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京の一枚

京都 妙蓮寺・御会式万燈会(おえしきまんとうえ)


本門法華宗の大本山で、山号は柳の字を二つに分けて卯木山(うぼくさん)、本尊は十界曼荼羅です。


日蓮上人より帝都弘通の命を受けた日像上人が、永仁2年(1294)に 造酒屋の中興氏(柳屋仲興入道妙蓮法尼)の帰依を受けて、柳屋邸を寺に改め下京区五条西洞院に開創  「妙法蓮華寺」また屋号にちなんで「柳寺」ともいいました。


西陣の一角、妙蓮寺にて日蓮の命日にちなみ、著名な画家の日本画や書など200点もの作品が、境内に灯る行灯を飾り立てます。


天文五年(1536)比叡山の山法師や他宗の僧等に襲撃され荒廃し、堺の法華寺に一旦退きます。


天文十一年帰洛の勅許を得、大宮西小路に復興、天正15年(1587)豊臣秀吉の聚楽第造営のとき、現在地に移転。


天明の大火(1788)の難を逃れた「宝蔵鐘楼」を除く現在の建物は、その後再建されました。






桜の名所


不思議な桜が見られます。


妙蓮寺の境内は春には染井吉野・枝垂桜・八重桜と順に多くの桜で彩られます。


それらの中でも注目すべきは、御会式桜(おえしきさくら)という桜です。


なんと半年をかけて満開を迎える不思議な桜で、その時期は宗祖日蓮が入滅された10月13日前後から、お釈迦様が誕生した4月8日頃にあたるのだとか。


冬に桜が咲いている景色は不思議な気持ちがしますし、何だか神秘的だと思いませんか?秋から冬にかけての時期も、ぜひ訪れてみてください。






方丈・庭園


拝観では方丈と庭園を見学することができます。


十六羅漢の庭と呼ばれる枯山水の庭園はは決して広くはありませんが、見ている自分自身も庭と一体になったような気持ちにさせられる見事なものです。


また、庭内の奇石は「臥牛石」と言われ、秀吉が寄進したものと伝えられています。


あまり観光客が多い寺院ではありませんので、それらをゆったりと、存分に楽しめるかと思います。




■場 所: 妙蓮寺


■期 間: 10/12・/13(※毎年同じ日程です)


※点灯は12日のみ


■アクセス: 市バス9「堀川寺之内」


■お問合せ: 075-451-3527


■詳細ページ:http://myorenji.or.jp/


※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。




















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