うとき 鳥兎記

うとうと、うろうろの日暮らしを落ち着かない住職の日記

ようこそ

2011-08-30 22:19:04 | Weblog

我が家の愛犬モニがやっとこさ出産した。ここしばらくは散歩していても「あ~しんどい」という様子で、うんちだけしたら即座に帰ってくる毎日。

その様子を写真に撮って載せようと思うのだけれども、どうも手間取って載りません。

「直前になったら食欲も落ちますから」という言葉を聞いていて、朝食もしっかり食べていたのでまだまだと思っていたら、朝の10時くらいから用意しておいた場所に潜り込んで・・・・。

家人にいわせると「ブチブチっと音がして、しばらくするとぺちゃぺちゃと舐める音がして、終わりかなぁと思うとまた始まるんよ」と実況中継。

こうして何匹生まれたかはっきりしないまま、覗くこともできずに、時間を過ごして、(下手に覗いて触ったりすると子イヌを食べてしまうことがあるそうなんで)ようやくモニがオシッコに行きたがったときを見計らって、家人が確認。

で、3匹お誕生です。ようこそであります。

近日中に写真を載せますね。


新藤兼人

2011-08-28 22:24:21 | Weblog

京都の東本願寺で「中央改編委員会」が開催されるので上京。10時30分開始までに行こうとすれば、7時の電車に乗らなければならない。前日の雑用で睡眠不足のため車中で爆睡。一日がかりの会議で疲れ果て、疲れを癒やす本を書店で物色。

新藤兼人さんが95歳の時にかかれた本を見つけて購入。

本の帯書きがいい。「夫婦は同時に死ねない。95歳、独り残った私は、今、20億円欲しい」

いのちのレッスン  この題名がいい。是非ご一読を

帰りの車中で、ほぼ読み終えることができる本です。


情報

2011-08-22 11:15:16 | Weblog

お盆の行事も、椅子にかけたまま何とかこなし、8年も続く「イ・ジョンミ」さんのコンサ-トも、ことしは昨年のような暑さからまぬがれたことも有り、ゆったりした気分で聞くことが出来た。佐久間順平さんのギタ-の響きに乗って、ジョンミさんの暖かく、そして包み込むような歌声と語りが会場をおおう。終了後の打ち上げが楽しい。これが楽しみで、という人もいる。私もそのひとり。

あたまの中が、いろんなことでぐるぐる巻きになている。整理できないまま、とにかく本を読んでいる状態。情報を寄せてくださる方によって一つの基準を作って整理していかないと、と考えている。

平川先生から寄せられた情報を掲載します。

破損して、劣化しつつある、きちんと修理されていない配管と冷却装置の問題は、長年指摘されていた。2002年9月、東京電力は、極めて重要な循環水配管の亀裂に関するデータの隠蔽を認めた。この隠蔽を分析した、原子力資料情報室は、こう書いている。"隠蔽された記録は、再循環配管として知られている原子炉の部品の亀裂に関係している。これらの配管は、原子炉から熱を取り出すために取り付けられているものだ。もしこれらの配管が破裂すれば、冷却液が漏出する深刻な事故となる。"

3月2日、メルトダウンの9日前に、政府の監督機関、原子力安全・保安院は、再循環ポンプを含め、原発機器の極めて重要な部分の検査をしそこねていることに対し、東京電力に警告した。東京電力は、検査し、必要があれば修理をし、原子力安全・保安院に、6月2日に報告するよう命じられていた。現時点では、その報告書は提出されていないようだ。

インデペンデント紙は、原発で何人かの作業員と話したが、皆、同じような話をくり返した。津波が襲う前に、配管と、少なくとも原子炉の一基に、深刻な損傷が起きていた。今でも事故が起きた原発で働いていたり、関係したりしているため、全員が匿名にしてほしいと希望した。事故が起きた日に、福島原発にいた保守技術者の作業員Aは、シューと音をたてて、洩れる配管を思い出している。

"ばらばらになる配管をこの目で見ましたし、原発中では、もっと色々壊れているだろうと思います。地震が原発内部もかなり損傷させたことに疑問の余地はありません... 一号炉タービン建屋の壁の一部がはがれ落ちるのも見ました。あの亀裂は、原子炉に影響したかも知れません。"

原子炉壁は極めて脆弱だと、彼は言う。"炉壁が余りに堅牢だと、内部からのわずかな圧力で、ひびが入る可能性があるので、壊れやすく作られている必要があるのです。もし内部で圧力が維持されれば...内部の機器を損傷する可能性があるので、圧力が逃げられるようになっている必要があるのです。危険な時には、たわむように設計されているのです。そうでないと、もっとひどいことになり得ます。他の人々にとっては衝撃的かも知れませんが、我々にとっては常識です。" 30代後半の技術者で、やはり地震の際に現場にいた作業員Bはこう回想する。"地震は二度襲ったように感じられ、最初の衝撃は余りに強く、建屋が揺れ、配管が曲がるのが見えました。数分間のうちに、配管が破裂するのを見ました。壁からはがれ落ちるものもありました...

