うとき 鳥兎記

うとうと、うろうろの日暮らしを落ち着かない住職の日記

植樹

2012-03-27 23:38:58 | Weblog

称名寺にあった桜を松寿園に寄贈した。庫裏の改築の時に植えたのだけれども、土地の問題もあってなかなか成長できないので、

この際、別の桜にすることにして、いままでの桜を松寿園に寄贈したわけです。

昨日植え替えられた桜を観てきたら、日当たりのよい場所に植えられて勢いづいてきたようで、まずは何よりでした。

やはり植樹は環境を考えなくてはなりませんが、自然を参考にするのが一番のようです。

そう思っていたら、震災後の東北では防潮林の植樹に新しい方法が検討されているようでした。

 


三昧

2012-03-26 21:08:57 | Weblog

京都で先日「ミレニアム ドラゴンタトゥの女」を観てから、あらためて小説三部作を読み直し中。

映画でカットされたところを探しながら、「そうか、ここをカットかぁ」とつぶやきながらの読書。

しかし悪い癖で、あちこちに手を出しながらの読書、誘惑にひきづられながらの読書で、こういうときに限っていいものが見つかる。

コミックは「となりの関くん」 エッセイは川本三郎さんの「いまも君を想う」「君のいない食卓」 小説は「晴天の迷いクジラ」

読書三昧です。

息子は毎日クラブの帰りに、友達を引き連れてテレビ前を占領してゲ-ムやら、何と「かくれんぼ」をして遊んでおります。

でかい図体をして「かくれんぼ」ですから、本を読みながら、笑っています。


漫画の話を

2012-03-18 22:23:27 | Weblog

全国の教区会正副議長会が京都の御本山で開催され、一泊二日で行ってきました。今回の主な議題は先の御遠忌総括ということでしたので、

教区改編とか割当(かっとう)については声高に言われなかったので、少々肩すかしされたような気持ちで意見拝聴に徹していました。

終了後に久しぶりに河原町のジュンク堂に立ち寄り物色。ぶらぶらと京都駅まで来て、こんどは駅の三省堂で物色していたら、

川本三郎さんの「時には漫画の話を」という本を発見。そのほかに金井美恵子さんの新刊などを見つけて購入。

帰りのサンダ-バ-ドの車中で読書。

初っぱなに紹介されていたのが吉田秋生さんの「海街diary」。 いままで書店で見ていて買い控えていたんだけれども

これでは買わないわけにはいけませんということで、昨日早速金沢の書店で購入。

科白が生きてます。何でこんなに琴線に触れる言葉が紡がれるのかと、思わず目頭が熱くなります。

書店で立ち読みしているところを娘に写真に撮られて、爆笑されました。

そりゃそうでしょうね。いい年したおっさんがめがねを外して(老眼で近眼ですから)背中を丸めて読みふけっておるんですから。

すてきな科白。

 私の勤務している病院の小児病棟には いわゆる難病といわれている子が大ぜいいます。そういう子は例外なくいい子でしっかりしてます。

 なぜだかわかりますか? 厳しい闘病が 彼らが子どもでいることを許さないからです。子どもであることを奪われた子どもほど悲しいものはありません。

この科白に到るまでのものがたりが何ともいえず胸が熱くなります。

是非一読を、おすすめです。


ミレニアム

2012-03-14 22:26:32 | Weblog

先日、大阪のご法事にお参りした帰りに映画を観てきた。書店を覗く時間を見ていたんだけれども、大阪駅に出来た映画館というので、ここはやっぱり行くべきだろうと

自分で注釈をつけて11階まで。

ミレニアム・ドラゴンタトゥの女 という映画。原作の本は以前に I さんに見せてもらっていたし、スウェ-デン映画の方はTSUTAYAで借りた。

158分の映画のなかに2冊文の内容を入れるんだから、結構省略しなければならない部分が多く、いま一度小説を読み直している。

議長会の資料は読まなくてはならんし、18日の法話の下調べを整理しなくてはならんという、こういうときに誘惑が頭をもたげてくる。

老眼をぬぐいながら読んでます。


原発銀座・福井

2012-03-12 21:56:51 | Weblog
3.11「フクシマ」を森達也さんが「311」という映画にした。昨年6月の「真宗大谷派九条の会・小松」の大会で一部を見せてもらっていたが、
ようやく全部を見ることが出来るので、石川での公開が待たれる。
ほんとうは永六輔さんと一緒に小松に来て欲しいのですがね。交渉しなくては。
 
