おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

独り立ち

2017-08-21 19:13:00 | Weblog


独り立ち とは 

いつからのことなのだろう

母が 逝ってしまうその寸前まで

母の傘の下にいる自分を

ずっと 意識していた





母が かなり弱って

さみしい時間が 訪れてきても

わたしには 母は 母で

やさしいのに 芯の強い

日本の母の象徴のような

この母を 超えられない自分を

不甲斐ないと思いながらも

母のぬくもりを感じていられる

弱い部分の 自分が いとおしかった




葬儀の日

母の火葬を 促すボタンを

押したとき

わたしの傍から するりと

天空へ駆け上る母を感じ

わたしは やっと

独り立ちするのだと

妙な昂ぶりを胸に

決意したような気がする


 

現実には とっくの昔に

母から離れて 暮らしていたのに




私の独り立ちの日は

母との 

最後の別れの日だったようだ






サンブリテニア
花言葉 小さな強さ


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私のもの

2017-08-21 10:12:21 | Weblog


たまさかの早朝散歩

夜のうちに 沈められた空気が

とても 心地よい

立ち止まろうと

立ち止まって 戻ろうと

戻っては また歩き出そうと

誰も 咎めるものはない





そのうちに

私の中の わたしが抜けだしてきて

一緒に 歩きはじめる

もっと やりたいことが一杯あるのよね

時間が足りないのは

できない言い訳ではないの

彼女は 語りかける





なんでも 好きなようにやりなさい

だれに 憚ることがある

あなたの人生よ

あなたが 生きたいように生きなくては





私は 黙って 

彼女の言いたいように言わせる

私のものと 大声では決して言わないわたし

その生き方を きっぱりと

切り捨てるように 言い放つ彼女




シュロソウ
花言葉 静かな人
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愛すること

2017-08-21 01:24:04 | Weblog


愛していると

物語の中で ヒロインが言うのは

すんなりと 心地よい言葉なのに

何故か 

声に出しがたい 言葉ではある




重い とても重い が

とらえどころのない 言葉でもある




アザラシの あ

イルカの い

シーザーの し

テレビの て

ルスの  る





子供のように かるたのように

並べてみたが

どうにも 滑稽で仕方がない





愛することは もしか

こっけいなことなのだろうか





言葉にするのが滑稽なのだ





ただ だまって いつもみつめてる

それだけで 足りる





大げさな 表現は似合わない

静かなのがいい

そして 実のあるのがもっといい




薔薇(赤)
花言葉 情熱

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すれ違う心

2017-08-20 14:01:40 | Weblog


長い沈黙のあと

あァ と吐息をもらし

重い空気を破って

あなたは ゆっくりと 語りはじめ



一人だけの 聞き手をまえに

前世と 来世を 説く



その時 すでに

わたしの心は 雲に乗って

秋風の立ち始めた

山の向こうへ 漂っていく



あなたは 計り知れない

深い思いを

伝えようとするのに



わたしが 聞きたいのは

あなたの 現世の

熱い思いでしかない




クレマチス
花言葉 精神の美
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ひたむき

2017-08-20 00:06:17 | Weblog


肩を並べる人が

深い思いに

苦しそうな 面持ちなのが
 



わけもない慟哭を呼びこみ

胸がひどく痛むので

その まま 踵をかえした。



さよならも言えずに 

物思いの わけをたずねることもなく



女としてのひたむきが 

ある時は

凶器になるのだと

知った日のことだった




思いがけず

傷つけてしまったことを

詫びることすらできないで

去ることしか選べない

そんな出会いも あるのです。




吾亦紅(ワレモコウ)
花言葉 もの思い

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蝉になる

2017-08-19 19:07:45 | Weblog


手をのばせば ふれられるところにいるのに

声さえ かけられず

いつの間にか 姿が消えている




あなたは いつも

幻のようで


わたしは いつまでも

夢見るだけで


あなたの姿を さがしてあるく



夏の蜃気楼のなかに

佇むとき

夢見るわたしは

昇りたつ 空気の層に抱かれて

あなたの周りを 飛び交い




一生を

声からして 叫び続けた

せみのように



夏の終わりには

抜け殻だけを 残して

つぎの季節へと わたりゆく



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咲く姿がすき

2017-08-19 13:05:52 | Weblog

負荷が 多ければ 多いほど

がんばれる 自分に気づき

今さらのように 驚いてしまった




思えば これは

日本人であることの 証かもしれない




過去の時代の人たちが

概ね 苦しい選択を迫られる時すら

声を飲み込んで 耐えてきた

その血が わたしの中を巡っている




ー このくだりには 沢山のブーイングが
あるかもしれないが
これは 私的見解であることで
許してほしい ー




のうぜんかずらの 咲いている姿が好きで

庭に 蔓延らせている

彼女は 精一杯に 灼熱の中もいとわず

咲き誇り その次には

惜しげもなく 散り落ちる

次から次へと 花房を膨らませ

しばしの 夢を 見させてくれる

真夏に ふさわしい 

咲き終わり方である



のうぜんかずら
花言葉 名声

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愛しき人

2017-08-19 04:29:29 | Weblog


つつましい 言葉のうらに

こっそり秘めた もう一つのこと



いくども 繰り返し

