3月15日・日曜日 祖谷川の土砂災害を語ると言う事で東祖谷の京上にある歴史館のホールにて
東祖谷に有る深層崩壊箇所・土砂災害危険箇所の説明会がありました。
上記の画像は当日、頂いた資料の中から抜粋したものですが、昭和40年9月に発生した大西のザレと
言われる土砂災害で、広範囲に渡り道路等が埋め尽くされた様子です。
このため、長期間交通の要が閉ざされ支障を期さした大災害となりました。
この後、対岸へ2つの橋と迂回道路が建設されましたが、このような大災害が起こった時、人はどのような
行動をとれば良いのでしょうか?
今後発生が懸念される南海地地震による土砂災害も中山間部の何処の場所で起こるかわからないと
言われています。
中でも中越地震・和歌山の大雨により発生した土砂ダムの問題・・・・東祖谷でも名頃集落の手前の場所が
深層崩壊の危険性があり祖谷川を、せき止め土砂ダムが発生する可能性などがあるのではないか!
と言うお話がありました。
また、西山地区においても以前から深層崩壊の危険性なども指摘されていく中、上記の地図に書かれているように
東祖谷周辺では地すべりを始めとした土砂災害が起きやすい地域だと言う事を認識しておかなければならない
と言うことでしょうか!
中でもここ数年・東祖谷で発生した土砂災害の事例が説明され
ここ数年大雨による土砂災害の発生率が高くなって来ているのではないかと思われる発生事例も多々増えてきています。
表層を削り取るように発生する表層の土砂災害の発生リスク!地下深くにある岩盤から大量の土砂が崩壊し
集落を飲み込んでしまうと言われる深層崩壊のリスク等も考えなければ、行けないのではないかと思われる場面
などもあり改めて土砂災害の怖さを知る機会となりました。
今回のパネラーの三好市長を始め国土交通省四国地方整備局の担当者からの説明があり災害の発生
リスクが出た場合どのような対処が必要か!
減災に繋がる道筋を、どのように考えて行くのかなどの、対話集会の場もあり土砂災害を考える中
今後の対策が、注目される場面など起こりうる災害に対して、避難の方法や救助のあり方など
減災に向けた取り組みをどう考えるか?
今後の課題も含め、今回の集まりの中、話し合いがおこなわれました。
何時どのような形で起こるかわからない災害・・・中でも大雨や地震による災害はどのような形で訪れるかわかりません!
中でも南海地震発生時は、中山間部において多数の土砂災害が発生し思わぬ形で復旧に時間がかかり
孤立化の可能性が高いと言われています。
孤立化が起こりうる事も視野に置き日頃から備蓄や必要と思われる装備品をそろえて置くことや避難路の確認
土砂災害が発生した場合、車道等は通行が不可能となる事も考えられますので、災害が発生した場合
物資の搬入などが滞る恐れが無いとは言えない状態も考えられる事から、普段は使わなくなってきはじめた
集落や人家を結ぶ歩道の確認や地図つくりを行い、人の手による物資の搬入や重機以外の手で運べるような
道具などを用いて救助に当たれる搬入路の確認なども必要なのかも知れません!
過疎と高齢化と言う現状を考えて行く中、起こりうる災害を、どのように対処をして行くのか!
課題が山積となっている現状を見た時でもありました。