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ちょっとしたメモです。

横浜Fマリノス戦を振り返る ~戦評&選手コメント~

2006年05月21日 | 試合

真っ赤なチーム 浦和全開
4得点 無敗で首位通過
Jナビスコ杯予選リーグ

 (21日・埼玉スタジアムほか)

 各組の最終戦が行われ、A組の浦和はワシントンの3得点などで横浜Mに4―2と快勝し、無敗の首位で予選を突破した。相馬も移籍後の初ゴールを挙げた。浦和は6月3日の準々決勝第1戦で、B組首位の川崎と対戦する(15時・駒場)。第2戦は同7日(19時・等々力)に行われる。

 D組の大宮はグラウが2得点したものの、C大阪に2―3で競り負け、同組4位で敗退した。

 予選を免除されたG大阪のほか、A組の横浜M、B組の川崎と鹿島、C組の千葉、D組からC大阪と磐田が準々決勝に進んだ。

力と技で魅了 会心のハット
ワシントン

浦和─横浜M 前半23分、ワシントン(上)がGK榎本哲をかわし先制ゴールを挙げる

 力と技で横浜Mをねじ伏せた。浦和へ移籍して初めてハットトリックを達成。今季、チームで3得点一番乗り。既に5年連続の準々決勝進出を決めているが、「個人的には自信になるし、チームがトップになれたことは次につながる」と笑顔が広がった。

 前半23分、永井からパスを預かり、守備ラインの裏へ抜けた。腰を落として捕球体勢に入っていたGK榎本哲をかわし、力強くけり込んだ。「GKの動きを見てしっかり決めることができた」と先制ゴールに胸を張った。

 同43分には平川の右クロスに合わせて遠いサイドに走り込み、右足外で技ありのゴール。後半25分には岡野の右センタリングを頭で押し込んだ。「FWだから、たくさん点を取る。きょうは勝てたし、いい形で予選リーグを締めくくることができた」とゴール量産態勢に入っている。

 17日に行われた予選リーグ第5節のFC東京戦はスコアレスドロー。「組織的に孤立することが多かったし、やりにくかった」。不完全燃焼の直後の試合に3得点でホームのサポーターに応えた。

 189センチ、88キロの屈強な体。重戦車を思わせる迫力ある突破に加え、スピードやテクニックも持ち合わせ、懐の深いシュートでゴールをこじ開ける。準々決勝ではリーグで首位に立っている川崎と対戦。「難しい試合になるだろうが、われわれもいい形で勝てている。点を取れるように練習していく」。頼りになるエースがどっしり構えている。

 ▼ワシントンがハットトリック 21日のナビスコ杯で浦和のワシントンがハットトリックを記録。ナビスコ杯の浦和では、2002年の鹿島戦でトゥットが1度。同年のG大阪戦、03年の清水戦でエメルソンがそれぞれ記録し、04年の名古屋戦で田中達也が1度記録している。

前半38分、初出場のGK加藤(28)が大島(15)へのクロスボールを処理する

後半2失点も
勝利に安堵

 

 ◆細貝 今季初先発。右ストッパーでプレーした。4点奪って楽勝ムードが漂い始めた後半途中から押し込まれ、28分と36分に失点。「最後は点を取られたが、勝てて良かった」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 「ホリさん(堀之内)と事前に話し合って、中盤との距離の取り方などを確認しておいた」と特に守備面で横浜M対策を講じた。本職はボランチだが、昨年の天皇杯全日本選手権準々決勝から決勝までストッパーで起用され、高いパフォーマンスを発揮した。レギュラー争いはし烈だが、負けてはいられない。

公式戦に初出場
21歳鋭く力強く

 ◆加藤 公式戦初出場。ブッフバルト監督から「予選通過が決まったら起用する」と伝えられていたそうで、FC東京戦(17日)か横浜M戦で「チャンスを与えてもらえると思っていた」と出番に備えていた。

 チームメートからは「緊張しているだろう」と冷やかされたものの、サポーターの声援を受けながら、フル出場。2失点したが、シュートに対する反応の良さやキック力などでアピールした。「判断ミスからゴールを決められたが、プラスに考えたい。レギュラーを目指していきたい」と21歳は力強かった。

前半32分、相馬(右)が移籍後初ゴールを決め、永井と喜び合う

移籍後の初ゴール

 ◆相馬 浦和へ移籍し、初ゴールを決めた。前半32分、平川のクロスからワシントン、山田を経由したボールを左足で振り抜いた。「うれしかった。立ち上がりから体が軽く、いいゲームができていた。すごく楽しめた」と喜んだ。

 リーグ戦を含めて出場10試合目。ようやく埼玉スタジアムで先発のチャンスが巡ってきた。左サイドから速いクロスを入れたり、ドリブルで攻撃のリズムをつくった。「アレ(三都主)がいない試合は、自分がやらなければいけない」と気合を込めた。

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