SWORD中央ラボ分室

『アストロミゼット』HPブログ出張版
自企画の紹介が主ですが「小サイズ可動フィギュア」の可能性も広く研究しています。

【カスタマイズ】イプシロンミゼットをチューンする・10

2009-03-10 05:09:28 | Custom-made
足首先端の可動がその効果を発揮する最も顕著な例が立膝を付いたとき。
この際爪先が足首と一体化しているとTOP画像の通り、爪先がピンと立ったままとなってしまいます。
今回の加工はこの爪先部分を別パーツ化してピン接続による一軸可動を盛り込もうとするものです。

実のところ股関節がしっかりしているフィギュアであれば爪先が動かないことで立膝を付いたフィギュアを固定できなくなるということは特に無く、ましてこのサイズのフィギュアとなると自重が無いに等しいのでよほどの事が無い限りポーズを保持できなくなるといった事態は起こりません。

まぁ、ある意味それでも爪先が曲がった方が良いとする最大の理由は機能的な意味よりもむしろポーズを付けた際の見栄えが良いから…という理由に他なりません。
実際、片足爪先立ちなんてポーズになるとこの設置面積ではバランスをとることができないのです、一軸の可動では。
ちょうど今片足首爪先がテーピングで固定されているからそれを実感できます。
そもそも人間が足の指5本を以ってして機能させている柔軟な構造をたかが一本のピンで再現できるわけがない、ということですね。

でも「そういう構造が好きだ」という気持ちは十分理解も共感もできるのです…。
単純にね、今回の場合「機能論」で必要性を訴えるのはちと違う、ということを前提にしているのを理解して頂きたいと思うわけです…。

ですからこうした方が「カッコイイ!」で作業を進めてゆこうかと考えます。
で、まずはこんな画像を作ってみました↓

これは爪先を可動させる場合、どこまで動く範囲が確保できれば良いかを示したもの、基本的には脛と平行になるくらいまで反り返れば十分であろうと思われます。
カンの良い人だとこの段階で気付いてしまうかもしれませんが…
実はパーツの面取りだけでも十分どうにかできてしまう問題だったりします。
まぁ、そちらのアプローチはまた別の機会にして…。
続いて「仮想可動足首」のイメージ画像を作ってみました↓

要は当面求めているのはこの構造…ということになるわけですね。
イメージが確定したところでいよいよ工作開始です、ここからがノロくなる…










…そうだ!足首に最低3本の指を設ければ一軸でも柔軟な爪先構造ができるぞ!








…いやぁ…いくら何でもそれは無謀だ。

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