未亡人の独り言

夫が突然、糖尿病に。そして、膵臓癌へ…
2009年6月22日永眠。未亡人になりました。

ご報告

2009-06-22 15:41:46 | 膵臓癌闘病記
14時51分逝きました。
理想通りの最期でした!
ブログをご覧いただいている全ての皆様、ありがとうございました!
また最期の様子をご報告いたします!
コメント (42)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モルヒネ

2009-06-22 12:55:28 | 膵臓癌闘病記
自宅ではいつもちゃんとした格好で過ごす主人が、昨日はたまたまTシャツにパンツという恥ずかしい姿で、そのまま救急車で病院へ来てしまいました。
こんな格好で死なせるわけにはいかない!と思ったので、私は一旦帰宅。
着替えと薬を取って来ました。
床屋も行きたかったのに行けなかったな。看護師さんなど誰か来る日は必ずヒゲを剃ってたけど、週末だから不精ヒゲが伸びっぱなし…そんなこと考えてました。

病院に22時に戻った。
痛みが出てきたので、看護師さんが座薬の痛み止めを挿入。しかし「痛い!あ~っ痛い!」を連呼。しばらくして再度挿入。しかし痛みは治らない。
ここで奥の手、モルヒネ投与。腕から点滴を入れるのが難しいので、お腹に針を刺しました。一時間当たり3mlからスタート。通常は即効で効くみたいだけど、痛くて暴れる。続いて4ml、さらに5mlと増量。
痛いのが嫌で病院で死ぬことを選んだのに、ちっとも治らない。
「あ~痛い!逢いた~い♪」なんて最初は歌ってたのが、段々しかめっつらで「ちょっと!ちょっと!痛い!」と叫ぶ、っていうか喚く。
ついに6mlまで増えて、ようやく静かになりました。
しかし、それは同時に意識混濁の始まり。
これが3:30頃でした。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

危篤…?

2009-06-21 21:52:37 | 膵臓癌闘病記
往診の先生が来るのを待つこと1時間。
薄れゆく意識の中、「ごめんね」「ありがとう」「愛してるよ」と何度も繰り返す主人。
16時
往診の先生来たけど、意識レベル低く、このままだと予後1~2日とのこと。
それなら…と病院へ運ぶことになり119へ電話。
救急車で搬送しました。
腸閉塞を起こしてました。血液検査の結果、血糖値がかなり低く、ぶどう糖を注射。すると、まだ入れてる途中なのに、みるみる意識を取り戻し、先生の問い掛けにもハッキリ応えるようになりました!
これには同行した私の息子も目をパチクリさせてました。
そうしたら、出るわ、出るわ、得意のおやじギャグ!
終いには下ネタまで!
酸素値計測する機械が、計測不能でピーンピーンと鳴ったら「俺のはピンピンしないけど、これは元気だなぁ」ですって!(笑)
しばらくして病棟に移動。この頃には鼻歌を歌ってました。

しかし予断は許しません。今日は私と主人の息子が泊まり込むことになりました。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

脱水症状

2009-06-21 16:29:57 | 膵臓癌闘病記
飲んでは吐いて…を夜中中繰り返し、朝からは尿も出なくなりました。
死んだように寝て、目覚めると唸り声をかけともまともに返事もできません。

往診の先生に電話したら、やはり吐瀉物は胆汁だろうと言われました。
点滴をして、それでも良くならないなら病院へ行かないと駄目だと言われました。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

顔と口が怒ってる

2009-06-20 18:00:43 | 膵臓癌闘病記
昨夜もほぼ一時間おきにトイレで嘔吐の繰り返し。
7:45テレミンソフト(便秘薬)挿入→出ない

12:45ナウゼリン(吐き気止め)挿入→治らない

17:30再びナウゼリン挿入→治らない

座薬を入れる時、油を塗るといいと習ったもんだから「油つけてね」と言われ「うん、つけるよ」と答えた私。その時私は消毒液を手に擦りこんでたんだけど、油を手に擦りこんでると勘違いした主人は「油は座薬につけるんだよ」と言った。
「分かってる。手を洗ってんの」と言ったら「怒んないでよ」と泣きそうに言われちゃった。
「怒ってないよ」と言ったら「顔と口が怒ってる」って言われました。

私は眠いのです。
もう優しくできない
(x_x;)
自分でも無表情なのがわかる。

往診の先生に電話したけど、水分も取れないようなら点滴するので再度お電話ください…って。
すっ飛んで来るわけじゃないんですね。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お食事中の方見ないで!

