京都市北西部、上嵯峨の北部にある標高924メートルの山。
古来、山城と丹波との国境に位置し、都にあって最初に朝日をうけることから朝日峰(あさひがみね)とも称された。
山頂からは京都市街地を始め比叡山(848m)や比良山系などの眺望もすばらしい。
また、山頂の気温は市街地に比べ約10度低いため、春には桜が約1ヶ月遅れで開花する。
京都市最高峰の霊山であり、山頂には愛宕神社が鎮座する。
正式には千日通夜祭(せんにちつうやさい)と云う。
7月31日夜から8月1日早朝にかけて参拝すると千日分の火伏・防火の御利益があると云われ、毎年数万人の参拝者で境内参道は埋め尽くされる。
当日、麓の清滝から山頂の愛宕神社までの約4kmの登山道(表参道)には明かりが翌朝まで点灯される。
当社は全国に約900社を数える愛宕神社の本社として、京都市最高峰の霊山である愛宕山上に鎮座する。
古くより火伏・防火に霊験のある神社として知られ、京都府内はもとより近畿地方を中心に全国から参拝者が絶えない。
その創祀年代は古く「愛宕山神道縁起」や「山城名勝志」白雲寺縁起によると大宝年間(701~704)に修験道の祖とされる役行者と白山の開祖として知られる泰澄が朝廷の許しを得て朝日峰(愛宕山)に神廟を建立。
その後、天応元年(781)に慶俊が中興し、和気清麻呂が朝日峰に白雲寺を建立し愛宕大権現として鎮護国家の道場としたと伝えるが正確な史実は不明である。
早くより神仏習合の山岳修業霊場として名高く、9世紀頃には比叡山・比良山等と共に七高山の一つに数えられた。
神仏習合の時代には本殿に本地仏である勝軍地蔵、奥の院(現・若宮社)に愛宕山の天狗太郎坊が祀られ、境内には勝地院、教学院、大善院、威徳院、福寿院等の社僧の住坊が江戸末期まで存在していたが、明治初年の神仏分離令で白雲寺は廃絶、愛宕神社となり現在に至っている。
尚、本地仏であった勝軍地蔵は神仏分離令の際、金蔵寺(京都市西京区大原野)に移され現在も大切にお祀りされている。
平成15年9月28日、愛宕神社御鎮座1300年祭が執り行われた。
【明智光秀と愛宕山】
「敵は本能寺にあり!」
明智光秀は主君織田信長を本能寺に攻める(本能寺の変)数日前の天正10年(1582年)5月下旬、愛宕山に参詣し愛宕五坊の一つである西坊威徳院で連歌を興行した。
発句を光秀が詠み、脇句を威徳院の行祐法印、第三句を連歌師の里村紹巴がつけた。全九名で100韻を詠み(愛宕百韻)、書き留めた懐紙を神前に捧げた。
その光秀の詠んだ発句『ときは今 あめが下しる 五月哉(さつきかな)』は有名であり、古来政治的な解釈がなされている。
清滝(表参道登山口)までの交通ご案内
(京都バス)・京都駅前バスターミナル(C-6)より四条烏丸経由し約50分---路線72
・京阪電鉄三条駅バスターミナル(14番)より四条河原町経由し約50分------路線62
・京福電鉄嵐山(嵐電嵐山:らんでんあらしやま)駅前より約15分----路線62、72、
・阪急嵐山駅から北西約1kmの京福電鉄嵐山駅前より約15分----路線62、72、
・JR嵯峨嵐山駅から南西約1kmの京福電鉄嵐山駅前より約15分----路線62、72、
京都バス嵐山営業所 電話075-861-2105(年中無休)
上記の略図にある各登山口から愛宕神社までの所要時間
①清滝から徒歩約2時間(登り口が判り易く登山道も広いのでお奨め)
②水尾から徒歩約2時間
③櫁原(しきみがはら)から徒歩約1時間30分・・・・平野屋から櫁原まで車で30分
④首無地蔵から徒歩約50分・・・・・福王子交差点より首無地蔵まで(高尾からすれ違い困難な山道私道)車で約40分
■場 所: 愛宕神社
■期 間: 7月31日(※毎年同じ日程です)
■時 間: 夕刻~
■神事
・7月31日午後9時 夕御饌祭(ゆうみけさい)・・山伏によるゴマ焚き神事あり。
・8月1日午前2時 朝御饌祭(あさみけさい)・・人長の舞奉奏、鎮火神事あり。
■京都市右京区嵯峨愛宕町1
■075-861-0658
■詳細ページ:http://atagojinjya.jp/
※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。
