天晴れ(あっぱれ)な空☆

和風を好む私の徒然に日々想うことを綴る日記。いとおかし。

雨あがる・・・

2008年05月28日 | ひとりごと
『雨あがる』


なにか息がつまる・・・
なんでやろ。
平日だからかな。

そろそろ梅雨本番かな。
しかし気分は夏!
いい季節だ、んん!
すっかり夏ですよね。

そんな気候が、ありがたい。
勝手に梅雨を終わらせて、
無理やりに、『雨あがる』


黒澤明監督の第31作目になるはずだった
『雨あがる』

内容は、
故・黒澤明監督が山本周五郎の時代劇短編をベースにした遺稿を、
黒澤組のスタッフたちが映画化。
剣の達人ながら“人の良さ”が災いとなり、なかなか出世できない浪人の姿を
ユーモラスに描く。お人好しの浪人を寺尾聡が、その妻を宮崎美子が演じている。

という具合。
小泉監督!
黒澤組のスタッフのみなさん!

すんばらしい!
グッド・ジョブです!

出だしから黒澤カラー全開、満開!
村木さんのステージ・セット、
流石!と書いて さすが と読む。

三船さんの息子さん、出てます。
掛川城、美しいです。
ロケーションの設定、これもお見事!

寺尾さんの殺陣。
宮崎さんの“でくの坊”呼ばわり、
最高です!


『雨あがる』

なんとも先行き不透明な時代。

ずっと全開の青空が見れると、
かなり救われるんだけどな。

『雨あがる』 いい響きだ。

雨あがる、空晴れる、夏が来る、スイカ美味い、

サザン解散、秋になる ・・・・


まとまりが無いのは日記なので
我、気にせず!

お立ち寄りのみなさん、ありがとうございます。

お馴染みの、最近の土方としさんの勇姿をアップします。

さあ、明日も頑張ろう!












  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“その時、うちのお殿さまは何をした?!”

2008年05月25日 | もののふの本
ビジュアル版『最後の藩主』


日本の歴史で一番人気といえば、幕末。
龍馬・新撰組・白虎隊・・・・・

書籍・映画・ドラマなどで扱われる時代ものでは
群を抜く。

でも正直、この時代ほど分かりにくいものもない。

佐幕か、勤王か、倒幕か


なに!おぬしは佐幕か!斬る!

いや、拙者は勤王でござる!

ん、そうか、では同志でござるの!



いやぁ~わかりにくい・・・

わかったようで、わからん。

そんな中、この一冊はとても良い。





【内容情報】(「BOOK」データベースより)
三〇〇藩の動向を完全収録。佐幕か、勤王か、それとも日和見か…。
お家の命運をかけた藩主たちの決断。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1部 幕末維新とお殿さまの時代(江戸三〇〇藩のいろは/幕末維新のいろは/幕末藩主列伝)/
第2部 幕末維新、うちのお殿さまは何をした?!(愛知県/和歌山県/岐阜県/滋賀県/三重県 ほか)


“幕末維新、その時、うちのお殿さまは何をした?!”

すごいサブタイトルだなぁ。

300余あった藩の、佐幕か、勤王か、倒幕かの
分類が細かく示されており、

まさに“その時、うちのお殿さまは何をした?!”
かを色々な藩にスポットをあてて読ませてもらえます。

刀をとって戦場におもむき、亡くなった若き藩主も
いたのには驚きである。

140年前。
遠い昔、ではないな。
3~4代くらい前のこと。

興味は尽きない。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どアナログに浸りたくなる、そんな日もあります。

2008年05月24日 | もののふの本



祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず
ただ春の世の夢のごとし
たけき者も遂には滅びぬ
偏に風の前の塵に同じ
・・・・

と、こう始まるから無常観ただよう
末法思想の物語のように思われるけど
違うんだよな~

これは日本の『戦争と平和』だよ!
抜群に面白い!

昔の言葉だからって難しく思うことはない。
読んでれば意味はつかめるよ。

・・・・・・

唐突に始まりましたが、
これは黒澤監督の台詞です。

覚えてる範囲で書いたので、
正確ではないけど
このような意味のことを言っておられました。

『乱』の製作前くらいの時期。

“平安・鎌倉の頃の鎧・甲冑ほど創作意欲を
かき立てる美しいものはない!

これで映画を撮ったら、世界中の人が
その美しさに度肝抜かれるよ!”

