『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

富岡の『世界』を読む会・4月例会の結果

2024-04-19 11:37:41 | 日記
富岡の『世界』を読む会・4月例会の報告
(郡山さんから)
 富岡『世界』を読む会・4月例会が、4月18日(木)14.00-16.00時、高崎市吉井町西部コミュニティセンターで開かれた。
 テーマは、
Ⅰ.特集1「トランプふたたび」から、
 ①遠藤乾✕渡辺将人✕三牧聖子の対談「なぜトランプなのか」、
 ➁李鐘元✕益尾知佐子の対談「「新冷戦」か混沌か」、
 ➂八田浩輔「気候危機とトランプ2.0」の3稿と、
Ⅱ.朴順梨「破壊された「戒め」」だった。
 
Ⅰ.特集1.トランプふたたび
 トランプ再登場の背景に、民主・共和両党の中道・穏健派が退場し、サンダース化とトランプ化の両極へ分断したことがある(渡辺)との指摘に納得した。しかし、ガザ攻撃に対するイスラエル支持という米国の立場は、民主・共和ともに変わらず、ウクライナ侵攻でのロシア非難とガザ攻撃でのイスラエル支持の二重基準が、グローバル・サウス諸国から厳しく批判されている(三牧)との指摘も重要だ。
 米国にとって「最大の脅威は中国」という認識では、両者は一致する。バイデンが同盟ネットワークで中国封じ込めを図るのに対して、トランプは米国単独主義で中国とのディールで対応しょうとしている。このことは、中国にとってトランプの方が組み易しの観測を生んでいる(益尾・李)。
 バイデンVSトランプで政策が真逆なのは、気候対策だ。「もしトラ」の場合、パリ協定からの再離脱、気候変動対策の大幅な後退、1.5℃目標への大打撃などが懸念される(八田)。こうした中、米国の若者たちが気候変動に大きな危機感を抱いており、このムーブメントが大統領選挙に影響を与えることに、一縷の望みをかける。
Ⅱ.群馬県朝鮮人追悼碑撤去に抗して
 悲しい出来事だ。群馬県と山本知事の極右勢力に迎合した事なかれ主義と臭いものに蓋の姿勢に、そして何よりも、歴史修正主義への加担に対して、厳しい怒りの声が上がった。しかし、『記憶 反省 そして友好』をうたった石碑が、この群馬の地に2004年に間違いなく建立されたという事実は消えることはないし、筆者のいう「これは終わりではなく、始まりだ」の言葉に、励まされた。
 
3.富岡『世界』を読む会・5月例会の案内
 1.月日・場所:5月17日(金)14.00−16.00時、
   吉井町西部コミュニティセンター和室(1F)、
  ※ (通例と開催日と部屋が異なる)  
 2.テーマ:
  Ⅰ.沖縄関係3稿 
   ①玉城デニー✕片山善博「それでも沖縄は声をあげ続ける」、
   ➁親川志奈子「沖縄から先住民族の権利を求めて」、
   ➂4月号から、阿部あい「なぜ沖縄は国連に訴えるのか」、
  Ⅱ.後藤周✕平井美津子✕木村元彦
            「「負の歴史」をなぜ教えるのか」
 
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