
曇り空の朝 心地よい風が頬を通り抜ける さぁ 転ばないように(笑)産寧坂へ
京都の観光地「清水寺」の参道にあたる二年坂~三年坂付近の坂の町は重要伝統的建造物群保存地区に指定されており雰囲気も良くお土産屋などが軒を連ねる為観光名所として連日多くの人が訪れる。

そんな京都屈指の観光地も6時位になるとお店が閉まるので観光客も少なくなってきて6時半にもなれば平日であれば誰も通らない静かな道になります。

三年坂・産寧坂
清水坂の清水寺塔頭経書堂[平迦院の本堂]と七味家本舗に狭まれた所からが三年坂の入り口。
石畳の坂道と言ってもここは幅広の石畳で清水寺への旧参道である。

泰産寺への安産祈願の妊婦が上り下りした石畳の坂道で産寧坂とも言われる。
三年坂は産寧坂が謝った訛ったとの説もある。

三年坂は「この坂で転ぶと三年以内に死ぬと言う物騒ぎな話が今も伝わる、その為にか、坂の下に魔除け瓢箪を売る天保7[1837]年創業「瓢箪屋大井人形店」がある。
石畳の坂道で転んでも大丈夫な「無瓢息災」丸くおさめてくれる瓢箪が人気。

七味屋本舗
創業明暦年間。香りを重んじる京七味。
子相伝の製法でつくられる七味家の七味唐辛子は、唐辛子、山椒、白胡麻、黒胡麻、紫蘇、青海苔、麻の実を、絶妙な配分で調合したもの。
料理の味を引き立てる薬味・調味料として、たいへん幅広く使われている。

清水三寧坂青龍苑
東山を借景にした美しい庭園の中に、和雑貨店や漬物店など、町家風の有名店が並ぶ。
詳しくは:http://www.seiryu-en.com/

清水三年坂美術館
清水三年坂美術館は、京都市東山区清水寺門前産寧坂にある私立美術館。
幕末から明治時代にかけて作られた漆工、金工、陶磁器、七宝などの日本の工芸品を中心に約1万点を収蔵し、このうち一部を展示している。
設立者で初代館長は、村田製作所創業者村田昭の実子で同社元役員の村田理如。

八坂の塔
三年坂から二年坂と八坂通への分岐点にさしかかると、本瓦葺きの屋根を持つ八坂の塔[46m]が見える。

正式には法観寺五重塔[重文]と言う、臨済宗建仁寺派に属する古寺。
創建は飛鳥時代と言われ高麗系渡米人の八坂造が造営に関わったと伝わる。
今の八坂の塔は、永亨12[1440]年室町幕府6代将軍足利義教に寄って再建された。

塔の中心には、磁石[塔心礎]に支えられた檜の心柱が5階まで貫いている。
柱の下には、仏舎利[釈迦の遺骨]を入れた舎利器が納められている。
八坂の塔は応仁の乱で戦火を免れた京都でも貴重な建物である。
境内には薬師堂・太子堂もある。

拝観
10:00~16:00¥400円
P 無し
アクセス
市バス清水道下車
詳しくは℡075-551-2417
清水寺・八坂庚申堂・六道珍皇寺・六波羅蜜寺と一日コースで散策したいものだ。
※写真は全て過去のものです。