遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。
稽古会以来ブログの更新が無く、不精をお詫びします。
いよいよ激動の年、2009年が動き始めました。
一昨年「不惑」の40歳になりましたが、僕にとっては「混沌」の一年でした。
何もかもがうまくいかず、ただ日が暮れるのを待っているような毎日。そんな毎日に危機感を抱いているうちはよかったのですが、いつの間にかそんな時間の過ごし方にも慣れ、一日が無気力に過ぎていく。平成20年はそんな一年でした。
この正月に近江商人のことを書いた本を読んで、自分の信用だけを頼りに天秤棒を担ぎ他国で行商する近江商人の覚悟を知り、1年半の失業期間を経て「信用」を原点に再スタートした32歳の頃の気概を思い出し、もう一度裸になろうと思いました。
守るものが増えると判断も迷いがちですが、全てを捨てる覚悟ができると、肩の荷を降ろしたように楽になり、新しいことを始める気持ちも生まれてきます。
昨日商工会議所青年部の新年懇親会がありました。会頭はこの「100年に一度」と言われる不況を野焼きに例え、「野を焼き払うことによって雑草や虫がいなくなり、新しい芽が生まれやすくなる。この不況は野焼きだ。今はじっと耐え、これまでの常識を捨て、新しい発想で乗り切ってほしい。」と挨拶されました。
今は誰もが厳しい。だからと言って、愚痴を言っても、同情されても何も変わりません。
転機を待つのではなく、自分から転機を作り出す気持ちを持ち、挑戦し続ける一年にしたいと思います。
がんばりましょう!