止まらず一歩

何かをさがして
舞台を増やしたり変えたりしながら
それを残していこうと思います

生まれついての能力

2016-04-13 10:53:23 | Weblog
  2016本屋大賞は「羊と鋼の森」。
  全国の書店員が最も売りたい本なんだそうだ。
  著者の宮下奈都さんが、小説を書き始めたキッカケを次のように語っている。
  3人目の子供を妊娠中(上の二人は男の子) 「次も男の子だったら、自分の時
  間はどこにもない、と急に焦りを感じたんですね。 それで元々本を読むのが好
  きだったこともあって、家にいながらできて元手がかからない…『そうだ、小説書
  こう』って思いついたんです。特に小説家を目指していたというわけではないん
  ですが、妊娠中でホルモンバランスが崩れてたんでしょうね」
      女房が「小説なんて思いつきで書けるもんなの?」と聞く。
      「(文才なんてものは)生まれつき備わっているもので、先生に作文を褒め
      られたりして日記を書いたり、本を読んでいるうちに構成を考えるようにな
      る」 と言いながら考えた。

  字の下手なヤツは、大人になっても下手な字を書いていた。 絵を描く才能も持
  って生まれたものだ。
  運動神経のいいヤツは、走っても、相撲を取っても、野球も・・・なんでも器用に
  こなした。
  親と同じ道(職業)に進むのは遺伝子みたいなものだろう。
  親と同じ道に進んで、親を超えた子供は?
  ポッと出の者より注目されて入って来るから有利なはずだが、プロスポーツの分
  野では難しそうだ。 遺伝子が薄くなるのかなぁ。

  以前、チェーソー実技講習で講師の話を思い出した。
  「巨人軍は永遠に不滅です」とスピーチした大選手が現役のころ
  「ホームランを打つコツはありますか」 と記者から聞かれ
  「来たボールを、こうパカーンと叩くのですよ」
  と身振りを交えて答えた。
  いわゆる勘のいい人は、理屈ぬきで技術を体得するが
  物事を頭で考える人は、手順の全てを納得しようと理屈に走る分だけ躓く。
  でも、皆さんはチェーソーの職人になるため生まれてきたのではありませんから、
  「こうしたら危険」だとか、「作業後の機械の手入れ」など "ユックリ完璧に" 覚え
  てもらった方がいいんです。
  苦労した方が、人が悩んでいることも理解でき、人を諭す方法を身につける。
  多少脱線もしがちだったが妙に説得力があった。

  はたしてオレに子供のころ・・・人並み以上に備わったものがあったろうか?
  早上がりのせいかチビだった。当然運動はダメ、勉強もダメ、家の手伝いも役た
  たずで親父に怒られどうし、泣き虫で何の取柄もなかった。
  大きくなってからも、人並以上に苦労して身につけたものはないような気がする。
      性格とか、ちょっとした能力は息子に伝わっているようだが、悪い遺伝子
      が薄まっているだけ、親を超えるのは確実だろう。

  さて、政治家で親を超えていると思える人は小沢一郎。
  安倍晋三は、総理大臣になっているから親を超えた。と本人は思っているかもし
  れないが、彼に人より優れているものを探せば 「平気で嘘を言い」 恥じない
  心を持ち合わせていることくらいだろう。


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1 コメント

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遺伝子、、、に勝てない (年寄)
2016-04-14 10:36:58
五体満足に生まれたが、親を恨むじゃないが、もう少し格好良い男に、勉強も運動も少し出来、美人の嫁さんをもらい、出世もほどほどに、少し長生きし金持ち、健康で人生が送れ終わりになれば、、、もしも現実になっていたなら。親に申し訳ないが遺伝子に悪い者が多く理想とはほど遠かった人生。ただバカ正直に生きて来て損をしたのか?得をしたのか分からなかったが歳をとってきたら少し徳をした感じがして来た。正直者の得、徳が少しでも子供、孫に遺伝子で、、、、と願う。

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