食べることこそ生き甲斐ブログ 職業 農家

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オーガニック 有機野菜への思い

2021-02-16 06:41:53 | 日記
農薬や化学肥料、堆肥や有機肥料を野菜の健全な生育を第一に考え使用しているわけですが、
オーガニック 有機野菜を栽培する農家の方や、購入する方には農薬✕ 化学肥料✕
と断罪してくる方もたまにいます。
中には栄養価が有機野菜の方が遥かに高いと盛んにあおる栄養士ユーチューバーもいたりします。
ちなみに栄養価についてはそんなに差がないという論文が目立つようです。
なぜ有機野菜やそれを応援する人は農薬や化学肥料を使う慣行栽培を否定するのでしょうか?
ちなみに慣行栽培されている側から有機野菜を否定したりする声はほぼ出ていません。
ここからは私の主観なので、なんとなくこんなことじゃないかなー。という推測です。
まず有機野菜は栽培する人の技量に出来不出来が大きく左右される。慣行栽培と比べて収穫量が安定しない、病害虫の被害を受けやすい。
慣行栽培と同じ面積を作付けしても、同じ値段で売ると割にあわない。よって高い値段設定を
しないといけない。ならどうするか?慣行栽培との差別化→有機野菜のファンを増やす。
その差別化の方法として慣行栽培を否定、有機野菜を肯定する。
多分こんなことかなーとおもう。
慣行栽培の私の考えは農薬の使用は、必要最低限に。なせか?お金と手間がかかるから。
でもやらないと病気になったり虫に食べられてしまったり商品とならない物が増えてしまうから。
人間だって病気になれば医者に行ったり、薬を飲んだりするのと同じように、私は、大事な野菜
を薬屋さんが作った薬を使い健やかに育てる。
化学肥料だけでなく堆肥なども投入しながら、野菜が栄養を吸収しやすい環境を作ってあげる。
慣行栽培を化学肥料のみ使用とレッテルを貼るのは嫌な感じだなーとおもいます。
有機栽培も慣行栽培も同じ生産者として、どちらも産業として必要で、どちらも良い部分悪い部分があるという理解が必要です。農薬を否定するのは医者の薬を否定するのと同じような気がしますが、違いますかね(汗)

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