福岡高校剣道部OB会

富山県立福岡高校剣道部OB会の広報ブログです。
OB会からのお知らせや、現役生の活躍をOB会の皆さんにお知らせします。

OB会後記

2008-08-13 06:32:20 | Weblog
今年はたいした怪我をしなかった。

左足の裏と薬指、左手親指の皮がめくれたのと、試合中に袴を踏んでこけたときにぶつけた右ひざにやけどのような擦り傷があるのと、胴を受けたのか右ひじに痣と腫れがある程度。

右ひざのやけどのような傷は、テトロンの袴をはいてこけるとなるらしい。化繊は摩擦したときに熱を出す。だからそれはやけどですと、3年生だったかが教えてくれた。

あたまにたんこぶもあった。3年生の○木か幹事の中○のどちらかだと思うが、背の高いやつが打ち込んだ面がまともに入り、正直目から星が出た。頭を押さえるとまだ少し痛い。

40歳にもなって、ひざ小僧にキズ絆を貼って、筋肉痛でロボットのように歩く姿を我ながら情けないと思うが、なんとなく「名誉の負傷」を自慢したい気持ちもあって、人と会うたびに稽古会の話をし、絆創膏やひじの腫れを見せたりする。

骨折や怪我で包帯を巻いてきた友達がヒーローだった小学生の頃と基本的な価値観は変わっていない。三つ子の魂は百までである。怪我自慢をして気付いたのだが、話を聞いてくれた人の半分くらいは、僕のことをうらやましそうに見ている。

メタボという言葉が広がる前から、みんな運動がしたかったのである。学生のときに運動部にいた人はなおさらだと思う。運動不足を解消したいという欲求もあるだろうが、もしかすると無心になって遊ぶことを求めているのかもしれない。よく言うではないか「あの頃は楽しかったなぁ」と。

何もかも忘れて無心になって遊んだ経験が最近どれだけあるだろうか。全てではないが、大人同士の“お付き合い”にはいろいろ計算しなければならないことがある。多くは損得にまつわるものであり、結果ぐったりと疲れることも多い。

稽古会では無心になれる。面をつけた時点で一剣道部員に戻り、何も考えず、全てをこの一本のために集中する。対峙した現役生の速さ、瞬発力に感嘆しつつも、何の打算も無い純真さに一瞬の涼すら感じることがある。全ての感覚が研ぎ澄まされているからこその感受性の高まり。普段忘れている何かを取り戻している。

年齢を重ねるほど、無心になれる時間を貴重に思う。手が切れそうなくらい冷たい岩清水が、渇きだけでなく全身にたまった澱までも洗い流してくれるように、単純化された目的の中に身を置く事がこれ程までに精神を清澄にしてくれるとは。

堅苦しい文章になってしまったが、稽古会は大人が気持ちよく遊べる場所なのだ。ぜひ多くの卒業生に参加していただきたいと思う。必ず、何かが得られる。





OB会無事終了!

2008-08-11 06:05:24 | Weblog
平成20年8月9日(土) 福岡高校剣道部OB会は、先生方をはじめ多数のご参加をいただき無事盛況の内に終了することができました。本当にありがとうございました。

以下内容をご報告します。

【稽古会】

第3回となる稽古会には、見学者を含め11名の卒業生が参加し、現役生との交流試合と打ち稽古をしました。

今年は通常の準備運動の後に切り返しと正面打ちの基本練習を取り入れました。交流試合や稽古に向けて体力はなるべく温存しておきたいのですが、ブランクが長いと打ち方すら忘れてしまっているので、感覚を取り戻すために、切り返しを3本、正面打ちを5本やりました。正直とてもきつかったのですが、懐かしさと共に正しく打つ感覚を思い出すことができました。

交流試合は、OB2チームと現役生1チームで紅白戦をし、2試合ともOBチームが勝ちました。試合結果は以下の通りです。

☆第1試合(若手OB×現役)
高井(23期)メメ - 竹林
土肥(15期)  - 野村
船木(3年)メメ  - 徳田
簗場(3年)メメ  - 中川
中西(22期)  - 利木

☆第2試合(年寄OB×現役)
武部(19期)メメ - 中川
高澤(15期)メ  - 野村
高澤(1期) - 利木メメ
立野(6期)メメ - 竹林
川本(9期)メ - 徳田

交流試合の後、3分間の打ち稽古を30分行いました。それぞれの体力に応じ、適当に休憩を挟みながら、現役生または卒業生同士で打ち稽古をしました。僕が現役の頃はなかったのですが、打ち稽古が終わるたびに現役生がアドバイスを求め走ってきます。よきアドバイスができたでしょうか。

【総会及び懇親会】

18時半より高岡駅前の「風来坊高岡店」にて、第4回となる総会と懇親会を開催しました。総会では前期の事業報告と会計報告、平成20年度役員が承認されました。

懇親会は22期の中西君と松田君が幹事を務め、新顧問の小路先生を交え、10代から40代まで世代を超えた交流ができました。OB会を設立して4年目。何度か顔を合わせ気心が知れてきたからか、稽古会も懇親会も自然に話が弾むようになりました。11期の太田君のように、久しぶりに参加してくださった方もおられ、たいへんうれしく思いました。

このOB会は誰もがいつでも参加できるOB会です。それぞれの近況を伺うと、こんな小さな会にも様々な職業や経歴の人がいることがわかります。お互いに学びあい、元気をもらえる会に育てていきたいと思います。

何よりも怪我や事故も無く、無事平穏に終了できたことを感謝いたします。
また来年もお会いしましょう!

OB会まであと3日

2008-08-06 06:05:26 | Weblog
OB会まで三日となりました。

今年は微妙な日程で、どれだけの人が参加してくださるのか心配していましたが、昨日の時点で稽古会に12名、懇親会に18名の参加をいただき、一安心しています。

毎年のことですが、18歳から40歳までの会員で構成される会だけに、転勤や結婚などによる異動が多く見られます。「住所が変わりました」などご丁寧に書いてあるはがきもあり、名簿を管理している事務局としては大変助かります。

転居先不明で帰ってくるはがきも何枚かあり、同期の方同士で連絡を取っていただければと思います。

しかし、今年は練習不足です。素振りくらいしておかないとと思いながら、土日にあった富山まつりに、商工会議所青年部として参加した疲れが取れず、とても練習する気にはなれませんでした。疲れのピークが2日後というのがおじさんですね。

自転車通勤のおかげで体力は昨年よりもついたような気がしますが、なるべく怪我のないように、また参加した皆さんにご迷惑をかけないように、できる範囲でがんばりたいと思います。