偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

はやぶさって必要?

2020年12月13日 15時20分56秒 | ◎ツッコミ思案neo
君が今見てる星はもう存在しないかもしれないんだぜ。

というわけでものの数え方のはなし。
「鬼滅の刃」って興行成績って、いってみれば
ひとりだけの記録会の結果みたいなわけじゃん
これって敬遠合戦の末のホームラン王よりもひどいよね
盛り上がりたいだけなんて、ハロウィンでクルマ倒してたやつみたいぢゃん
まさにいびつなやいば

数え方といえば統計学
政府のGoTo政策のせいで
与党とその支持者のあいだでは
統計学は科学じゃないかのような風潮だけど
伝染病に立ち向かうための「疫学」はまさに統計学とのコラボ的な方法論だし
ビッグデータでおなじみになったデータサイエンスは未来の統計学
いや
根本的な問題はもっと浅はかな(もしくは根深い)ところにあるかも
我らがガースーは
あのブッシュやトランプよりもたちの悪い「反知性」かもしれないってこと
学術会議の問題と今回のコロナ禍における専門家の扱いはキレイにつながってみえる
さて、冒頭の星の光(時差)のはなし
ノーベル賞って論文が認められてから
実際に受賞するまでには25年のタイムラグがあるといわれている
だから今、めぼしい論文がなかったら
25年後は受賞ゼロだし
10年前からおさみしい状況だとしたらもう15年後にゼロ
とりあえず博士課程という学者の卵は15年前と比べると半減とか
なにしろ博士になるまでには2000万円ものお金が必要だけど
日本の奨学金制度ときたら、明るい闇金状態
それらをのりこえて
博士にはなれたとしても今の日本には活躍の場もないとか

で、はやぶさって必要?
よく、
「あの相対性理論だって当時は何の役に立つんだと言われたけど…」
などという理屈をワイルドカードのごとくふりかざす風潮があるけど
お金は有限なんだから、何でもありにしてはこまる

あの超高額な宇宙塵は
基礎研究の火を消してまで崇めるほどのものか?
今は何に役立つかわからないが…というのは
まさに基礎研究を守るために言うべきこと
よくいわれたF1で培われた技術が民生品に降りてくるという理屈も
実際はそうでもないという指摘もある
日本人は「日本スゴイ」が好きだけど
「NASAもなしえなかった」というのは、ことば遊びみたいなものだ

「全世界はやぶさ選手権」みたいに1科目限定で競ったら
きっと日本は3位か4位くらいだ

まあその前に
原発と復興とコロナをなんとかしたほうがいい

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