シリコンバレーで綴る弁理士日記

創英特許事務所の米国オフィスに駐在する弁理士が日常の出来事や発見を書き綴ります。

(103) パロアルト・・・特許事務所のステータス

2006年10月06日 | 知財&技術
「パロアルト(Palo Alto)」という街(市)の名前を聞いたことがありますか?
カリフォルニア州の特許事務所・法律事務所と仕事で関係があれば、レターヘッドでこの名前を見かけたことがあるかもしれません。

シリコンバレー発祥の地と言われていて、この街に隣接するスタンフォード大学からは有名な技術者・経営者が数多く輩出されています。上の写真は、そのパロアルトのメインストリートであるユニバーシティ・アベニュー(University Avenue)です。この街にある特許事務所でミーティングがあったので、ついでに写してきました(あいにくの雨でしたが)。

パロアルト(Palo Alto)とはスペイン語で「背の高い木」という意味だそうですが、その名前に負けないくらいに(!?)オフィス賃料も高いようです。以前ある米国弁理士から聞いた話ですが、ニューヨークとパルアルトのオフィス賃料が全米で最も高いとか。

シリコンバレーの景気全盛期には、パロアルトにオフィスを構えるのが法律事務所のステータスだったと聞いています。最近は、パロアルトへのこだわりも減りつつあるのか、家賃の支払いが大変なのかは分かりませんが、マウンテンビューやサニーベール等の周辺都市へ移動する法律事務所もあるようです。

「ハイテク技術の発祥地」「法律事務所の人気スポット」と聞くと、喧騒とした街を想像されるかもしれません。

ところが写真でご覧の通り、お洒落なレストランやアクセサリーショップが立ち並ぶ、とても不思議な街です。

October 5, 2006

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