリアリティとか生存のダイナミズムの表現は単純な現実の模写である必要はないこと(逆説的に人間もまた単なる物体ではないのかということ)を端的に教えてくれるわけです。

お目当ての悦楽共犯者は、何人かの男女がそれぞれに病的な快楽、充足を求めて奇怪な行動を重ね、微妙な”共犯”関係となる様が80分執拗に描かれていくという物でした。冒頭からしてエロ本を物色する禿頭青年と中年店主の粘っこい視線で速攻椅子を蹴って映画館をおん出たくなるイヤな気分にたたき込んでくれます。出てくる奴らみんなヘンタイさんばかりなわけですが、お気に入りはきちゃなくて一等エロい郵便屋。就寝のシーンはたぶん途中笑いが凍り付くこと請け合いでしょう。僕は吐きそうになりました。

とってもいい映画でしたが、白目むくほどあんなに没頭してて、こちとら見てるだけなんですよ。自分だけ愉しみやがってあいつらほんとサイアクですね。

らくがきは前回エントリのキャベツ畑つながりで「オテサーネク」。
…辞書を引くとキャベツには女性性器の暗喩の意味もあるそうで。それを踏まえると、切り株から赤子になったオテサーネクがキャベツを食って腹痛を起こし、お婆さんにクワで腹を割られて中からオテサーネクに食われた人々が出てくるという原作民話の展開はまた味わい深く感じます。

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2minus #00/シュヴァンクマイエル
ヤン・シュヴァンクマイエルの食卓

-SIN CITY

2005-10-15 21:30:30 | ■Culture
シン・シティ
アメコミの大家、フランク・ミラー原作とのことですが、名前はよく聞けど不勉強でまだ読んだことがありません。マイク・ミニョーラのあのメリハリのある画面は、フィルムノワールを意識しているというフランク・ミラーの系譜になるんでしょうか。

映画本編はハードボイルド時々バカでとてもいい感じ。ロドリゲス監督ということで(さすがにギターケース・バズーカ級のはなかったですが)要所要所にちゃんとくすぐりが用意されてて笑えました。タランティーノ担当パートの長広舌も健在。

右の絵はさっぱり似ないドワイト。初登場シーンはまるっきり空気読めない間男風でしたが(ドア開けて3秒で殺されるに違いないと思った)、どんどんカッコイイ印象に変化。終わってみれば一番フェロモンを出してたような。

-Corpse Bride

2005-10-06 14:18:12 | ■Culture
コープスブライド
予告を見て、さすがに今度はフルCGなんだろうと思ったらナイトメアビフォアクリスマスと同じくパペットなんですね…。パペットで生身の人間の複雑な表情は難物だと思うんですが、表情の微妙な変化は柔らかい素材を使うことで表現したようです。こういうのを作ってる連中はやはりちょっとアタマが素敵におかしいと思います。楽しそうでうらやましい。

Corpse Bride's Mike Johnson, Part 1
Corpse Bride's Mike Johnson, Part 2

上映中のチャーリーとチョコレート工場も子供が本気で怖がるキッチュセンス炸裂で良かったです。
ウィーリー・ウォンカみたいなああいうトラウマや鬱屈を抱えて童心のまま大きくなった狂人(たぶんティムバートンそのもの)を描かせたら本当にうまい監督だと思います。

-Le Symbolisme en Belgique#2

2005-10-06 13:48:22 | ■Culture
湊川取材と一緒に福井県立美術館で展示中のベルギー象徴派展をみてきました。

思想的に薔薇十字の影響下にあったそうでちょっとブラックでオカルチックな表現にビリビリさせられます。なんとなくゴヤの黒の時代を連想してみたり。

右のはお気に入りの一つ、「毒麦を蒔く魔王」。新約聖書・マタイ伝13章の一節が元だそうです。

>天国は良き種を畑にまく人のごとし。
>人々の眠れる間に、仇来たりて麦の中に毒麦を播きて去りぬ。
>苗はえ出でて実りたるとき、毒麦もあらはる。

-Le Symbolisme en Belgique

2005-08-11 20:08:18 | ■Culture
ベルギー象徴派展
東京展示に見に行き損ねたのでメモ。

(1) 2005年 4月15日(金)~ 6月12日(日)東京・Bunkamuraザ・ミュージアム
(2) 2005年 6月17日(土)~ 7月17日(日)広島・尾道市立美術館(主催:中国新聞社)
(3) 2005年 7月22日(金)~ 9月 4日(日)鹿児島・鹿児島市立美術館(主催:南日本新聞他)
(4) 2005年 9月 9日(金)~10月10日(月)福井・福井県立美術館(主催:福井県立美術館)
(5) 2005年11月17日(木)~2006年1月5日(木)長崎・長崎県美術館(主催:長崎放送他)

-The World of "Grimm's Fairy Tales"

2005-08-07 12:59:01 | ■Culture
『グリム童話の世界』展
西武池袋イルムスへ行ってきました。個人的にはアールヌーボーっぽい装飾的な挿絵がツボ。特にオイゲン・ナポレオン・ノイロイターともう一人某のモノクロ画の光の表現に目を奪われました。資料にと思ったけど、一番気に入ってたモノクロの方は物販コーナーに目録の類はなくポストカードにも置いてなかったのが残念。

なんでも今年は日本におけるドイツ年だとかで色々イベントがあるようですね。
「日本におけるドイツ 2005/2006
ルイジ・コラーニ/バックインジャパン展は京都工芸繊維大学、9月19日まで
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