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バンドウユミ  Private Blog
  野良ナレーター の 上々↑↑ライフ

意識の中に根付くもの

2014-05-04 10:12:22 | Go!Go! わたし ~日々徒然~
不妊原因「50%は男性側に」…それでも低い男性の当事者意識が招く“悲惨”(産経新聞) - goo ニュース


これは、私の小学~中学時代の同級生に、実際に起こった話です。
私は高校卒業と同時に上京し、彼女とはすっかり疎遠になってしまっていたので、
コトの顛末は共通の友人を通してかなり後になってから知りました。

彼女は地元の短大を卒業後、見合い結婚をしました。
相手は長男だったそうで、向こうではさほど珍しくない「即・二世帯同居」となったそうです。

で、三年後。
彼女は実家に戻されました。
理由は、子供ができなかったから。
「石女」 うずめ。そう言われて。

言っときますが、これ、江戸とか明治の話じゃないですよ。
れっきとした 平 成 のハナシです。

ちょ、ちょーっと待ってよ。
そっち、年号まだ明治とかじゃないよね!?
・・・これ、初めて話を聞いたときの、私の第一声ですもん。

彼女は実家に戻り、それからしばらくした頃。
再度お見合いで、別のおうちに嫁ぎました。

で、こっからが、ね。
半年経たずにご懐妊・・・・・・。

つまり。つまり、だ。
問題があったのは、彼女ではなかったということ。
聞けば、もちろん病院に行ったわけでもなく、前のダンナの方の問題を疑うなんてことあるわけもなく。

これって、どうよ。
非があるのは、欠陥があるのは、当然「女」の側に決まってる。
男の側に問題なんぞあるはずがない。・・・・・・ってコトだよね。
電話かけて「TANENASHI!」って言って、ガチャ切りしてやればいいのに。


元々、若干 女性軽視の傾向のある土地柄だなーとは思ってはいたけれども。
何この脈々と根付いてる 男尊女卑意識!
・・・私、早々に地元離れてよかったなーって、そのとき本気で思いましたもの
今はどーか知らないんですけどね。少なくともあの件を聞いたときはそうだったのです。


不妊治療が「女性」の側のモノだって思ってる男性、かなり多いってことなんですね。
地域によっては女性の側にも、その意識があったり。
性別ってのはあくまで「違い」に過ぎなくて、「差」とか「優劣」ではないはずなのに。
いつ・どのタイミングで根付いた、この意識。
いくら均等法とか言ったって、根っこがこれじゃ・・・。ねぇ。