"誰かが、皆避難しなければだめだと叫びました。けれども、冷却水給水用配管だと思われるものを含め、何本かの配管がひび割れしているぞと言われ、私にも見えたので、私は避難しながら、大変に心配でした。それは、冷却液が原子炉炉心に到達できないことを意味しています。もし十分な冷却液を炉心に送り込めなければ、炉心はメルトダウンします。原子力学者でなくても、そんなことはわかります。" 車に向かって進む際に、第一原子炉の建屋の壁が崩壊し始めるのが見えた。"穴があいていました。最初の数分間、誰も津波のことは考えていませんでした。私たちは生き残ることを考えていました。"

地震が原子炉に大きな損傷を引き起こしたという疑念は、数分後に、原発から漏れた放射能についての報告によって強化される。ブルームバーグ通信社は、午後3.29、津波が襲う前、原発からおよそ1.6キロの所で、放射能警報が鳴ったと報道している。

地震が、原子炉に対して、直接的な構造上の損傷を引き起こしたことを、当局が認めたがらない理由は明白だ。「東京電力: 帝国の暗黒」の著者、恩田勝亘氏は、こう説明している。政府や業界がそれを認めれば、"彼らが運用しているすべての原子炉の安全性にまつわる疑念が生じます。彼等は、同じシステム上の問題、同じ配管損傷を抱えた、多数の古めかしい原子炉を運用しているのです" 地震は、もちろん日本では日常茶飯事だ。

以上の情報を、どう読み、考え、どのような次を考えるか?ですね。


半月板

2011-08-12 22:39:54 | Weblog

きょうは定例の桂町の門徒墳墓のお盆参り。ことしは幾人かの方から依頼のあった総墳墓への納骨を執り行った。

生身の姿から白骨に出会うということ。いちだんと悲しさを覚えましたという声を聞いたことがある。

生前の思い出をたどっていた時間が、お骨に出会った瞬間に「亡くなった」という事実の前に身を置かされるということでしょうか。

親鸞聖人は「自分が亡くなったら賀茂川に流して魚に与えよ」とおっしゃったという。

お弟子方はその言葉に従ったかというと、東山に送って火葬にしてお骨を頂いてきた。

いうことをきかない弟子ばかりだったというべきか。

そこに「骨道」(砂漠を越えて仏教を伝えようとした人々は、道に迷ったときにお骨に出会うと、この道に間違いなしと確信したという。そして自分が途上に倒れたときは自分のお骨が、次のものへの道しるべになることで満足したという、そのことから「骨道」という) に立つ覚悟を確かめたということか。

私はひざのお骨がいたくて、きょうも整骨院で治療です。超音波の診断で、関節の間がつまって半月板の周辺の筋肉が炎症を起こしてるという診断。骨道に立てません。杖をついてやっとやっとです。


人権作文

2011-08-06 23:44:06 | Weblog

息子の夏休みの宿題に「人権作文」というものがあって、「どれにしようか?」と相談してくる。環境問題とか、いろいろあって1600字、原稿用紙4枚書かなくてはならないらしい。

きょうはお寺にお参りに見えるご法事ばかりなので、お参りの合間にはいろいろ聞いてきて、ようやく「戦争と平和と人間」で書くことに決めた様子。

戦争が武士から一般民衆によって行われるようになったのが明治以来の日本。二度にわたる世界規模の戦争になった「世界大戦」の理由を年表から一緒に考えた。

年表というものはおもしろいものです。夕方になってようやく仕上がりました。 


風物詩

2011-08-05 23:27:12 | Weblog

そろそろお盆ということもあって、きょうは息子とお墓のお掃除に。桂にあるお寺のお墓と佐々木のお墓と二つあって、この向本折のお墓は佐々木家でお掃除。

昔はすぐ近くに松寿園があって、私がこちらに入寺したころは入所している方にお願いしていたし、松寿園が移転した後も岩本さんや忠一さんが掃除してくださっていて、ほんとうにお気楽なことだったけれど、ここ数年は自分で掃除にきている。岡崎にいるころには当たり前のようにしていたから、だんだん調子を取り戻してきている。

しかしながら今年はひざの痛みがあってちょっと不安。案の定、しばらくで「こら、あかん」となった。携帯で息子の応援を頼んで、二人で掃除。

さすがここ数年の経験もあって、中学になって身体もきつくなったせいか、うごきがはやい。

おかげさんで2時間で終了。

でも周りを見るとコンクリ-トで固めたお墓が増えて、掃除にきている人影がまばら。まだお盆までに時間があるせいかもしれないけれども、お盆の風物詩からすると、ちょっと寂しいかな?