近い将来、日本の多くの会社がアメリカ式に“内部統制”を行ってゆくでしょうとのコトで、実は私の会社も今その準備段階です。先日もそのため仕事で関東まで行ってきまシタ。いずれは内部統制担当部署である私の所属する部署が取り仕切り、あーだこーだと言わないといけなくなるような感じなので(?←アンマリ分かってない、汗)、チョット真剣に話を聞いてみたり、部長が読んでた本を物色してみたりしている今日この頃。そして最近読んだ
『内部統制の実務』と言う土田義憲さんが書かれた本を、ココに記録する目的で紹介したいと思います。私なりの感想なので間違って理解してるカモやし、内容はスルーしてくださいっ。
■目次
第1部 コーポレート・ガバナンス
第2部 ビジネス・リスク・マネジメント
(リスクとビジネス・リスクビジネス・リスク・マネジメントのサイクル他)
第3部 業務プロセス別リスクとコントロール
(基幹業務プロセスのリスクとコントロール支援業務プロセスのリスクとコントロール)
第4部 業務プロセス監査
(業務プロセスの内部監査グループ会社のリスク評価と監査他)
■書籍紹介
本書はコーポレート・ガバナンスの本質を明らかにし、その目的を達成するために不可欠なリスクの認識とインターナル・コントロールについて、製造販売業をモデルとして詳述したものである。
■感想など
まずはじめに…「コーポレート・ガバナンスとは何か?」と言うと、単純に言えば企業の支配や統治のことです。つまり、“だれが会社を支配するか?”ということ。 ですが、詳しく追求していくと、この著者である土田さんが言うには、
取締役・経営執行役そして従業員が一致団結して、同じ方向で活動をするコト、そしてそのように人々をCONTROLするコト。それが
コーポレート・ガバナンスだそうです。そしてそれは株主様様のために行うのです。その株主様様の投資価値UPのため。では、「そのためには何が必要になるか?」と言うと、ここで
監視機能。政治的、経済的、社会的、そして技術的な背景をも含めての監視機能の強化が重要視されます。その目的を明確にし、達成するためのプロセスを考え、そして理解させるんです。それが上記にも書きましたように役員を初め従業員のCONTROLに繋がる。このサイクルが
コーポレート・ガバナンスだと私なりに理解しまシタ。多分合ってるハズ…!??
さぁて、では監視!監視!!と言えども、不祥事がまだまだ絶えないこの世の中で、「どうやって監視機能を強化すればいいか?」と言うと、それは
外部監視。つまり社外統制とも言えるこのシステムは、全く関係のない外部から評価をしてもらうのです。もちろん自己評価も行います。そして、それらを株主や従業員に伝える義務があるでしょう。これを先取りして徹底している行っているの(と言うか、そうせざるを得ない状況だったんでしょぅ…)がアメリカそしてイギリス。イギリスはアメリカよりもとっても厳しいと聞いています。これら諸外国ではアメリカでは“COSO”イギリスでは“COCO”という制度を取り入れ、会社の統制を行っています。
ここで“COSOレポート”についてご説明します。このレポートは、
インターナル・コントロールの統合的枠組みについての報告書です。なんだかややこしい言葉がまた出てきましたが(笑)、これらは(1)業務の有効性、(2)財務報告の有効性、(3)放棄の有効性の3つの目的を持っています。そしてこれらを達成するために①統制環境、②リスクの評価、③統制活動、④情報と伝達、⑤監視活動(モニタリング)という5つの判断材料が必要とされています。要は、監視活動を初めとする統制活動を多方面からチェックし、業務、財務、放棄の有効性を高めようというコトなのでは??
また、“COCO”については、
更にCOSOでは取り上げていない(4)経営目的の設定、(5)戦略計画、(6)リスクマネジメント、(7)改善行為なども概念に含めているそうです。より厳しく明確にしてるんでしょうねぇー。
しかし、我が社でも取り入れる際には、我が社に合った監視項目を選び抜き、必要のない項目は省いてもいいと思うし、実際にOKなようです。1から10までやると逆にお互いに時間の無駄にもなりうるからだと勝手に私は思っています(^^;なんか怒られそーやケド…
また、先ほど出てきた
インターナル・コントロールとは、
簡単に私の言葉で言えば、役員や従業員による不正防止または再発防止のための仕事のやり方のチェックや見直しってコトでしょう。この本には、業務管理の諸規定に違反するのを防止し、業務を効率に進め、会計データとの正確性と信頼性をチェックし、保有する資産の保全をするために企業内において採用する方法と手段、および経営計画で更生されるもの…と書かれていました。
そしてその時大事なのが、評価、環境、そして
リスク。リスクを事前防止できるならばするにこしたことはありません。そのために
内部監査を行い評価する。しかしリスクは成功のチャンスだと言うコトを忘れてはいけないと思う。そして、リスクを背負ったならばその後のケアーが最も大事。リスクの管理というヤツですね。
話は逸れますが、コレは会社だけの問題ではなく人間関係でも同じではないでしょうか??私の最も重要視する部分です。最近特にリスクと言う言葉を耳にします。
そして先日、会計士の先生もおっしゃっていました。リスク問題に取り組むため、リスク・コントロール委員会を設置し、統制にむけてプロセスを探り、評価や改善に取り組むコトを勧めると。確かに!!と思いました。まぁ裏では動いてるみたいですケドねー。
…勝手な独断と偏見ではありますが、私がこの本を読んで理解を得た内容でした。
ちなみに、この本は、2003年春、中央経済社にて出版されたA5サイズの4000円もする本で、367ページもあります。ですがまぁこのような堅苦しい本にしては読みやすい方だと思いました。まだまだ勉強しないと全然分かりませんケドーっ(>_<)!!
しかし、
日本って国は昔からこんなに悪いことをしようとスル人が多かったのでしょうか(-・-)ノ??今まで浮き彫りにならなかっただけなのか?最近そのような悪党が多いというコトなのか??どっちなんやろー??ってよく思います。古い人らは昔はこんなコトする人はいなかったと言いますが…。確かに管理してもらわないと不正をおこしてしまうような会社では辛いものがありますが、それだけ現代人に情報が行き渡り、知識を得たと言うコトでもありますよね。それが良い風にも悪い風にもなるのは仕方ないと言えば仕方ないケドでもまぁどちらにしても管理をするに超したコトはないですもんねー。なんだか強制的に管理しないと正常なコトが正常にできない人が多いってのは寂しいケド、そうゆう社会にしたのは今の現代人だし、それが時代であり平等のための手段なのでしょうか??何を書いているのか自分でも分からなくなってきましたが(笑)、とにかく時代は変わったというコトですねー
←こんなまとめ方でいいのカナ(汗)??