ゆらりと 心に滑り込めるよう

期待をしていたこと



何気ない 会話の中に

恐ろしいほどの 真実を

ぽろりと 漏らしてしまったこと



意識しようと

知らず知らずであろうと

心の叫びが こぼれ落ちたこと 



そんなこと あんなことを

なかったことにして

素知らぬ顔で

遣り過ごしてしまうこと



偽善者などと 呼ばないでおきましょう

それは ただの

弱者の知恵と 許しましょう

哀しいまでの

高まる思いを胸にだく 愛しい人よ



ガウラ(白蝶草)
花言葉 行きずりの恋


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思いをたどる

2017-08-18 19:32:42 | Weblog



背後の 気配だけを

意識して 進むと

心に決めた 道程が

幻のように ぼやけて見えて

どこに向かって いるのか

わからなく なりませんか




周りの 気配を 

敏感に汲み取って

環境に 順応して

行く先を 定めないのも

自身の 思いを どこかへ

すっかり 置いてきたのでは

ありませんか




気になる人がいて

その人を もっと知りたいと思うとき

今までの 積み上げてきた

思いを すっかり 投げ捨てて

何かを 見失ってしまっては

いませんか




人生の 道のりは 

知っているつもりよりも

さらに 複雑で

想像していたよりも もっと もっと 遠いのを

気づいたことは ないですか



すこし 立ち止まり

明日と 昨日と

そして もっと先の 未来と

その中に 存在する

あなたを   わたしを

彼らを   彼女らを

思い描いて 一服の絵に 仕上げ

短い 思いをしたため

明日の あなたに

手渡したく 思うのです



イヌタデ(アカマンマ)
花言葉 あなたのお役にたちたい
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前途

2017-08-18 09:36:56 | Weblog



待つことの 意味は

次の 踏み出しへの期待と

ためらいと 恐れと



踏み出せなかったときの

失望の予感と



引き返す 心の準備と

その後の 気持ちの立て直しと



色々並べて 

足踏みして



踏切板に足を乗せ

スタートの 合図を



その時は きっとくる

だれの上にも

時は 等しく流れるから



ゲウム
花言葉 満ちた希望
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はじめに

2017-08-18 00:26:07 | Weblog







たった一度の 出会いなのに

心を 残してしまう

それは いけないことなのだろうか


愛は 

そこから 歩き出す

きっと







振り向く仕草が

残像になって 繰り返し現れる






ためらいは

愛から 私を 遠ざけると

わかってる




サウンブリテニア
花言葉 純愛


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夏の想い

2017-08-17 19:01:15 | Weblog



それは もう秋風と呼ばれるのだろうか

明け方に 首筋を撫でていく

やさしい 思いやり



そんな やさしさが 

どこに 潜んでいたのか

あの灼熱の 太陽の下では

思いもよらなかった



わたしたちは

小道を 分け入って

少しの 休息をとりたかっただけなのに

沢山の 持ちきれない思いを

渡してくれて

さわやかに 立ち去る



次に会うときは

名前を変えて 

ただの通りすがりのように

触れることもなく

行きずりの顔で

さみしく 消えるのだろう



踊子草
花言葉 隠れた恋


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同期する

2017-08-17 14:01:06 | Weblog
立ち止まると

ついてきた 足音が止まる



その先へは 行かない



悲しいときには

そこに

水溜りができる



空が うつる

雲しかない



誰かが 呼ぶ

明るい声だ



声のするほうへ 

小走りに かけよる



足音が ついてくる



靴音の リズムが

楽しさを 呼び寄せる



一人歩きの 道で

ひとつ 又 

言の葉を 拾った



心と 靴音の

微妙な 同期 


ウエストリンギア
花言葉 真実の愛情
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朝の水滴

2017-08-17 08:19:56 | Weblog
暑かったね と

話しても そうかなと

通じない人がいる



同じ国で しかも

小さな 島国で

あまりの 隔たりに

地図を 広げてみる





早朝の庭を眺めると

桂の木の葉に

丸い水滴が

こぼれ残って 




しがみつくように 光って

わたしを見る




雨が 夜のうちに

たずねてきたらしい





たくさんの言葉と

たくさんの 思いが交錯する

この空間に 身を置きながら





足りないものを 探し

こぼれ残った 水滴の心を

受け止める すべさえ

わからない




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今日という日

2017-08-15 21:00:13 | Weblog
それぞれに 懸命で

それぞれに 深い闇を抱いていて

それでもなお

笑顔を 絶やさない人々




立ち戻る過去の苦悩の日が

また訪れて

手を合わせる先に

あなたは いますか




大きな苦悩を思い出として語る言葉は

語り伝えられた エピソード

母から子へ 子からまた

その子へと




多くは 報道の中から 

知らされて その痛みは

何時の間にか 形を変えて 

時代を 作っていく

痛みの原型を 知る人は少なく

笑顔で 隠して生きてきた

先達の知恵。




その生きざまを 見ながら

育った子らもまた 年老いて

生々しい痛みを 伝え残す

すべさえ 知らない。



今の 平和な暮らしが 

痛みを笑顔に変えて

作り上げた 

丹精のたまものであることすら 

気づかない 




遠い 過去の精霊に

誇らしく語れるものを




セレモニーではなくて
 

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