コロナフリップから読み取れるもの。～医師の良心

石田ゆり子さんが見せられたという動画らしきもの
やっと発見したので見てみたが
対策のゴールというフリップで説明中の尾身氏が
「絵の描きかたで、絵の描きかたで」
とすこしオロオロして見える場面があったのだが
どうやら、感染増加の曲線のピークが医療提供のキャパシティのラインを超えているのが気になったようだ
でも
よくよく見ると、左側にちゃんと「医療体制の強化」という矢印があり
強化することによって結果、キャパは超えない
ということを表現しているようだった

　この曲線図に関しては岡田晴恵白鴎大教授が、左の限りなくゼロに近いスタート地点を見て「そもそもの現時点はここではない（もっと上）」と鋭いつっこみをいれていた。
　岡田教授といえば、中川淳一郎氏が週刊新潮の連載コラムで「ウィルス禍のアイドル」などと不謹慎に取り上げ方をしていた。あのさんま氏でさえ、岡田氏の「ホンマでっかTV」初出演時はキャラを引き出していじり倒していたが、コロナ禍がはげしくなってくるといじりは控えるようになった。さすが福島無視の五輪招致や湾岸戦争に90億ドル拠出にまじめツッコミをしただけのことはある。実は社会派。良識派だ。

　新潮のコラム陣はとにかくヤベー面々ばかりだ。KAZUYAというyoutuberは「ニュース女子」ばりの沖縄バッシングするし、高山正之氏はあの中村哲の偉業をまるでお人好しのお花畑のごとく扱った。櫻井よし子さんの活躍ぶりについてはみなさんご存じと思うが、せっかくWHOがcovid-19とmersのような地域ネーミングを避けたのに「武漢ウィルス」と言い放った。
　また里見清一という医師は週刊ポストの韓国ヘイト特集を弁護し、最新号ではダイヤモンドプリンセス号はイギリス船籍だから日本で面倒見る必要はなかったんだと吐き捨てる。
　だったらバナマ船籍の日本のタンカーになにかあってもパナマ政府に助けてもらうとでもいうのか？これなら自衛隊を派遣しなくてよさそうだ（笑）こうかくと「右」のほうから、パナマ船籍はコスト対策の便宜置籍だからイギリス船籍とは意味が違うと知ったかクンがダイブしてきそうだが、だったら成田はユナイテッド航空の緊急着陸要請も拒否しろとでも？
　それにダイヤモンドプリンセス号のウェブサイトを見ると「日本生まれ」を強調してるぞ。三菱重工なんで浦和レットダイアモンズとおなじ流れのネーミング？と思ったが、サファイアプリンセスからのダイヤモンドプリンセスらしい。
　それにしても週刊新潮をだれも問題にしないのは世の中の中心点はずいぶんと右側にあるんだろうな。そもそも思想以前に問題外なシロウトKAZUYAが連載を持てるということからみてもネトウヨバブルということなのだろう。

　橋下徹氏が民主党が作ったインフル特措法を生かせと言及したとき、櫻井よしこさんはあんなもの役に立たないと吐き捨てた。

　実際、インフル特措法を適用しろという意見は多かったのに政治的理由で改正という仕切り直しの二度手間。

　思想というのはこーいう緊急時もめんどうをおこす。