見出し画像

京の一枚

京都 蓮の寺法金剛院


蓮の花の見ごろは、7月~8月上旬。


午後には花がしぼんでしまうため、7時ごろから10時ごろまでが花の見ごろです。


ぜひ午前中の早い時間に足を運びましょう。






法金剛院とは、京都府のJR花園駅の西、双ヶ丘にある寺院です。


平安時代初期に貴族・清原夏野の山荘を彼の死後、寺に改められたのが始まりで、その当時は天安寺と称されていました。


しかし、その後天安寺は消失してしまい、跡地に法金剛院が建立されたのです。


法金剛字を建立したのは待賢門院彰子で、阿弥陀堂などの建物を建立、さらには滝石組と流れを伴う大池を築き上げた、壮大な伽藍を築きました。


しかし、天災・戦災などの災害により、その大池や滝石組も土に埋まってしまいました。


ですが、発掘作業により滝石組が完全な姿で発見され、池や植栽の整備も行われ、今では平安時代の面影を楽しむことができるようになっています。


また、法金剛寺は花の寺と言われており、四季折々の花が寺中に咲き誇ります。


待賢門院が造園させた極楽浄土の庭でも、池には蓮が、その周囲には紫陽花が見ごろを迎えようとしています。




蓮は仏教と関わりが深く、極楽浄土に咲く花として様々な寺で育てられていますが、 法金剛院では約80種もの蓮の花が咲きます。


また、見ごろの時期には早朝から開門して参拝者を楽しませてくれます。


蓮で埋め尽くされた「苑池」は、なんと境内の半分を占め、10分ほどでぐるりと一周できる「池泉廻遊式庭園」になっています。


白、薄紅色、淡いピンクに薄紅色の蓮、一つ一つ花を見比べるのも素敵な散策方法です。


一見おおらかに見える大輪の花は、間近で見ると、はっとするほど繊細で、透明感あふれる美しさを漂わせます。






●アクセス


花園(京都府)駅[出口]から徒歩約2分


●営業時間


通年 9:00~16:00


●料金


大人 500円/小学生以上 300円

●住所


京都府京都市右京区花園扇野町49


電話   075-461-9428






※写真は全て過去のものです。











京の一枚
京都四季折々・祭り その他

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「京都旅行」カテゴリーもっと見る