京の一枚

京都  妙心寺・東林院 梵燈のあかりに親しむ会 


手作りの梵鐙や、古瓦に立てられた400本ものろうそくが、ほのかな光で白砂と苔の庭をそっと照らします。


京都にある臨済宗妙心寺派の大本山妙心寺は京都を代表する禅寺の一つ。


国宝に指定されている妙心寺の梵鐘は製作年代の明らかな日本製の梵鐘としては最古のものとされています。


そんな梵鐘は除夜の鐘で知られるように人間の煩悩を除くための存在でもあります。


普段は非公開寺院である妙心寺塔頭の一つ「東林院」。


こちらで毎年秋に行われる「梵燈のあかりに親しむ会」は梵鐘ならぬ、「梵燈」という小さなともしびを用いた催しで秋の京都では人気イベントの一つです。


約400本ものロウソクを用いた梵燈の明かりが揺らめく、ほの暗い「蓬莱の庭」。


それを前に坐しているといつの間にか心拍数も落ち着きリラックスしてきます。


不思議なものですが、暗さと静けさとは連動するもの。


そこにいれば音を立てることすら憚られる、そんな空気も漂っています。




静かに訪れ、静かに去りたくなるひと時です。




雨天決行。


(※画像は過去のものです)




■場 所: 妙心寺・東林院

■期 間:2023年10月13日(金)~22日(日)


■時 間: 18時~20時半(受付終了)

■料 金: 500円(抹茶席600円)

■アクセス: JR嵯峨野線「花園」駅


■お問合せ: TEL 075-466-5381


■詳細ページ:https://www.myoshinji.or.jp/


※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。


※写真は全て過去のものです。









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