京の一枚

京都 真夏の桔梗 廬山寺


夏に京都なんか行くもんじゃないけど、夏だから癒されるお寺も数々。



汗を流しながら散策も 思い出の心の1ページ。


廬山寺は寺町通を上って御所のある今出川通と丸太町通の間にあります。


廬山寺は、もとは平安時代前期に創建された天台宗圓浄寺系の本山で、京都の北、船岡山の山麓にあったと伝えられます。


しかし、たびたび兵火に遭い、1573年、豊臣秀吉の都市計画に従って、現在の場所に移りました。


現在の廬山寺は、紫式部の邸宅跡として知られています。


名作ゆかりの史跡として、多くの人が訪れます。


約1000株の桔梗が、100カ所ほどにまとめられて散在する。


紫式部ゆかりの地らしく「源氏庭」と名づけられた庭には白砂が敷かれ、紫の桔梗の花が咲きます。



これが凛として、とてもきれいです。




境内にある歌碑には、紫式部の詠んだ歌が記されています。




「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 


雲がくれにし 夜半(よは)の月かな」


                           紫式部


  「有馬山ゐなの笹原風吹けば
     
    いでそよ人を忘れやはする」
     
                         大弐三位




源氏庭


境内の庭園は源氏庭といい、平安朝の庭園の「感」を表現した白砂と苔の庭です。


「紫式部邸宅址」の石碑が立っています。


6月から8月にかけて桔梗の花が咲きます。


源氏物語に出てくる朝顔の花は今の桔梗のことで、庭のあちこちにすっきりと植えられている桔梗の花は、品のいい静かな印象です。






紫式部邸宅跡


源氏物語で有名な紫式部は、現在の廬山寺の境内に住んでいました。


紫式部の曽祖父 藤原兼輔(堤中納言)の邸宅で、紫式部はここで育ち、59歳くらいで死去したと言われています。


「源氏物語」「紫式部日記」「紫式部集」などは、ほとんどこの地で執筆されました。


境内には、紫式部の歌碑があります。






アクセス:


京阪鴨東線「出町柳駅」より徒歩15分 「丸太町駅」より徒歩20分


市バス1.3.4.17.37.59.205 「府立医大病院前」徒歩3分


拝観時間:9:00~16:00


参拝料:大人400円 小人300円


休観日:12/25~1/1




〒602-0852 京都市上京区寺町通広小路上る北之町397


TEL 075-231-0355  FAX 075-231-1357


URL  http://www7a.biglobe.ne.jp/~rozanji/


※写真は全て過去のものです。

















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