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京の一枚

京都 祇園祭・山鉾一覧(鯉山・布袋山)


鯉山(こいやま)

ご神体は、1m半にもなる鯉で、黄河龍門の滝を登った鯉は竜になるという登竜門に由来。


前懸・胴懸・水引・見送は、16世紀ベルギー製タペストリーでイーリアス物語の場面を描写している。



住所: 中京区室町通六角下る鯉山町 




ご利益(お守り等):出世開運


ちまきの値段:\500(絵馬付き)




装飾・踊り


御神体の鯉は全長1メートル50に及ぶ木彫の見事なもので名工左甚五郎作と伝えられている。


鯉山の周囲を飾る毛緞(タペストリー)は、B・Bのイニシアルに依って、16世紀にベルギー(当時はブラバン州)のブリュッセルで織られた壁掛であることが判明した。


もとは一枚の壁掛から「見送り」「胴掛」「前掛」「水引」が作られている。


また、この壁掛の図柄は、最近の調査に依り古代ギリシャの詩人ホーマー作で、トロイ戦史を綴った叙事詩「イリアッド」物語の中のプリアモス王と后がゼウスの神に鳥占いを乞うという重要な場面を描いたものであるといわれている。


このように鯉山の毛綴は世界的にみても極めて重要なもので国の重要文化財に指定されている。


別に旧胴掛として更紗のものが保存されている。



由来・歴史


中国の故事(登龍門)にちなんで作られた山である。


山の上に大きな鯉が跳躍しており、龍門の滝をのぼる鯉の奔放な勇姿をあらわしている。


前面には朱塗鳥居をたて山の奥には朱塗の小祠を安置しスサノオノミコトを祀る


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布袋山(ほていやま) 休み山




宝暦年間(1751~64)より巡行に不参加で、天明8年(1788)布袋尊と3童子を残して焼失した。



住所:中京区蛸薬師通室町西入姥柳町



由来・歴史


かつての山がどの様な形態であったかは現在のところ不明ですが、『祇園祭礼巡行図巻』によると、布袋さんのかぶり物で巡行に参加している様子が描かれているそうです。


噂によると、いつかその布袋さんの巡行参加を復活させようという動きがあるとか。


7/1~/13は山に関連するもの、7/13~/17には布袋像と二童子が飾られます。


2005年、布袋山の護符の版木が確認されました。


お飾り:7/1~/17










祇園祭マップ:http://www.e-kyoto.net/saiji/161




※写真は全て過去のものです。









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