酪農存続の危機 9割が経営難 中央酪農会議調査 識者「国民の命の問題にも」
中央酪農会議は6月15日、日本の酪農経営の実態調査結果を発表した。酪農家の9割が経営難に陥っている実態が明らかになった。
畜産
>北海道などの酪農家では「生産調整」という名の下に、搾ったばかりの生乳を大量廃棄せざるを得ない状況に追い込まれている。
また、コメも安値が続いており、農家は政府から「減反」を強いられている。
高騰する食料品のために家計が苦しくなる中、こんな不条理がなぜ続いているのか?
>北海道では牛乳の需要減に対応して、乳牛を「廃用牛」として食肉用に出荷するよう促したが、供給が溢れ廃用牛価格も大幅に下落した。
また乳雄子牛の価格の暴落も重なり、値段が付かず薬殺されるケースも続出している。
酪農家では女性陣が子牛の面倒を見ることが多く、手塩にかけて育てた子牛が無残に薬殺される場面を見て「耐えられない」と精神的に追い込まれてしまう人も多いという。
>余った農畜産物を買い上げて貧困層に配ればよいのに・・
アメリカでは農家を救うために積極的に財政政策を行っている。
政府が余った農畜産物を買い上げて、貧しい人々に無料で配布する事業も行われており、農家も貧困層も助かる仕組みだ。
しかし、日本の政府は農家に負担を圧しつけるばかりだ。
>アメリカに胃袋を握られた日本・・
日本の政府関係者は、私が国内農家への「援助」という言葉を口にするだけで震え上がり「その話はやめてくれ」と懇願する。
そんな場面は何度かあった。
「アメリカの市場を奪う」と受け止められ、万が一、アメリカ政府の逆鱗に触れれば、自分の地位が危うくなるとの恐れを抱くからだ・・
(本文より)