三畳からの発信

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ゆとり教育

2007年02月26日 00時27分34秒 | 雑談
「ゆとり教育」というのは何なのか。

そもそもの始まりは1977年の改正にさかのぼる。それは1980年から実施された。
学習内容、授業時間数の削減である。

次に1989年、改正は1992年。昭和が平成に変わったころ。
さらに学習内容と授業時間数が削減された。
そして1992年に第2土曜が休業に、1995年には第4土曜も休業となった。
また、小学生1・2年生の理科・社会を廃止して「生活」を新設した。

一番新しいのが1999年、2002年改正。
更なる学習内容、授業時間数の削減がされ、完全週5日制となり、土曜が休業となる。
「総合的な学習の時間」が新設された。

大きく変わったのは2度目の1992年に改正されたものだろう。
低学年での理科・社会が「生活」となった。これは私も経験している。
小学校に入学した時点で第2土曜が休みだったかどうか覚えていないが、在学中に第4土曜が休みになったことは覚えている。
そして高校生の時に土曜が一切休みとなった。
通ってた学校の方針により7時限目が作られ1時限あたりの授業時間が短縮されたが、7時限目のある日は実質上授業時間が増えた。
しかし結果的には時間の削減となっている。

一般的には本格的なゆとり教育がされたのが平成世代と思われているが、上記の通りに考えるならば昭和60年代からゆとり教育をされているはずである。

ちなみに来年度(2007年度)から平成生まれが社会に出てくることになる。
正確には昭和63年、64年、平成元年だが、どちらにしろゆとりを受けた者が増えることには違いない。
しかし再来年度の2008年度には1992年改正組が大学を卒業し、平成元年、2年生まれが高校を卒業する。
ゆとり教育が本格的に社会に影響するのはこれからなのである。

過去と比べると現代の子供は数値的には間違いなく学力は低下している。
しかしゆとり教育の影響とは必ずしも結びつかない。
結局は「ゆとり教育」という言葉が暴れまわっていただけのことなのだと私は思う。

※ちょっと力をゆるめた後編を今度書きます。

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