それで『平家物語』の映画を撮ろうと
考えていたらしいのですが
かかる予算のものすごさで実現
できなかったそうです。

それでも『乱』を観ると
色彩豊かな鎧をはじめ
物語もある意味『平家物語』のエキスが
充満してますね。

いやー、観たかった!!!!
黒澤監督作品『平家物語』!!!!!!





実現したらはたして上映時間はどの位になったのか?

あ、そうだ ある場面にしぼって撮ると考えておられたのです。

「義経の弓流し」だったはず。
「那須与一」のあまりにも有名な話の直後ですね。

しかしあの時代の装束を再現して多くの役者が
身に着ける。

特に鎧・甲冑の規模は戦国武者以上だもんなぁ~

機能性よりも華麗さ・美学を前面に出した時代。

予算確保は、やはり本当に難しかったのでしょう。

しかし、観たかった!!


『平家物語』
私は幼少のころに子供向け版を読み
夢中になった記憶があります。

今でも原文のみで読むのは大変だけど、
名場面のダイジェスト版でいい本がいくつか
あります。


読んでみると、いやぁ~ いいですねぇ!
とにかく味わい深い!
戦場場面のリアルさには本当に感動します。

いつかは全文を原文で・・・と思い続けてますが・・・
原文ダイジェスト版でもかなり楽しめます。

いいものはいい!
人間、そんなに今も昔も違うもんじゃない。
環境が違いすぎるだけ、と思います。

あ。そうそう「能」!
「能」の演目の出典ナンバーワンは
ダントツ『平家物語』なんですよね。

人間の栄枯盛衰が凝縮されてるからですよね。
デジタルな時代だからこそ
どアナログに浸りたくなる、そんな日もあります。


八幡太郎義家公




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新緑5月の土方歳三

2008年05月22日 | 新選組のふるさと
毎日見ている土方歳三の銅像。

日々お疲れ様です。





この銅像と横の顕彰碑。
いつ見ても献花が絶える日はありません。

顕彰碑にまつわるドラマはいつか
ここに書きたいと思ってます。





とりあえず最近撮った画像をアップします。
青空の背景でないのが
ちと残念ですが。

ではお立ち寄りに感謝して
お休みなさいませ。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

涙涙涙・・渡辺謙の『壬生義士伝』

2008年05月20日 | DVDで映画


渡辺謙の『壬生義士伝』

この作品の人気はどうなのだろうか?
テレビで7年くらい前に放映された長編時代劇。





最高ですね、最高です!


徹底的に渡辺謙さんがやってくれまくります!


闘病生活を経たあとの作品ですね。
あの超人気作『独眼竜政宗』も素晴らしいけど、
この渡辺謙版『壬生義士伝』はハンパじゃない!


家族で観れば、涙を隠すのが ああ大変。


恋人と2人きりで観れば、やはり涙を隠すのが ああ大変。


ひとりで観れば、なんでこんなに涙が出るの? と驚いて やはり大変。


すごいんですよ、謙さんの演技が!
泥臭い演技を徹底的にやってくれます。

DVDで4枚ですが、私の宝物のひとつです。

冒頭から、もう眼が離せない。
いきなりラストシーンから始まります!
なんだこれは・・・え、なんだこれは・・・

と、どんどん見入ってしまいますよ。
内藤さんの演技がまた素晴らしいだな、これが。
眼がいい、表情が素晴らしい!

そして伊原さんの土方役が粋なんだよなぁ。
かなりのハマリ役ですよ、この伊原さんの土方役は!

高島さんが美しい、美しい!

柄本さんの近藤役、なかなか、なかなか!
竹中さんの斉藤一、いいっすねぇ!

出演俳優陣もかなりの熱演!

おっと、村田さんの佐助役が最高なのですよ!

正直、つっこみ所も満載かもしれませんが
それは小さな事。内容が素晴らしいです!

映画は素直に楽しむ!

歴史をメインに考えず、ドラマとして観る。
壮大な家族&男と女のドラマです!

この後に、あの傑作『ラスト・サムライ』の
謙さんの演技が出てくるんですね。

是非、観てない方は涙を拭くタオル!を用意の上、
じっくりと鑑賞して下さい!!


DVDで4枚の長編です。
1.遥かなる故郷
2.京都雫石恋唄
3.龍馬暗殺
4.鳥羽伏見から五稜郭へ






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする