先日、
NHKの世界のドキュメンタリー ≪ ガスランド ( 2010年製作 )≫ という番組を見て驚きました。
アメリカという国の環境問題に対する考え方の余りのズサンさにです。
アメリカという国は、地球温暖化防止にも協力的ではありません。
それも、アメリカという国の物質中心主義的価値感によるものだと思います。
このドキュメンタリー番組の内容は、
アメリカ東海岸沿いに、長大な天然ガス田が発見された事から始まります。
そして、天然ガスを掘削するとき使用する化学物質が、
周囲の河川や地下水に混入してしまい、
動物たちが大量死したり、
周辺の住民が飲料水を得られなくなってしまった事例が描かれています。
住民は、環境省に助けを求めますが、
環境省は、トボケまくります。
経済最優先なんですね、アメリカという国は。
住民は、化学物質の影響で、
脳に回復不能という重大な障害が発生し、苦しんでいました。
そして、さらに問題なのは、
今度は、ニューヨークなどの大都市の水源となっている地域まで、
掘削を始めようとしている事です。
天然ガス開発会社は、公聴会で、トボケまくります。
掘削に使用している化学物質を公表しようとはしません、
住民の被害も無いと主張します。
これらの開発業者の悪質なやり方に反対している議員が問い詰めます。
開発業者側は、しぶしぶながら使用している化学物質を公表をさせられていました。
この番組を見ていて感じたのは、
天然ガス開発企業が、住民や自然環境のことをまったく考えていないことです。
誤魔化して、騙して、隠蔽して、どんな手を使ってでも、
開発して利益を出すという非情な有様でした。
ただただ、欲の塊という感じがしました。
アメリカは、競争社会、資本主義の本場ですが、
完全に度が過ぎていると思いました。
こんな状況では、地球温暖化防止に非協力な訳です。
何よりも、利益を出すことが第一という感じですから。
あきれてしまいました。
日本もアメリカに追い付け追い越せで、真似してきましたが、
やり過ぎると、日本社会や日本人の心が荒廃してしまいます。
注意しなければなりません。
今の日本にもですが、
今のアメリカ社会にこそ、
スピリチュアリズムが必要だなと、思いました。
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