古来、山城と丹波との国境に位置し、都にあって最初に朝日をうけることから朝日峰(あさひがみね)とも称された。
山頂からは京都市街地を始め比叡山(848m)や比良山系などの眺望もすばらしい。
また、山頂の気温は市街地に比べ約10度低いため、春には桜が約1ヶ月遅れで開花する。
京都市最高峰の霊山であり、山頂には愛宕神社が鎮座する。
正式には千日通夜祭(せんにちつうやさい)と云う。
7月31日夜から8月1日早朝にかけて参拝すると千日分の火伏・防火の御利益があると云われ、毎年数万人の参拝者で境内参道は埋め尽くされる。
当日、麓の清滝から山頂の愛宕神社までの約4kmの登山道(表参道)には明かりが翌朝まで点灯される。
当社は全国に約900社を数える愛宕神社の本社として、京都市最高峰の霊山である愛宕山上に鎮座する。
古くより火伏・防火に霊験のある神社として知られ、京都府内はもとより近畿地方を中心に全国から参拝者が絶えない。
その創祀年代は古く「愛宕山神道縁起」や「山城名勝志」白雲寺縁起によると大宝年間(701~704)に修験道の祖とされる役行者と白山の開祖として知られる泰澄が朝廷の許しを得て朝日峰(愛宕山)に神廟を建立。
その後、天応元年(781)に慶俊が中興し、和気清麻呂が朝日峰に白雲寺を建立し愛宕大権現として鎮護国家の道場としたと伝えるが正確な史実は不明である。
早くより神仏習合の山岳修業霊場として名高く、9世紀頃には比叡山・比良山等と共に七高山の一つに数えられた。
神仏習合の時代には本殿に本地仏である勝軍地蔵、奥の院(現・若宮社)に愛宕山の天狗太郎坊が祀られ、境内には勝地院、教学院、大善院、威徳院、福寿院等の社僧の住坊が江戸末期まで存在していたが、明治初年の神仏分離令で白雲寺は廃絶、愛宕神社となり現在に至っている。
尚、本地仏であった勝軍地蔵は神仏分離令の際、金蔵寺(京都市西京区大原野)に移され現在も大切にお祀りされている。
平成15年9月28日、愛宕神社御鎮座1300年祭が執り行われた。
【明智光秀と愛宕山】
「敵は本能寺にあり!」
明智光秀は主君織田信長を本能寺に攻める(本能寺の変)数日前の天正10年(1582年)5月下旬、愛宕山に参詣し愛宕五坊の一つである西坊威徳院で連歌を興行した。
発句を光秀が詠み、脇句を威徳院の行祐法印、第三句を連歌師の里村紹巴がつけた。全九名で100韻を詠み(愛宕百韻)、書き留めた懐紙を神前に捧げた。
その光秀の詠んだ発句『ときは今 あめが下しる 五月哉(さつきかな)』は有名であり、古来政治的な解釈がなされている。
清滝(表参道登山口)までの交通ご案内
(京都バス)・京都駅前バスターミナル(C-6)より四条烏丸経由し約50分---路線72
・京阪電鉄三条駅バスターミナル(14番)より四条河原町経由し約50分------路線62
・京福電鉄嵐山(嵐電嵐山:らんでんあらしやま)駅前より約15分----路線62、72、
・阪急嵐山駅から北西約1kmの京福電鉄嵐山駅前より約15分----路線62、72、
・JR嵯峨嵐山駅から南西約1kmの京福電鉄嵐山駅前より約15分----路線62、72、
京都バス嵐山営業所 電話075-861-2105(年中無休)
上記の略図にある各登山口から愛宕神社までの所要時間
①清滝から徒歩約2時間(登り口が判り易く登山道も広いのでお奨め)
②水尾から徒歩約2時間
③櫁原(しきみがはら)から徒歩約1時間30分・・・・平野屋から櫁原まで車で30分
④首無地蔵から徒歩約50分・・・・・福王子交差点より首無地蔵まで(高尾からすれ違い困難な山道私道)車で約40分
■場 所: 愛宕神社
■期 間: 7月31日(※毎年同じ日程です)
■時 間: 夕刻~
■神事
・7月31日午後9時 夕御饌祭(ゆうみけさい)・・山伏によるゴマ焚き神事あり。
・8月1日午前2時 朝御饌祭(あさみけさい)・・人長の舞奉奏、鎮火神事あり。
■京都市右京区嵯峨愛宕町1
■075-861-0658
■詳細ページ:http://atagojinjya.jp/
※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。