その昔・・・急傾斜からなる山里の畑からはコメが取れるような田んぼを作る事は容易ではなかった・・・山を切り開き
焼畑にして出来た畑・・・人は、そこに色々な作物を試してみた・・・ジャガイモや根菜類、葉物野菜野菜などだったそうな・・・
しかし、一長、一短と中々思うようには、育たないのが作物の道理・・・中には作物の栽培をあきらめる者もいたかもしれない!
そんな事を、失敗しながらの思考錯誤・・・人はあきらめなかったのである。
そう、ソバの種を、焼き畑に蒔いて見よう・・・この試みは成功する!3ヶ月もすると収穫が出来る蕎麦は急傾斜地適していたのであった!
それからと言うもの人々は、やせた土地でも育つ蕎麦を蒔く事により飢えをしのぐ重要な作物の一つになったのは
言うまでも無い!と言うのは私の一説ですが、お話によると痩せた土地にも育つ蕎麦は大切な主食をになう
ものに間違いは無いと地域の老人からよく聞かされた言葉でもあります。
そんな事からも、蕎麦処・・・祖谷が生まれたのでは無いかと思われるのですが、お盆前後に蒔かれた蕎麦の種が
育ち蕎麦の芽が、あちら、こちらの畑でお目にかかる事が出来ています。
早い所では、9月半ば過ぎには畑一面に蕎麦の白い花が・・・花咲く頃には沢山の方が訪れ、各々の立ち位置からカメラを
持つ手が腕をならす場面も・・・そんな場面が生まれる前の畑の様子です。
畑に出始めた蕎麦の芽が、緑のジュウタンを敷き詰めた光景となり始めています。
蕎麦の芽が出始めた祖谷の里・・・今年も名産・・・祖谷蕎麦の季節を迎えようとしています。