社会不安障害(SAD)を生きる

病歴11年目、日常生活の格闘を発信していきます。

ワーキング・プア

2007年05月24日 | Weblog
 1999年当時、私は22歳で身分上は学生だった。社会に出るのが怖くて、引きこもり生活を送っていた。当時の全国有効求人倍率は0.48で、周りには就職できずに留年するといった学生がごろごろいた。
 この年、労働者派遣法が改悪されて、ほとんどの業種に派遣労働者の短期雇用が認められた。我々の世代の多くは不安定な労働環境におかれることになった。ニートが大量発生した理由には、雇用環境の悪化にも一因がある。
 結局、人材派遣会社とサラ金業者が大もうけし、社会にはワーキング・プアが増大した。労働は商品ではない。不当な労働ダンピングが横行する社会に希望はない。