スミサキ日記

合わない

ネット上に無料で読める小説が大量に転がってて、日々だらだらと浴びるように消費してて、楽しいなうれしいなと思うのだが。
比較的好きな感じのを読んでいるはずだけど、たまにチョットコレジャナイ気ガスルものもある。一定の読者がついてて、いやむしろ人気作で、おもしろくて、展開も悪くなくて……。「でも正直、悪くないんだけど何か……」ってなる作品がたまにある。

多分、世間的にはおもしろくて、よく書けてて、なんだと思う。「世の中の評価から、客観的には、道義的には?セオリーにのっとってるから?『良い』小説のはず」「良いと思わなければいけない」って思うからかなぁ。でも私としては(速読気味だからか)複数の登場人物がいる作品で、この動作が誰で、この発言(かぎかっこ)が誰のか分からないのはちょっと……。あえてぼかして煙に巻くとか、伏線になってるとかいう、意図的な描写じゃないみたいなのよ。素っぽい。読んでて、さっきのあの発言、あのキャラクターのじゃなかったのか、あの振る舞いあの登場人物じゃなかったのか、ってキャラの人物像をちょこちょこ軌道修正しながら読み進めるのって地味にストレスなのよね……。しかもそれが作者の狙いじゃない、作品が効果的に面白くなっている訳でもない味わい深くなってるわけでもないとなると。結局、多面的なキャラなんだよって示してる訳でもないし。上手い話が全てとは思わないが、下手くそなのか?というのは、しかもそれがそれなり人気作でファンがいてとなると、自分の読解力、理解力、感性のせいかしらと。

……まあ、悲劇とか残酷とかを味わう作品でもないのに、作品の内容ではないところで辛く感じるなら、私には「合わない」ってことなんでしょうね。

(キャラ名がカタカナ(西洋風)で、登場人物が多く、語感が似ているキャラが同じ場面に登場してこない(あんまりかぶらない)と起こりがち。さっきの発言、Aの方か、あの人にああいう態度取ったのはBの方か、みたいな。容姿が違っても毎回描写あるわけじゃなかったりすると。あと、テンプレ的だろうがキャラ像とそれに合いそうなキャラ名、語感って大事よね、と思う。1、2人なら外れてるのも面白いけど、キャラ名とキャラ像(性格、容姿)が神経衰弱的な小説はなぁ……物語を楽しむ余力が残りにくい。)
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