昨日の偕楽園で見た「ボンネットバス」を紹介します。
今回乗った昭和42年製の「ぎんれい号」は元山形交通で使われていたもの。
バスではあるが、ボンネットトラックがベースとなっており、豪雪地帯を走るので4WDとなっています。そのせいか車高が高くキャビン(客室部分)は小さめ。
実は過去に2回このクルマに乗った事があります。北海道の赤平でクラシックカーイベントをやるので、そこには毎回登場します。私はこの赤平では2回乗ったので、今回は3回目になってしまいます。
フロントウィンドゥは2枚窓(スピリットウィンドゥ)で、運転台は機器類のスイッチが沢山付いています。
トランスミッションは4速マニュアルです。1速は10km/hくらいで吹け上がってしまうくらいのローギアードな設定で、シンクロナイズ機構も無さそう。ステアリングにパワーアシストなど無さそう。発進時にはエンコしそう。
車内は幅こそ普通のバスだが短いので狭く感じる。座席も小さい。
床油の染み込んだ木製に床、そして走行中の揺れが凄まじい。
リアービューは「かわいい」
何だかこれに乗って遠足に行きたくなりますね。
さて、園内にはもう一台バスが来ていました。
ぎんれい号よりもズッシリしていてバスらしいが、こっちの方が古いです。
製造は昭和41年で三重県で使われていました。
何だか「猫バス」を思い出させてしまいます。
このバスのリアビューも素敵ですね。
車内も広いそうですが、このバスには時間の関係で乗れませんでした。
今回はたまたま偕楽園の駅を降りた瞬間に見かけたので「花より団子、団子よりボンバス」と言う事で即乗車しました。友人は最初は嫌がっていたけど楽しかったそうです。
ボンネットバスの周りには老若男女問わず多くの人が集まってきました。SLやプロペラ式の戦闘機のイベントも沢山の見物客が集まるが、こういう昔の乗り物には不思議な力がありますね。
いわば、歴史の生き証人です。バスの半径2mは不思議な空気を持っています。
ここに近づくと昭和40年代の気持ちになれるのではないでしょうか。
最初に紹介した「ぎんれい号」は山形の新庄駅と肘折温泉を結んでいたそうですが、昔の人は温泉地へ向かうこれを見て「もう少しで温泉着くからゆっくりしたいね」と言う気持ちになったに違いないですね。
だから古いクルマは楽しいんですよ。
見るだけで癒されますね。
旧いモノを大事にするよりはさっさと新しいモノにしてしまえと言わんばかりのリサイクル法や税金の割り増しなんぞ
クソくらえ!
ですよ。
いつまで経っても
イイ物はイイ!
と言える人間になりたいですよね。
実は私は古いクルマの方が大好きで、
70年式のカマロZ28(サメカマ)に
乗るのが夢なんですよ。
逆に新型車はなかなか受け入れられない
傾向があります。
新しい方が使い勝手が良く環境にも優しいのは
良く分かりますが、古いクルマには
「夢」のようなモノが詰まっているように
感じます。
59年式キャディラックなんか典型的ですね。
ちなみに俺が乗りたい旧車はGX71クレスタ後期やF31レパード前期(あぶ刑事と同じ型)かなぁ~
どちらも昭和60年くらいの車だけど、その当時はバブル絶頂期だったから外装カッコいいし内装が豪華だったりしますね♪
昭和60年前後の日本車って男気あって良いですよね。
去年引退した「ナナマル」は昭和59年に登場したモデルなので角ばったデザインが魅力的でした。
バブルの頃のクルマも夢が詰まってましたね。今思えば不要な機能が満載だったりするのですが、その「余裕」が良かったですよね。