うとき 鳥兎記

うとうと、うろうろの日暮らしを落ち着かない住職の日記

至宝展

2009-12-29 22:11:50 | Weblog
東本願寺の至宝展が金沢香林坊の大和で明年の1月12日まで開催されることとなり
今日、開会の式典に出席してきました。
朝日新聞社の事業本部長(40代の女性でした)の挨拶は、
内容を把握した見事な挨拶でした。挨拶は斯くあるべきと教えていただきました。
参務さんの挨拶は原稿棒読みで、少々残念。
テ-プカットのあと、会場の展示をじっくりと拝観。
4度の焼失にあっていることからすれば、先の本願寺展とは単純に比較は出来ないけれども、直筆の御消息とか唯信鈔は一見の価値有りでしょう。
さらに先の御修復の折の、明治期の写真・建起図(紙で作った模型)など
これも一見の価値あり、というか見ておくものだと思います。
主催の一端を担ってくださったのは朝日新聞社・北国新聞社。
記事にしなければならないから一生懸命でした。
北国新聞社のカメラマンは何とか盛況の写真を作りあげるために
まだ閑散とした会場を行きかう人に「3分待ってください」
と必死で呼び止めて、「すいません、すいません」と
脚立に乗って「もう少し寄って下さい、すいません」を繰り返しながら
パチリ。
明日はどんな写真が載るのでしょうか、楽しみ。

東京行き

2009-12-25 11:37:45 | Weblog
17日の夜に夜行「北陸」に乗って東京に行く。
明年3月にこの夜行の運行も終わるということもあって、
「一度は乗りたい」という子供の希望もあって出かけた。
長岡で強風のため長時間の停車もあって、東京への到着時間が大幅に乱れて、
新幹線に乗り換えることになったが、子供は満足した様子。
でもなかなか寝付かれなかったようで、途中でわたしのベッドへ来て
狭いベッドでふたり並んで本を読んで時間を過ごした。
これもいい思い出になるかな。

しかし東京に出てつくづく思うのは、なんと人の多いことかということ。
杉並とかへも出かけたけれども、やっぱり人、人、人。
それだけに情報の流れは速いようで、
それが魅力なのかと思う。

まぁ本の流通を考えても、都市圏はものすごい量なのだろう。
本屋でも、いろんな本屋さんがあるようで
ある地下の本屋に出かけたら、ファッション関係ばかりが目につく本屋で、
これで営業が成り立ってるんだなぁと感心しきり。
今回は一冊も購入することなく帰郷。
報恩講の間に買い溜めた本をぼちぼちと読み進めていくことにして、
まずは筑紫哲也さんの本から。
読み飛ばさずに、丁寧に読みましょう。

地縁をいただいて

2009-12-12 22:26:34 | Weblog
T先輩からお手紙を頂戴した。
愛知県の東半分から静岡に渡る三河地方で「真宗大谷派岡崎教区・九条の会」を
おこされることになって、その設立集会の案内状などを送っていただいた。
小松でも「真宗大谷派九条の会・小松」を始めさせていただいたけども、
その理由はというと、
「京都でどれほど気勢を上げても、地元で、もっといえば御門徒さんに
何を伝えているのか。すべての真宗寺院が御門徒さんに伝えていれば、
もっと大きな動きになっているはずでないか?
門徒さんに何も伝えずに、京都で気勢を上げて発散しているだけでないのか」
そんな批判をいただいたことが、小松で始める契機になった。
ようやく通信を2つ出すことが出来たけれども、
もっともっと門徒さんと語らねばならないなぁと思う。
報恩講勤めはよいご縁なのだけれども、まだまだ何気ない言葉をもらうところまで
出来ていないので、これからは月参りをご縁としていきたいと
あらためて思う。

南天

2009-12-07 22:30:37 | Weblog
先日のお参りでお世話方と雑談していたなかで、
「南天というのは、難を転ずるという意味で縁起がいい木なんや」
と教えてもらった。
今日のお参りで家から家に歩いていく途中で
別のお世話方に聞いたら、
「そうやぁ、住職は知らんのかぁ。掛け軸にも時折描いてあるやろう」
そんな話をしながら南天を指さしていたら
赤い実の南天ばかりではなく、
白いような黄色いような実がなっているのを見つけたら、
「この身を干して煎じて飲むと、ぜんそくにいいんや」
と教えてもらった。
南天ひとつで、いろんなことがあるとしみじみ感得した一日になった。
写真を撮ればと思った。先日壊れたカメラの
修復が終わったのに、持ち歩くことを忘れていて残念。

永さんと三人韓女

2009-12-02 23:21:30 | Weblog
10月に李政美さん・辛淑玉さん・朴慶南さんが来られた折りに
今度は永さんと一緒にということで、
いろいろ働きかけをいただいたんだけれども、
永さんの体調がすぐれないということでひとまずおくことになりました。
う~む 残念です。
「永さんと三人韓女」で三月にという目論見は
ひとまず見合わせです。

でもおかげさんで永六輔さんの本はしっかり集めて、読むことが出来たので、
いい機会をいただいたことでありました。

二日がかりの下ノ江の報恩講勤めが終了して、
いよいよ後半の報恩講勤め。
昨日今日と好天に恵まれて、夕べの月参りには自転車で出かけた。
理由は簡単。メタボ。
昨日お参りしたうちで、
「肥えたねぇ」と口を揃えて言われて、
ちょっと運動しなくてはと、反省。
で、自転車でお参り。
暖冬傾向もあって、雪もないので、出来る限り車を使わないでと、
少々小さな声で決めた。