けれども原発銀座は福井だし、地元にも滋賀原発がある。
 
平川先生から、その福井の状況のメ-ルが来た。是非一読して下さい。
 
 
   大飯原発3・4号機「再稼働」に直面する福井からの緊急メッセージ
 
 東日本大震災、福島第一原発事故から一年が経ちました。とりわけ、「福島原発震災」に
よる放射能汚染・被爆は広範囲にわたり、人びとや生きとし生けるものに多大な苦難と苦
悩を与え続けています。大事故を引き起こした東京電力、それにお墨付きを与えていた国、
いずれも何ら反省もなく、責任をとろうという姿勢が見られません。
 事故の収束も見えず、原因究明すら明らかになっていないにもかかわらず、国と関西電力
は大飯原発3・4号機の「再稼働」を強引に進めようとしています。原子力安全・保安院は
2月20日に、福井県原子力専門委員会に大飯3・4号の「ストレステスト」の一次評価に
ついて説明に来ました。そして3月5日に保安院は、開催中の福井県議会の、一度は先送り
された全員協議会で、非公開で、福島事故の技術的知見をまとめたと称する30項目につい
ての説明を強行し、「再稼働」については「政治的に高いレベルでの判断になる」と強弁し
ています。
 現行の安全協定では、再稼働について発言権があるのはおおい町と福井県のみです。福井
県議会は3月16日、おおい町議会は3月22日が最終日です。県知事もおおい町長も、
「福島事故の知見をふまえた暫定的な安全基準を国が示すことが必要」と発言し、ストレス
テストだけで再稼働は認めない考えを表明しています。
 しかし、4月の「原子力規制庁」ができるまでに再稼働を急いでいる国は、3月中におお
い町と福井県の同意を得るべく、必死の攻勢をかけてきています。3月議会で再稼働が議決
されなかった場合、3月23日から31日の間に、政治的な決着をはかる可能性もあります。
 国民から信頼を失墜している保安院や安全委員会による拙速な「ストレステスト」だけに
矮小化した手続き。若狭の原発群から30キロ圏内にある琵琶湖に依存する関西一円、17
0キロ圏以上の住民の強制移住を想定した「最悪シナリオ」(近藤駿介原子力委員長)など
も一顧だにしない、旧態依然の「地元同意」。福島原発震災から検証すべき「知見」は、工
学的な技術上の問題に留まりません。被災者の心身の「ストレス」、生活・経済上の破綻、
広範な経済、社会、自然環境等への悪影響も検証されなければなりません。
 「原発止まれば電力不足」の黒白もまさに検証されようとしています。「原発止まれば、
雇用や経済はどうなる?」という地元の不安を解消していくことも必要です。
 大飯3・4号機の「再稼働」は全国の原発群の再稼働、なしくずしの延命に直結し、「第
二のフクシマ」を連発させかねません。
 こうした国の不当な圧力に福井県知事や県議会が屈することなく、県民や全国民のいのちを
守るために、少なくとも拙速な「再稼働」に毅然と反対するよう強く要望し、支援する下記
の集会への結集を、全国の皆さんに心から呼びかけます。

大飯原発3・4号機「再稼働」に慎重な判断を求める市民集会
―福 井 か ら 未 来 を ひ ら こ うー  
●3月25日(日)午後1時から  
●福井市中央公園(福井県庁横)

2012年3月              原子力発電に反対する福井県民会議

やっとこさ、と。

2012-03-09 21:15:56 | Weblog

きょうは門徒総会。任期満了で辞任する総代さんと新たに就任していただく総代さんの顔合わせの総代会を直前に開催して、いざ総会へ。

新任の総代さんの挨拶がたいへんすばらしくて、これからの総代会の義論が楽しみです。

十一人の総代さんが出揃うまでまだまだ時間が必要ですが、楽しみですね。

それと加えて確定申告もやっとこさ仕上げて、きょう提出。

昨日は総代会の資料もそこそこに、CPを前に領収書を確認しながら整理して印刷したのが、もう今日の日付でした。

さすがにきょうは眠い。

3.11が近づいてきていろんな番組が組まれているけれども、地震と洪水に加えての原発事故の状況がわからないのがもどかしい。

 


帰郷

2012-03-05 23:04:50 | Weblog

久しぶりで岡崎に帰ってきました。父親の法事でした。ぎりぎりの時間で到着するはずが、JRで人の接触事故(こういう表現の場合はどういう事故なんでしょうかね)で

ダイヤが混乱していて、とにかく来た列車に乗って下さいと言われて乗車したのが各駅停車の普通岡崎行き。

岡崎に着いたときにはもう法事もほぼ終わり頃でした。

しかし車窓から見る景色の変わりように、一抹の寂しさを感じましたね。しようがないけどね。

まぁしらさぎの車中ではウォ-クマンで藤元先生の講義をじっくり聞くことが出来て、結構でした。

明日からは頼まれていたいくつかを仕上げて、確定申告も仕上げしなくてはなりません。