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manakoの今日もぐるぐる

四十路女〈manako〉。まだまだ人生に迷いながら、日々ぐるぐる回って生きています。そんな管理人の日常を綴る日記です。

2025年4月博物館の旅〜京都編〜

2025-04-25 19:20:00 | 旅行
2025年4月23・24日と、京都・奈良へ旅行して来ました。
国立博物館で開催されている特別展がお目当てです。
その思い出を綴ります。


まず一日目は、京都。
最近は、どこへ行っても観光客が多いので、主目的以外は予定を詰めず、余裕がありそうなら…と、頭の中に候補を上げておく感じです。
今回も、前日にInstagramで建仁寺が牡丹が綺麗で行ってみてもいいかなぁ…と思い描いていたのですが、京都に到着してみると、やはり人がうじゃっと溢れているし…
また、お天気が悪く…。
岡山や途中の大阪などは晴れ間が出て、お天気回復傾向だったのですが、京都は弱い雨が降ったり止んだり、結局、夕方までそんな感じで…。

今回、行きは新幹線。
余裕のある時の定番プラン、10時頃に着くよう行って、伊勢丹の茶房・都路里でお茶タイムです。
開店時間すぐに行くのが、行列店にすんなり入るポイント
今回は、10時ちょうどくらいの到着で、コインロッカーに荷物を預けたりしてから行ったら、もうけっこうお客さんが入っていました。
でも、窓際の角っこ席に座れましたよ
久しぶりの都路里でしたが、流行りのスマホオーダーになっていて、ちょっとびっくり。
自分はスマホ・タブレットオーダーについては別によいと思っているのですが、ここの注文アプリ、ちょっと分かりにくいかなぁ…と思ってしまいました
近くに店員さんがいると反応しちゃって、それが注文完了画面と重なってしまったり、注文履歴は見れるのですが、なぜか「カートに入れる」ボタンが存在し…、「注文出来てないのか…」とちょい困惑
でも、ちゃんと商品が来て、「出来てたのね」と一安心
履歴のカートボタンは、「もう一度注文する」とかの表示にした方がいいのではないかなぁ…
さて、今回注文したのは、季節のお品です。

桜のパフェ「花舞」。
桜餡やフィナンシェ、アイス、ゼリー、羊羹などが入っていて、とっても華やか
ただ、お値段が2200円(税込)…
うん、お腹は満足しましたが。


さて続いては、本日のメイン、京都国立博物館へ。

大阪・関西万博開催記念特別展「日本、美のるつぼ−異文化交流の軌跡−」がお目当てです。
海外から伝来し日本の文化・芸術に影響を与えたものとか、逆に日本が世界に紹介し影響を与えたものとか、海外との繋がりから日本の美術・芸術を考える特別展となっております。
万博開催記念とあるように、過去の海外での万博にも出品された美術品や、その際に編まれた美術史本の展示もあり、万博を意識した面も。

海外に影響を与えた日本美術品の目玉としては、やはり浮世絵でしょうか。
展覧会のメインビジュアルに使用されている、葛飾北斎の『富嶽三十六景』の「神奈川沖浪裏」、そして「凱風快晴」と「山下白雨」の3点が展示されています。
しかし、こういう小さめのお品は近くに寄らないと見れませんから、観覧待ちの行列が…
「人の後ろからでも良い方は、並ばずこちらからどうぞ〜」ということで、まあ、毎度のパターンですよ。
自分、あんまりこういう堪え性はないので、人の後ろからチラッと見たのでした
ちなみに、版画ですから、同じ図版のものが何枚か残っているのです。
今、前期に展示されているのは、山口県立萩美術館・浦上記念館所蔵のもの。
後期では展示替えが行われ、大阪の和泉市久保惣記念美術館所蔵のものになるようです。
刷りによって、色味に違いとかあるのでしょうかねぇ…。
同じの二枚並べてくれんと、分からんやん…と思ったり。

もう一つは、琳派のお品。
俵屋宗達の『風神雷神図屏風』です。
屏風はサイズがあるので、離れていても見れるし、もう何度か見たことがありますしね。
こちらは通期展示ですが、後期終盤には酒井抱一の『夏秋草図屏風』がやって来ます。
尾形光琳の『風神雷神図屏風』の裏面に描かれていた絵ですね。(今は、別にされている)
いや、表面はやって来んのかよ…(『風神雷神図屏風』は、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一筆の3点があります)
まあ、3つが揃うことって滅多にないのですよね、今回はそういう展覧会ではないし。(数年前の琳派展は貴重だったわ…)

海外からの影響・憧れという面は、いつの時代も中国というのが強かったのだなぁという印象。
でも、そんな中でも、当時の日本に無いものは正しく伝わらず、アレンジされて謎の生物が誕生したり、日本人好みに改造されたりと、面白いなぁと感じました。
擬人化とかデフォルメとか、今もあるクールさってやつですね
中国からの影響というのはわりとなじみ深いものですが、西洋からの影響、意識した作品というのは斬新でした。
蒔絵の箱に収まっているキリスト教画とか、西洋風の剣とか、興味深かったです。
あと、西洋向けの伊万里焼、豪奢だなぁ…と。
でも、金キラならいいってもんじゃないじゃん
やはり、日本の美って、侘び寂びだよなと感じるのでした