2009-06-19 23:23:04 | 膵臓癌闘病記
夕べも2:00に吐き気でトイレ行ったりしたので睡眠不足です。
朝も調子悪い。
吐き気と便秘。

10:30座薬ナウゼリン(吐き気止め)を入れました。
しかし、座薬が苦手な主人はパンツめくっただけで腰が引けて体が逃げる。どうにかこうにか挿入したけど、そのままウトウト寝たら座薬入れたことを忘れたらしく、便意と勘違いして「トイレ行きたい!早く、早く!」と私を呼びました。挿入から僅か30分弱。本当に便意ならしかたないと思い体を起こしに行ったら(もはや自分一人では起き上がれません)立ち上がった途端床にコロンと何かが…さっき入れた座薬がマンマの形で出てきました(笑)

11:15ナウゼリン再び挿入
また、30分ほどしてトイレへ。座薬は出なかったけど便も出なかった。
もう吐き気と便秘による腹痛とがないまぜになって、何の薬を使えばスッキリするのか本人もわからない!
(?。?”)
今度は便秘の座薬をいれたいと言う。病院に確認したら2時間ぐらい間をあけて使用するように言われたました。
主人が今度はプロに入れてもらおうと言うので、訪問看護ステーションに電話。いつもの看護師さんは本日あいにくお休みでしたが、他の看護師さんが来てくださることになりました。
15:00訪問看護師さんに便秘の座薬(テレミンソフト)を挿入していただきました。油(オリーブオイルやベビーオイル等)で座薬の先を少し濡らして滑りをよくすると入りやすいと教わりました(なるほど~!)
今度はうまく入りました!
しかし、1時間後トイレへ行きましたが出ない。

結局、今にいたるまで出ない(→o←)
むしろ何度も座薬入れるのを見てたら私が代わりに便意が…(笑)

さっきは赤いオシッコも出てた…。(本人は濃いめの茶色と主張)

私が見ていて辛いのは、こんなに苦しんでるのに死ぬわけじゃないこと。主人に言ったら「そりゃそうだ!便秘じゃ死なないからな。だから死ぬ時はもっと苦しいんだぞ!」って私に言いました。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨日の機嫌

2009-06-18 23:21:43 | 膵臓癌闘病記
昨日は頭にきていたので、お風呂の中でも思い出してムカムカしてました。
そうしたら主人が朝から不機嫌だったことを思い出しました。
私は基本的に一度寝たらなかなか起きません。だから、夜中に起こされるときっと私を何度も起こしただろうと想像し、寝ぼけながら「ごめんね、ごめんね!今、薬持って来るから!」って毎回言ってしまいます(実際はパッと起きるらしい)
昨日の朝も「ごめんね!」と言ったら「ごめんね!ごめんね!ってうるさいよ!」と怒鳴られた。
お散歩行く支度をしてて、準備万端整ったと思ったら、まだ食洗機に食器を入れてないことを思い出し、キッチンでガチャガチャやってたら「行かないのかよ!」と怒鳴られた。
それで散歩途中2回、帰宅して1回…と怒られっぱなしだった。

