止まらず一歩

何かをさがして
舞台を増やしたり変えたりしながら
それを残していこうと思います

酸いも甘いも卒業して

2011-05-30 13:58:31 | Weblog
  赤から黒に、公園のサクランボが完熟してきた。(写真)
  正しくは、桜の実とでも言うのだろうが
  みんな ”サクランボ” と言っている。
  誰かが 「目にいいよ」 などと言い出したものだから
  みんなが口に入れだした。
  なりの割に種が大きく、ニガ甘い
  それが体に効くような気がしてポツポツ口に入れているうちに
  「私は、こういう味が好きだよ」 と言う者もでてきた
  酸いも甘いも卒業した年寄たちにはちょうど合うようだ。
  この種を、鉢に二粒埋めてみた。

 入梅

2011-05-29 14:18:46 | Weblog
  Tシャツと半ズボンの夏姿に衣替えしたとたんの入梅(5/26)は、平年より12
 日も早い。
  今日は、歩こう会の月例だったが、折からの台風2号が接近し強い雨が地
 面を叩いている。 梅田のショッピング街を歩いてスパワールドで寛ぐ旨の変
 更案内をもらっていたが、このところの疲れも溜まっていたので休ませてもら
 い家にいる。
  いつもどおりに目覚めたが
 体操にも行かなかったせいで、言葉を交わす相手もいないまま
 朝から空白の時間が流れている。
  来週も予定がいくつか流れ、こんな日が増えて「嫌だなあ」と思っていた矢
 先、アリさんからメジロ(写真)のハガキが届き
 「体を壊さない程度に頑張ってください」と記されていた。
  梅雨は、体を休ませる時期なんだろう。

カン潰し

2011-05-28 15:30:02 | Weblog
     「カン潰し」というと今時、菅直人の「菅」に間違われそうですが
     今日のカンは空き缶の「缶」です。
 ビールやジュースの空き缶も一箇所に集まると結構嵩張り
 それを当番になった人たちが、踏み潰し売って自治会の財源に加えている。
     どれくらいで売れるものか知らないが
     この間、別の集まりで
     年金だけでは、生活できないので
     空き缶を集め、それを生活の足しにしている人の話しが出た。
     地域ごとに回収日が分かるから、早朝から団地のゴミ出し場を
     回って拾い集めているそうだ。
     以前と比べ空き缶の値段は安くなっているが、世知辛さが蔓延したの
     か妬みが攻撃を引き起こしているという。
     缶を潰す音に 「うるさい」
     「あんたのために缶を出しているんじゃあないんだ」
     などと嫌味を言う人がいるという。
 わが団地のゴミ出し場では、
 土曜日の10時から、一週間に溜まった缶を踏み潰すことになっている。
 私もその時間をめどに出かけたのだが
 みんな、よほど 「カンを潰したい」 のだろう。早くからとりかかっていたよう
 で仕事は大方片付いていた。
 次のカン潰しには、乗り遅れないようにしなくては ・ ・ ・

迷走するスッカラ菅

2011-05-27 14:26:55 | Weblog
  福島第一原発の事故で
 3/12、19時04分に原子炉を冷やすため海水注入が始まった。
  東電の安全対策では 「海水注入は発電所長の権限でできる」
 のであるが
 首相官邸では 「海水注入は首相が判断する」 という感じをもっており
 「その判断がない段階で注入できない」 という空気を官邸にいた東電関係
 者が本社に伝えた。
      東電側は「試験注入をした」と言い繕ったが
      これを聞いた菅首相が
      「オレは聞いていない」「ふざけるな、すぐ止めさせろ」 
      と荒れた雰囲気を伝えたのだろう
  かくして、同19時25分から20時20分の55分間にわたって海水注入は中断
 された(5/16東電公表)。
  谷垣 「総理の指示で中断したのではないか」
  菅 「私が止めたことは、まったくありません」
 と国会が紛糾した矢先の5/26になって
 停止されたはずの海水注入が
 同原発の吉田所長の 「注入した方が安全だ」 という判断で、注入を続け
 ていた。と訂正発表された。
 
  海水の注入中断が問題になっていたことなので、これが中断されずに続い
 ていたとする発表は、政府にとって「結果的に良かった」ことになるのだが、
 前言の訂正が日常化している今日、国民は何も信用することができなくなっ
 ている。
  ひょっとしたら
 首相周辺から東電側に対し 「なんとか収拾しろ」 と働きかけた結果の訂正
 かも知れない。
  もともと、政府に信頼性なんかないのだから、
 今回発表についても東電のせいにして「正確な事実関係の把握のうえで、正
 確な報告をいただきたい」と優しい苦言で片付けている。
  誤った情報に基づいて国会答弁してきたことの陳謝は必要だろうが、海水
 注入指示を追及されることからみたら精神的負担は軽い。
  今回の東電の発表は政府演出で、海水注入の中断は前発表のようにあっ
 たのかもしれない。
 今頃ドーヴィル(仏)で
 われらの菅首相が各国首脳に囲まれているだろうが、
 向こうは 「ドウナッテンネン」 真実が知りたいだけなのであって
 自分に対する信頼だと勘違いしなければいいが
 

五木ひろし が来た

2011-05-22 16:54:58 | Weblog
     朝8時、セルシー広場は人で埋まり、列は幾重にも折り返している。
     「最後尾」のプラカードをもったスタッフに
     「今日は誰?」 
     何か言っていた(二回も聞きなおしたのに、もう忘れた)。
     「何をする人?」 周囲の少年少女の目が軽蔑している。

 明けて5/22 朝の広場 「じゃあ○時にあそこで」
 ジジババたちが待ち合わせをする場所はたいがい駅長室前だ。
 どうやら「五木ひろし」が来るらしい。
 8時のセルシー広場は
 ステージ前にオバチャンたちが10人もいただろうか。
 とうぜん、整理係などはいない。
     何年も続けて紅白に出ている「五木ひろし」でも
     早朝からの動員力では
     テレビからお呼びもかからないアイドル歌手に勝てない
 今日は、新曲「月物語」の発売記念ライブだという。
 13時30分すぎに家を出た
 14時からの開演にまだ少し時間があるせいか席は十分に空いている。
 しかし、5分前くらいになると会場は急に膨れ上がり、
 ステージを囲むビルの2階3階通路まで人で埋まる。
 付き合わされた孫もいるが
 ほとんどは「五木ひろし」と同じくらいの年代だ。
 朝から並ぶような疲れることは控え、開演10分くらい前をめざして、その辺の
 団地から出てきた人たちで、人混みの中に何人か知り合いの顔を見つけた。

 軽快な歌声とトークに 「ヒロシー」 の声援が飛ぶ
 CDを買ったオバチャンたちが握手を求めてステージに殺到する。
 日本の平均年齢は44才くらいで
 アイドル歌手に夢中になる年齢を超えている
 本物の「五木ひろし」は、声も外見も若く、今日のアイドルだった。

女は残酷

2011-05-21 10:19:21 | Weblog

 ここは箕面川床
   毎朝、別の場所で体操をしている女のグループに話題が移って
   誰かが、木陰に連れ込まれ乱暴されそうになったことがあったという。
   誰のことだろう
   朝の6時が薄暗いころだと言うが
   いくら暗くても、襲われるような人がいるだろうか
    「大きい人よ」
   大きいとは思わないが、貫禄のある女(ひと)がいる。
   顔はいかついが愛想はよく、どちらからともなく挨拶を交わしている。
   齢は、どう割り引いても65を出ている。
   決して、男を惑わすタイプには見えないが
    「男はケダモノよ。なんかのときは誰でもいいんだから」
   そういって私の顔を覗き込む。
       この数年、若い女と接していないから、齢にこだわりはなくなったが
       容姿が好奇心を左右するのは事実だ
       そして、決定的なことは会話の雰囲気になるのだろう
       あの女はそんな雰囲気があるのかもしれない
    「あの女に、俺はケダモノになれないよ。それに寒そうだし」
   呵呵 ・ ・ ・ オンナは残酷だ

箕面の川床

2011-05-20 12:33:28 | Weblog
  才ガ原池を周ると20分くらいかかる。
  奥の方は水辺に傾いた獣道が周回し、木の枝が頭の上を這っている。
  水草の間を泳ぐ魚は大小豊富にいる。
   「(池に)落ちたら魚に食われるぞーっ」
  参加者の平均年齢は70才を超えているから、久しぶりの探検だ。
  才ガ原口から地獄谷を下る。
  時間調整を含め2時間ほど歩き、箕面川沿いの川床に着く。
  体操仲間の11人だ。
     顔を見ると 「まだまだ歩けるよ」 が三人
     「これくらいが丁度」 が約半数
     疲れが見えた顔も、ビールで乾杯すると「次はどこへ行く?」
  春の風を感じたあとは
  水の音を聞きながら川床弁当
  去年からはじまり、このグループの参加も二度目になりました。

三号やめたら

2011-05-19 19:08:10 | Weblog
 今から25年くらい前は
 子供が生まれて、家が狭くなったので家を買い換えたころで
 会社では課長になっていた。大卒初任給は145000円くらいだった。
 そして、1986年4月から国民年金第三号被保険者制度がスタートした。
      それまでは
      会社勤めをしていた夫がもらう老齢厚生年金は、夫婦二人分の年
      金として考える風潮があったから、会社員の妻である専業主婦は国
      民年金に入らない人が多かった。 結婚前は会社に勤め厚生年金
      に加入していた人も、退職時にそれまでの掛け金を清算してしまう
      ことが多かったので、自分の老齢年金をもらえる専業主婦は少なか
      った。
  わが家では、愛する女房の老後に備え国民年金に任意加入し、直前で毎
 月7000円近い保険料を払っていたが
 それを払わなくても、払ったのと同じことになるのが新制度だったから、正味
 所得が増えたようなもので嬉しかった。
  しかし、それが不公平の始まりで、今問題になっている「年金種別の切り替
 え漏れ」を惹起している。
      つまり、三号被保険者は夫が厚生年金に加入していることが条件で
      あって、三号被保険者の保険料は本人が負担しなくても厚生年金会
      計から「基礎年金拠出金」として国民年金の方に払われた。
  夫が会社等を退職して厚生年金の資格を喪失すると、妻は三号被保険者
 でいる条件が崩れ、一号被保険者として保険料を払わなければならないの
 であるが、三号から一号に変わるためには資格変更手続を必要としていた。
  この資格変更手続をしないでいると、本来一号被保険者にならなければ
 ならない妻が三号被保険者のまま居続けることができた。
  まともに資格変更手続を行って、保険料を正しく払った人との比較で「ズ
 ルイ」と言って横着者を責めるが(それはそうなんだが)
  国が、これを見過ごしてきたことはシステムの瑕疵で、ちょっと考えたら防
 ぐことができたのにそれをしなかった。 横着者に責任を転嫁してすむ問題
 ではない。

  三号被保険者制度には自営業者の専業主婦の立場からも「何故」という疑
 問を拭いされない。
  1985年年度末の厚生年金積立金50兆7828億円は毎年順調に増えてきた
 が、ここ数年は年を追うごとに減少に転じ2007年には130兆1810億円(株式
 等の評価損益を含む)になっている。
  一時は喜んでおきながら、勝手な言い草になるが、
 専業主婦の公平回復と年金財源の枯渇を救うため、三号被保険者制度を終
 りにしたらと思うようになってきた。
    それにしても、「第三号被保険者不整合記録問題対策特別部会」
    なんで、こんなに長ったらしい名前つけるんだろう

ガンかな?

2011-05-18 10:48:05 | Weblog
     この間、思わぬところで思わぬ人に遇った。
     「主人がガンで市民病院に入ったのよ」
     毎日の治療で弱りきっているそうだ。「あんなに元気な人だったのに」
     しまいには泣き出しそうになる。
     「あなたが元気をださないと、ご主人も元気になれないよ」
     気の利いたことを言って分かれた。

 私も、このごろ疲れやすくなった。
 会社を辞めて三年。72Kgあった体重が67Kgに減った。
 昨日(5/17)は万博の野良仕事。往復を歩いたから29.200歩。
 空腹感もあって、大目の食材を買い込んで帰った。
  (奥さんは、岩手いる母親のボランティアで帰っている)
 シャワーをして、アイスキャンデーをかじっていると
 冷たさが神経に沁みる。歯の痛さが疲れを大きくしはじめたのでとりあえず
 寝ることにした。
 腹が減っているのに、それを満たそうとする気がおきない。
 家の中は一人
 この間のオバチャンの泣き出しそうな顔を思い出し、
 ひょっとしたら俺もガンかな
 「あんなに元気だったのに」 とみんなが言うだろうな ・ ・ ・

箕面は緑一色

2011-05-17 17:00:45 | Weblog
  5/15 晴れた日曜日の滝道(箕面)は、何組もの人で賑っていた。
  若葉の匂いが心を洗い、色が目を洗う。
      「チョチョジー」 甲高い囀りに、
      足を止め、梢を見上げるが、逆光で色がわからない。
      「あれは?」 とガイドに尋ねる
      「< 焼酎一杯グイーッ> と言っているように聞こえるでしょ。この時
       期、センダイムシクイのオスはああやって一日中さえずっています」
  今日は16Kmの健脚向きコース。それでも80人くらい参加している。
  わが5班は11人で、女性が9人。
  齢は少々召しているが山ガールたちには、男と違ってファッションがある。 
  アチコチに出かけ「夏は富士山に挑戦するのよ」と、人生を楽しんでいる。
  箕面川ダムに沿って進み、 ”広目天の石蔵” の先にある清水谷園地が昼
 食場になる。
      ここの獣道を少し上がった木陰に ”双葉葵” が群生している。
      茎は地を這い、先端の葉は心臓の形をしている。
      ちょうど淡紅紫色の花をつける時期だ(写真)。
      京都賀茂神社の神紋とされ、徳川家・松平家もこれを用いた。
  
  自然研究路8号線は、清水谷園地から勝尾寺園地をつなぐ登り坂の多い
 散策道である。 喘ぎながらいくつかの坂道を超え、平坦地につくつど緑色の
 風が汗を拭ってくれる。側には山の水が流れている。
  勝尾寺の山門向かいにある長い石段を登り切ると "軍茶利明王の石蔵" が
 ある。 その先の分岐を右にとり、しらみ地蔵の前を通って一たん自動車道
 に出る。
  政の茶屋からババタレ道。
  距離はいくらもないが、歩き疲れた末だから止めの上り坂になる。 
  ガイドから 「あとちょっと頑張れ」 の声が鞭に聞こえる。 きっと牛は、こ
 の辺りでババをタレたのかも知れない。

  藤の花がまだ残る才ガ原林道を下って風の杜に至り解散。
  朝のラジオ体操もあって、この日の万歩計は35,300歩になった。