展示会のエピローグは、「異文化を超えるのは、誰?」として、『吉備大臣入唐絵巻』が紹介されていました。
満州事変後、国際社会から日本への批判が高まる頃、ボストン美術館が購入し公開した作品で、作品自体は人々に好意的に受け入れられたそうです。
文化・芸術の素晴らしさ・感動という、人の心は世界の垣根を越えて伝わっていくものだけれど、それが政治的プロパガンダとして利用されるのは危険なことだよね、ということを投げかける展示です。
私達は異文化とどう出会い、どう受け入れ、向き合っていくのか、グローバル化が進む現代に投げかける展示会だったのだなぁと、強く心に刻みました。

この後は、特設グッズショップを覗いて…。
メインビジュアルのバックが『風神雷神図屏風』の金地ですからね、ちょっと派手に見えて、ハンドタオルとかクリアファイルとか、自分好みじゃないなぁ…。
単品のチャームとか、金地でもしおりなどは可愛いかったのですが、お値段と実用面を考えると「うーん…」という感じ。
今回、京都・奈良博の特別展は、共に『すみっコぐらし』とコラボしていてグッズが出ているのですが、可愛いけど特別ファンてわけじゃないしなぁ…。

というわけで、図録と、主催の一社である朝日新聞のマスコットと「神奈川沖浪裏」がコラボしたステッカーが可愛かったので、記念品はコレにしました。
図録は、世界との繋がりを意識した特別展とあってか、英語・中国語・韓国語訳の別冊目録が付きます。


博物館を出ると、やはり雨で…。
やっぱり、建仁寺は無いなぁ…という感じ。
雨の中、図録をあまり持ち歩きたくないので、京都駅に戻って、もう一回荷物を預けようと。


コインロッカーに図録を預けて、次に向かうのはこちら。

京都水族館です。
建物内でゆっくりのんびり過ごせますからねぇ。
公園内にあるので、周囲に緑もたっぷり。

イルカプールからは、新幹線や電車も眺められるのですよねぇ

目玉展示のオオサンショウウオは健在。

今日も水槽の隅っこにみっちりしていました。

京都水族館、けっこう来ていた印象だったのですが、展示やイルカトレーニングの内容が以前とは変わっていましたね。
展示はクラゲが強くなったかなぁ。

クラゲ大好きなので、大きいクラゲ水槽は嬉しいです
クラゲ別キャラ診断なるものもありました。

自分はコレだった…

ピュア…っていうか、他人を意識しないから、我が道を行ってるだけだと思うのですけど…

愛憎渦巻く相関図が話題のペンギン達ですが、こんなに数が増えたのかぁ…。
2羽寄り添っている仲良しさんが多くて、それを独りで眺めている自分て…、寂しくなんかないもん
しかし、ちょこちょこ歩く姿は、やっぱり可愛いですね。


イルカトレーニングは、学校の授業に見立てて、1頭をクローズアップして、イルカの生態を伝えようという向きが強いでしょうか。

水族館・動物園て生き物を閉じ込めて見せ物にして、という批判もありますからね
京都水族館は側に海のない、内陸部の水族館ですし…。
近年はショーではなく、トレーニングとしているところが多いのかも。

アザラシさんも居ます。

陸上のこの子が、ずっとここでゴロゴロしてました。
水中から、別の子もピョコン。

こじんまりした館内をぐるぐるして、満喫。
最後はお土産を物色。
新しい商品増えてるなぁ…。
やっぱり、ぬいぐるみに心惹かれましたが、この前、四国水族館でペンギン買ったし、我慢

というわけで、キャンディとハンカチとおみくじのサンショウウオまみれです


夕食は、イオンモールへ。
駅の飲食店はどこも行列ということが多いので、最近はイオンモールへ行っています。
こだわりがなければ、スムーズにご飯が済ませられるのでオススメ。
今日は、トンカツの気分。

おろしでサッパリのつもりだったのですが、季節のオススメ商品のクリームコロッケが美味しそうだったので、単品でプラスしました。
アスパラと筍のクリームコロッケですが、アスパラの風味が強かったです。


夕食を済ませたら、駅ビルをあっちこっちして、お土産をチェック。
時間がたっぷりあったので、久しぶりにゆっくり見ていたら、あれもこれも気になるなぁ…。
でも、お財布はそんなに余裕なく…

予定外にけっこう買ってしまいましたが…。


京都は堪能したので、明日に向けて宿泊地の奈良に向かいます。
区間快速に間に合ったのですが、なんか乗客多いかも…。
チェックイン予定時間に余裕もあるので、後の各駅停車で座ってゆっくり行くことにしました。


2日目は奈良です。
次の記事に続きます。


















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