今日は気持ち切り替えて頑張った!
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

強い心臓

2009-06-17 20:43:35 | 膵臓癌闘病記
今日は訪問看護師さんが午後に来るので、その前にお散歩に行き、チョット高級甘味処でかき氷を食べました。これがボリューム満点のかき氷で、食べ過ぎたのか帰宅したら嘔吐。
14:30に看護師さんが来た時も嘔吐の真っ最中!
いつも、ドクターやナースなど「プロ」の前では元気で、お帰りになった後にダウンするけど、今日は具合悪いタイミングで看てもらえるので私は嬉しかった!
どうやら、便の通りが悪いみたいです。一応便は出てるけど、まだまだ?
座薬をプロに入れて貰おうとしたけど、主人が拒否!(恥ずかしい?)
結局、今日も私が吐き気止めの座薬を挿入しました。
昨日の一連の話をしたんですが、主人が「高熱が出ると、もう終わりだと弱気になるんだよ」と言ったら「高熱が出るのは闘ってるってことだから大丈夫。むしろ死ぬ時は熱は出ませんよ」と言われました。
それに主人は肺に溜まった水のせいで肺の機能が落ちてるけど、それを心臓が頑張って補ってるそうで(脈が速い)、「ご主人は心臓が強い!だから大丈夫!」と言われました。

実は、お散歩中主人に何度かつまらないことで怒られて、私はムッとしてました。
さらに夕方、私が気を利かせて言ったつもりのことを怒られ、これで私は爆発!
( ̄Λ ̄)
小さな声で「怒らなくてもいいじゃん」と呟き(シロー?)、声を殺して泣きました(ToT)

本当は「もうお世話してあげない!」と思ったけど、そうもいかないので、いつもなら何か頼まれると「は~い」とか返事をするけど、今は寡黙に介護中…。
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死ぬかと思った

2009-06-16 23:24:56 | 膵臓癌闘病記
10:15
往診医
10分ほどで診察終了
「いいですね」と褒められました!
が、しかし先生が帰り
「昼メシでも食いに行くか」と言った途端吐き気
10:30と12:00に嘔吐
13:00悪寒、発熱38.4度
14:20腹痛「死んだ方がマシ」と言った
14:35吐き気止め座薬(ナウゼリン)挿入
その後、息が苦しくなり「こんなの初めて。ちょっと先生に電話して」と言われたけど、電話番号を調べてるわずかな間に「もう良くなってきたからいい」と言うので、結局ドクターは呼びませんでした。
「あ~もう今日死ぬのかと思った」と涙目でした。
少し回復してきた主人と私は、死んだ時何着て棺に入るか?…とか話してました。「葬儀屋が持ってきた物を着る」と言うので「おでこに三角の布はつける?」と聞いたら「ウン、古典的にやるんだ!」と鼻息が荒い。
(`3')
「手はこうだ!」と言って、前へダランと垂らしました(いわゆる『うらめしや~』のポーズ)
これには私も爆笑!つられて主人も爆笑!

お騒がせいたしました。
(___)
でも、真面目な話、主人は今日で命尽きると思い、私に感謝の言葉を並べました。
さらに「殺してくれ!なんで神様はあの時(4月に)一思いに殺してくれなかったんだ!」って嘆いてました。
私は「う~ん、まだ違う気がする」と思いつつ主人を励ましました。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

けんしょう炎

2009-06-15 23:20:28 | 膵臓癌闘病記
今日は6月15日
6月も半分過ぎました。
主人はカレンダーを見て「すげ~!」とこんなに長生きしていることに興奮しています。なぜなら、余命一ヶ月と言われた時、先生は長めに言ってると思って4月末か5月初めに死ぬと予想したそうです。

10:30
テイジンが酸素ボンベを配達に来ました。

11:00
主人の息子が来ました。我が家の使わなくなった方の液晶テレビを引き取りに来たのです。友達に車を出してもらって来たので、サッサと帰って行きました。今日は夕方から雨の予報なので、夜の会食は無しです。

13:00
訪問看護
今日も40分ほどかけてジックリ看てくださいました。
今日も私のケアがとても優秀だと、またもや褒められました!(褒め上手ですね?!)
帰りがけ、看護師さんが「大丈夫?寝てる?」と私に聞いてきました。
「う~ん、寝れないけど昼寝して補ってます」と答えました。
「もう駄目です!」とは言えない…(T-T)
実は私、両手首がけんしょう炎になりました。
どうやら車椅子押して痛めたみたいです。
それでも今日も看護師さんが帰った後にお散歩。
途中、駅前の高級フルーツパーラーで、マンゴーパフェとプリンアラモードを食べましたo(^-^)o
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする